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あらすじ

ひまわりが満開のある夏の日、優彦(まさひこ)のもとに隣に住む紡(つむぐ)がやってくる。紡は優彦に、これから死ぬ自分の葬式リハーサルをやってほしいと依頼する。
商業単行本未収録作品の電子書籍版
です。


※本作はARUKUの個人誌作品の電子書籍版となります。【31ページ】

作品情報

作品名
リハーサル
著者
ARUKU  
媒体
漫画(コミック)
出版社
クロスフォリオ出版(旧ブリック出版)
レーベル
BLIC-BL
電子発売日
5

(15)

(15)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
75
評価数
15
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数2

ひまわり畑の中から

単行本未収録の読み切りを個人出版で電子書籍化した、との事。
アンソロジー「明日、死ぬ」の収録作品です。

主人公は医大生の優彦。
夏のある日、隣家の幼馴染・紡が急にやってきて「俺の葬式のリハーサルやらない?」と言ってくる。
優彦は心底驚く。だって紡はもう何年もガンで闘病して入院中なのだ…

紡は楽しそうに優彦に「お葬式の後にやって欲しい事」を語る。
まず骨を盗む!
それから2人でいつも遊んでいた海辺で。
ちっちゃなぬいぐるみを参列者にして。
優彦が追悼のスピーチ。
スピーチの後は、遺品を燃やすこと。
最後に骨を海に散骨してね。

「あと遺言 俺のことは忘れて」

笑ってて
他の誰かを好きになって
たまに思い出して

そしてかかってきた一本の電話。
優彦はリハーサル通りに紡のしてほしいお葬式をやり遂げます。


私いい歳ですが、本当に大事なひと、本当に大好きな友だちが亡くなったことありません。
優彦の心を思うと、心が痛くて涙が込み上げました。
でもこの話にはまだ続きがあります。
これは紡と優彦に起きた奇跡なのか。
良かったね、なのか、これから先もずっと⁇、なのか。(他の人好きになれないじゃん)
紡は可愛らしく笑っています。


ARUKU先生やっぱり凄い。凄い。凄い。

3

胸が痛い

 BLを読み始めた頃に『虹色村のチロリ』に出会い、先生の作品は同人誌以外すべて読ませていただいていますが、本当に絵が綺麗になりましたよね。
もちろん最近の綺羅綺羅な画面も素敵なんですが、初めの頃の顔の大きな固い線の画風も大好きで、どきどき以前の作品を読み返しては「これこれw」と思うARUKUファンです。

 終活をひかえた身としては、紡のようにきれいにお終いにしていけるのは、本当にうらやましい限りです。
 でも、家族ではなく、好きな人だったから。家族でなかったからこそ、「他の誰かを好きになって幸せになれ」と言えるのだろうと。
家族だと、ほかの誰かをみつけることはできないんですよね。

 ARUKU先生が伝えたかったこととはズレているとは思いますが、読んで胸が痛くなる作品でした。





 

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