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たまたま見つけた作品だったので、気軽な気持ちで読み始めたのに、まさかのハマりようでした!
クーデレで毒舌な年下攻め×天然っぽいノンケ年上受けという組み合わせは、これまでにもいくつか読んできましたが、こういうカップリングにはやっぱり抗いきれない魅力が詰まっています!胸がキュンとする甘いシーンもあれば、ハラハラするような誤解とすれ違いもあって。「王道」でありながら、いつだって鉄板の「王道」展開ですね!何度でも楽しめます!
塩野くんは確かに最初はちょっととっつきにくかったですし、多古井さんからしたら「こいついったい何なんだ!?」って感じですよね(笑)。でも、手段はちょっと風変わりでも、塩野くんは常に多古井さんのことをしっかり観察していて、いつだってピンチの時に助けに入る。結果的に、それが良い方向に働いていると言えますね。
毒舌ではあるけれど、塩野くんの言うことは的を射ていると思います。多古井さん自身は「断れないお人好し」だという自覚がないから、周りにいいように使われても気づかず、いつかトラブルに巻き込まれてしまうかもしれないから!!そこを塩野くんはきちんと見ている!
それに、あんなにクールな見た目の塩野が、まさかペットを飼っているなんて!それも亀さん!このギャップがたまらなく可愛いです。しかも、好きな人のためなら、相手のことをとことん理解しようと努力し、できる限りのことをしようとする。そんな人に、惹かれないわけがありません。
それから、同僚の江川さん!本当にいい人です!塩野がゲイであること、そして多古井さんに想いを寄せていることを知っていながら、偏見ひとつ持たず、むしろ陰ながらサポートする役回り!
私、BL作品における女性キャラの描写にはすごく敏感なので、すべての女性キャラがステレオタイプに描かれるのはあまり好きではありません…。現実には、山田の孫娘のようなイタい女性が存在するのも事実なので、あのようなキャラクターが必要な場面は理解できます。ですが、そういったタイプの女性キャラしか登場しないのは寂しい。だからこそ、江川さんのようなしっかりとした良い意味での女性キャラが登場するのは、本当に嬉しいです。
よかったです。
地方の警察に勤める刑事、多古井主任。面倒見のよい人情派で皆に慕われている。
一方、サイバー課のキャリアである出来る後輩、塩野はいつも何かと多古井につっかかってくる。(塩対応)
だがそれには塩野の秘めた想いがあって。。
恋愛するのは面倒だという枯れ気味な多古井に、果敢にアプローチする塩野。しかし塩野は、好きな子をいじめてしまう心理で素直に好きとはいえずいつも痛烈な嫌味ばかり言ってしまう。鈍感な多古井はそれが恋心だと気づくはずもなく。。
警察の寮で隣同士ということもあって、亀を飼う素顔の塩野に接したり、なんと取調室でいつも嫌みな塩野との対決に至ったりと、ようやく塩野の気持ちに気づく多古井。
男性同士でとまどうこともあるけど、次第に絆されてしまう、というお話でした。
最初は嫌味な感じの塩野ですが、だんだんとその一途さと健気さが見えてきて好きになるキャラでした。
二人をそっとみまもる同僚たちがすごくいい味を出しています。
漫画としてほっこり暖かくなるようなラブストーリーで、行きつけの居酒屋やストーカーなどエピソードも色々な脇役たちが絡んできて面白かったです。
もっとこの作者さんの他の作品をよみたいなと探してみたら、続編が連載中でした。最近漫画を描き始められたんでしょうか、まだ作品が少ないですが追いかけていきたいと思います。
冴えない中年のオヤジに、年下スパダリがぐいぐい行くお話はよくあるけれど、なんか新しい。スピード感がいい。
スパダリといっても塩野は超美形でもなく、青年マンガの脇役くらいの顔面なのに、なんだかじんわり色気が。そして素晴らしい行動力ときっぱり諦めようとする潔さもある。
ペットはお姉さんたちが縁日ですくってきたのを押し付けられた亀。それを二十年以上大事に育てている「一途さ」は、恋人に対しても同じだろうから信頼できますね。
女性警察官の江川もいい!
両思いとなったけど遠距離になったり気になる人物も出てきたりで、「アゲイン」のつづきがすごく楽しみです。
初めての先生です。普段あまり手に取らない絵柄でしたがストーリーも良くて一気に最後まで読み終わりました!
天然の人たらしで誰にでも親切にする刑事の多古井と、サイバー犯罪対策課出身のダウナー系塩野。何かあると冷静に突っかかってくる塩野に、俺って嫌われてるのか!?と思う多古井ですが、ある時痺れを切らした多古井は調書室に塩野を読んでタイマンで理由を聞き出します。すると返ってきた答えは熱烈な「キス」で……!?
多古井さんの長所でもあり短所でもある「天然人たらし」と根っからの鈍感さでなかなかBLにならないもどかしさを感じつつも、そんなの関係ねぇっていう力技で気づかせようとする塩野のダウナー系でテンションは常に低いのにオープンに伝えてくる勢いのある清々しさが見ていて気持ちよかったです。
塩野の気持ちに気づきはじめた多古井さんのどうしたらいいんだ!?という動揺と照れを含んだ表情が可愛いです。
所謂ノンケ受けで多古井さんが受けになるわけですが、描き下ろしでちゃんと最後まで描かれていてちゃんと気持ちよくなっていてニコニコしました。(というものの描写は少ないです)
続編も決定しているという事で、とても楽しみです!
人たらしの所轄刑事×準キャリアの生活安全課刑事。
サイバーセキュリティ課にいたこともあり仕事のできる優秀な美人刑事が、人のいいお節介刑事にやたらと絡んできて、売り言葉に買い言葉的な感じでいきなりキスをしてきます。最初は嫌がらせだと思っていたのが、要請先で酒瓶で殴られようとした際に身を挺してかばわれて、好意に気づく、というストーリーでした。
一巻で綺麗にまとまっていてさくっと読むにはちょうどよい作品でしたが、てっきり誘い受けだろうと思って読んでいたので、攻めだと思っていた人たらし刑事のほうが受けで開発されてしまったところだけがちょっと好みに合わなかったです。美人攻め好きさんには合うかと思います。
