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秘匿のΩは運命を殺す 3

hitoku no omega ha unmei wo korosu

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表題作秘匿のΩは運命を殺す 3

犬飼 文哉
α、大学1年生
暮田 有史
β、高校2年生

その他の収録作品

  • 一歩ずつ二人の未来へ

あらすじ

「どんな未来が来ても絶対離れないから――」
βになった事を告げたことがきっかけで、お互いの接し方が分からなくなり連絡も取らなくなっていた暮田と犬飼。そんな中、犬飼から家庭教師をしているΩの生徒、和泉がヒートを起こしたと連絡が来て…。犬飼と和泉が本能で惹かれ合っているのを見たくないと思いつつも、友人を助けたい暮田が駆けつけた先にあった光景は、必死にαの本能に抗い自我を保とうと血を流している犬飼で――『βの君を愛すると誓ったα×βの自分を受け入れた元Ω』お互いを思うがばかりにすれ違い遠回りを繰り返した二人の感動の純愛BL完結巻!

作品情報

作品名
秘匿のΩは運命を殺す 3
著者
靴川 
媒体
漫画(コミック)
出版社
光文社
レーベル
光文社BLコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784334104900
4.3

(31)

(15)

萌々

(13)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
136
評価数
31
平均
4.3 / 5
神率
48.4%

レビュー投稿数8

運命に翻弄されてきた2人の物語もついに…

感無量……!!ヽ(´▽`)/

この巻をもって2人の物語は見納めとなりました。
息もつかせない試練と困難の数々にハラハラドキドキさせられっぱなしでしたが、ようやく手にした運命の幸せを手にした犬飼と暮田の心からの笑顔に、これまでの苦難も吹き飛びました。
まずは2人におめでとうの言葉を伝えたいです^ ^

運命ってやつは、この2人にどれだけの試練を与えてくれるんだとヒヤヒヤしたものですが、暮田がβになってもなお、こうして強く惹かれ合うことから逃れられない状況を見ると、運命はバース性をも超えるんだなぁとしみじみ。
"運命の番"は、なにもαとΩを結びつけるに限定されるものではなく、人と人との結びつきそのものが"運命の番"なのかも。いやぁ、オメガバースって神秘的だ…。


私は単話で最終話まで読み終わっていましたが、やはり一冊にまとまってみるとまた感慨深いものがありますね。描き下ろし目的で購入したってのもあるけど、最終巻ってのは何度読んでも楽しい(笑)
少ないページだけど2人のエチはありましたし、ようやく結ばれて私も心の中でガッツポーズ!途中乱入してきたイタイ系Ω女子のやらかしにはイライラしましたが、本音でぶつかるキッカケ作りにはなったのでとりあえずは良しとしました。

見どころといえば、今巻。犬飼がカッコ良すぎて、惚れ死にしちゃいそうなシーンがあるんですよ!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
暮田を思う気持ちからのあの行動は、犬飼の気持ちの本気度が表れていて感動至極……。゚(゚´Д`゚)゚。(でも無茶しすぎはほどほどに…)
カッコいいところだけじゃなく、嫉妬に狂うシーンもあって、犬飼の暮田への愛を感じる一コマ一コマが沁みました。


運命なんて結局は後付けですよ、後付け。自分たちで運命を作っていけばいいのです^ ^
色んな苦難を乗り越えてきた2人ですから、絆は相当なものでしょうし、これからどんなことがあってもきっと乗り越えていけるはず。
残念ながら物語はこれで終わってしまいましたが、彼らの未来はこれからも続きます。もうその様子を知ることは出来ないけど、ラブラブは間違いなさそうです。

"運命"に翻弄されてきた2人の行く末を案じてきただけに、最後を迎えてホッとしたような寂しいような感情です。
いつかまた別のカタチで会えるといいな^ ^

4

わーーん(ノД`)・゜・。もっと続き読みたかった3巻!!

「どんな未来が来ても 絶対離れないから(以下略)」――本文引用。


とうとう完結しちゃいましたね。
暮田がβになってしまったことで、犬飼の運命の番にはなれなくなってしまった現在。

犬飼は家庭教師をしている最中、Ωの及川がヒートを起こし、ラット状態に陥ります。
引きずられる本能。

けれど犬飼が暮田を想う気持ちのほうが上回り、太腿をカッターで刺し、なんとか理性を保ちます。
そして、その場を切り抜けた犬飼。
暮田を呼んで、薬を持ってこさせます。

で、このお話は及川が好きなのは犬飼ではないことが判明し、一件落着的な感じになるのですが、、


このあとの暮田のクラスメイトのΩの件がエグかったですね、、、

でもこのエピソードがあったおかげで、どちらもお互いに自分だともう番じゃないし、、、
と、不安を抱えていたことに気付かせてくれました。


過去、犬飼と再会した暮田がもう犬飼の番にはなれないことを絶望しかけてたこともあり、この絶望の着地点はどうなるんだろう、、
と切なさで、胸がギュンギュンしてましたが、結果はそういうことでした。

そして最後の最後。
まさかの犬飼母にも公認されていて、ある意味驚きの展開でしたが、めでたしめでたしで本当によかったです。
オメガバースって性別で、ある程度ハピエンが保障されている節がありますが、そうではなく、ちゃんと恋愛して、痛い思いもして。
その末に結ばれた、2人の間の強固な愛情が最高によかったです。

ちなみにコミ○ミさんで先に購入していましたが、めずらしくまりあげはのリサーチ不足で、小冊子付きがメイト限定であるとは知らず、メイトでも購入しちゃいました///!
この作品に関しては小冊子も読んでおかねば損しそう!!
と、腐の民の本能が騒ぎましたので、、、(どんな本能だよ??)

結果、メイト限定の小冊子の学祭ネタも良き良きでしたね。(特に1番最後のコマ、大好きですッッ!!)

3

運命を殺したからこそ本当に向き合うことができた

オメガバースってどうしたって運命とか発情とかそういう本能に引っ張られてるだけじゃないか、という疑念が消しきれないと思っているので、暮田くんがβへと転向したことで初めて本当の意味で心からお互いが好きだという気持ちにまっすぐ向き合えたのではないかと思います。そう思えるハッピーエンドを迎えられて本当に良かったです!!

及川くんがヒートになって終わった2巻からどうなるの〜とずっとソワソワしていましたが、そこは比較的3巻早々に解決し、3巻はずっと幸せな2人か!?と思いましたが、さすが秘匿のΩ。そんな甘いことはありませんでした(笑)
もう一悶着、しかもだいぶモヤモヤする展開はありますが、ラストは本当におめでとう!!と思える結末なのでぜひめげずに最後まで読んでもらいたいです!
時間をあまりあけず完結まで単行本化してくださりありがとうございました!

3

良かった…!

2巻が凄く気になる終わり方だったので、ドキドキしながら読み始めました。

犬飼先輩、及川くんのヒートにあてられてラット状態になってしまいましたが、咄嗟に暮田くんのことを思い出して自分の太ももを刺して正気を取り戻しましたね。本当に凄い…!
暮田くんに絶対に誤解されたくないし、自分の事を信じて欲しい一心だったのでしょうね。

そして暮田くんが泣きながら「嫌に決まってるじゃないですか…」って。やっと自分の本音を言えましたね。

ようやくお互いの気持ちを確かめ合えて本当に良かった。
そして「性別の移行をしたことなんか忘れるくらい俺が幸せにしてあげる」と真剣に言う犬飼先輩に胸がギュッとなりました(プロポーズ?!)!

及川くんとのことも誤解も解けたし、これで二人は無事に…と思ったら今度はΩの小崎さんが!
優しい暮田くんだから、しばらくの間あざとい小崎さんに振り回されてしまいましたが、それも乗り越えてようやく二人は結ばれましたね。

ラストの暮田くんの過去の自分へのメッセージが滅茶苦茶好きです。一緒になって振り返りながら浸ってしまいました…。

この先二人にまた困難なことが起こるかもしれませんが、運命の番さえ超えた二人ならきっと乗り越えられると思います!

0

「運命」を遠回りした恋の結末に、涙

最終巻、やっとじっくり読めました…!

もう、もう、遠回りして遠回りしてやっとお互い掴んだ運命に、涙( ; ; )
”αとΩ”ではなく、βへの性別変更手術を経ても揺らがなかった二人の絆に拍手です
(危機は数え切れないほどあったけれど…!)

家庭教師先で及川君にヒートが訪れ、巻き込まれた犬飼はー!?

という緊迫のシーンで終わっていた2巻。


そんな及川の選択がもう、ギリギリの場面でも決して暮田を裏切りたくないー
という強い決意に満ちていて、胸が締め付けられました。

で、そんな山を乗り越えて一息、これでやっと二人に安定が…と
思ったところへの、何と女性の当て馬登場。

この子がまあ、なかなかにイラッとさせてくれる悪役当て馬で笑、
んもーーーーー!!!となってしまった方はきっと自分だけではないはず…!
(この点、かなり好き嫌い・評価の分かれる点かもです)

Ωの辛さが分かる経験者として、どうしても強く出られず
優しく接してしまう暮田と、そんな暮田の様子に不安を募らせていく犬飼。

この当て馬・小崎さんがもうちょっと違う性格の子だったら
こんなに「うあああー!」とはならなかったとは思うのですが、
人柄を知りもしないのに犬飼の悪口を言い始めた時には、思わず顔を顰めてしまいました;

大好きな人を悪く言われ、言い返した暮田の姿にスッキリ。
…だけど、その後の小崎さんとの関係はどうなったんだろう?
そう簡単に態度や性格が変わる気がしない彼女だけれど…と、気になるところです。


大きな山を何度も何度も越え、やっとやっと身も心も結ばれた二人。
えち描写は少なめだったけれど(tnの描写なし)、二人の溢れる思い、
喜びの伝わってくるシーンに胸が熱くなりました。

欲を言えば、、

”その後の二人”の姿、例えば数年後の姿なんかを最後に見たかったなあ、と。
割とあっさり、余韻に浸る間もなく「END」となってしまったのは
少し残念な気もしました;


でもでも。

α×Ωとして、「番」としてではなくとも、
決して揺らがない絆で繋がった二人の乗り越えた「運命」。

一筋縄ではいかない過酷な運命だったけれど、
最後の二人の幸せそうな笑顔が全てを物語っているー…( ; ; )

その恋の結末、そしてこれからの二人に想いを馳せて
ぐーっと胸の熱くなる、素敵なシリーズでした・:*+.
出会えて、読めて、良かった…!

3

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