電子限定特典付き
コミック
お試しで面白そう!と思って購入させて頂きましたが、途中からじんわり優しいお話に心が癒されていくようで泣きながら読んでしまいました。優しくて温かい気持ちになれるお話です。
黒い猫又が力尽きて流れ着いた神社に拾われ、「カンヌシ」の男の人に手厚く保護されます。「陽」と名付けられた猫又、最初のうちは警戒していましたが次第にカンヌシの優しさを素直に受け取り、いつしかお礼をいいたいと考えるように。目が覚めると、なんと人間の姿(猫耳、二又のしっぽ付き)になっていた陽は、一緒に寝ていたカンヌシの匂いに充てられて発情してしまいます。そんな陽の姿を驚きもせず、慰めるカンヌシ…しかしその正体は……!?
カンヌシ、義隆の役に立ちたいと慣れない人間の姿で奮闘する陽が素直で真っ直ぐでとても可愛いです。Ωやαといった性の知識も母親からは教えて貰わずに育ったためか、様々な事に対して小さな子どものような。
そんな子どものような陽ですが、発情は抑えられないので義隆に手伝ってもらって発散する姿はとてもえっちです♡♡
そして義隆も最高の敬語歳上(何千年も生きてる…)攻めといいましょうか…。陽を大事に大事に、溺愛して大切がゆえに臆病になってしまう姿にこれまた胸がグッとなりました。陽の事を可愛い〜!と胸がドッキーんする可愛らしさにもにっこりしちゃいました。
陽が「番」を理解してからの義隆に対する健気な気持ちにも切なくなりますし、何より七夕のエピソードは陽の義隆への強い想いが感じられて号泣しながら読んでいました。
そして、あぶく先生と言えば人外の描写はパーフェクトで素晴らしいのですが、陽や義隆の目が動物っぽくなったり両思いえっちでは耳やしっぽが生えたり…と人外ならではの良さも盛りだくさんでした!電子ですが、棒白線で見えます!!
最後は、家族っていいなぁという気持ちになること間違い無しの素敵なお話でした!
タイトルにΩってついてるのに、途中までオメガバースだと意識しないくらいよかった。
そもそも
黒猫→かわいい
猫又→かわいい
なんか弱ってる→かわいい
の始まりで九尾の黒孤が坐す神社にたどりついて可愛がられる話なんてかわいい。
陽という名前をもらって義隆へお礼するために頑張る健気ちゃん。
人間の姿になると見た目は青年中身は子供です。
個人的な好みとしてはもう少し身長が低いほうがかわいさが増すかなと思いました。
対して黒孤の義隆はイケオジというやつです。
見た目は枯れても中身はガツガツ。
運命の番、イケオジ、妖怪、もふもふ、猫耳などがお好きならおすすめです。
巫女の2人のすみれと椿もめっちゃいい子で、優しいすみれと厳しいけど根が優しい椿の対照もよかったです。
最後のおまけの3人でお団子買いにいったけど、陽が猫化してしまって…の話すごくかわいかった…
3人とも可愛かったです。
今回は九尾の狐を祀る神社の神主と猫又妖怪のお話です。
魔力の低い猫又のため居場所がなかった受様が
迷い込んだ神社の神主である攻様の番となるまでと
本編後日談2話を収録。
獣の世界には雌雄の第一の性の他に
アルファ、ベータ、オメガという性別があります。
男でも子供が作れるオメガは
発情期にアルファを惹きつけるフェロモンが溢れ
襲われやすくなるだけでなく
妖怪は発情期の間は力も使えなくなるため
とても危険な状態です。
オメガの受様母は怪我を追って動けなくなると
まだ第二の性が分からない受様に
発情期が来たら誰にも会わずに隠れてなさいと
言い聞かせ、受様は言いつけを守って生きてきます。
猫又の受様は妖怪の中では下の下で魔力が低く
せいぜい幻覚を見せて人を騙すくらいで
人に化けたりできなません。
昔は人に餌をもらって甘えて過ごす事が出来ましたが
今や野良猫は病気持ちとされて寄せ付けず
食べ物にありつくのも一苦労です。
妖怪故に何日も食べていなくても生きらる受様も
限界を感じていて弱っていたところを
ボス猫に襲わてしまいます。
受様は隠れられる場所を求めて逃げ続け
九尾の黒狐を祀る神社に逃げ込んで倒れこんだところを
この神社の神主である攻様に助けられます♪
攻様は受様の正体に気づいているようですが
美味しいごはんと温かな寝床をくれて
受様に名前まで与えてくれたのです。
攻様に何か返しい、直接ありがとうと言いたい
と思いが募った受様は気づくと人に変化していて!?
電子配信作をまとめての書籍化で
アルファの神主とオメガの猫又の人外オメガバースです♪
攻様といると初めてな事が多くて
いろいろと頑張ってもなかなかうまくいかないけど
一生懸命な受様がとても可愛いです ヾ(≧▽≦)ノ
そして純真なもの知らずだからこそ
攻様も手を出しかねている展開が実に美味しいです。
最初は受視点で始まりますが
徐々に攻様事情が見えてきて攻様の正体が明かされて
神社に祀られている神様であることがわかりますが
妖怪の中でも最高クラスの妖狐でアルファで神なのに
けっこうなヘタレさんなのがMYツボ押しまくりで
攻様が受様の大切な番になるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました♪
カバー下に描き下ろしイラストと四コマがありますので
ぺらッとするのをお忘れなくです。
孤独な黒猫又は、とうとう食事もロクに食べられず、神社の境内で行き倒れかけたところを、イケおじに助けられ、保護されました。
周囲から「カンヌシ」と呼ばれているその男は、黒猫又に、「陽」という名を与え、温かい寝床や食事など快適な居場所を提供してくれました。
そのため、陽は「カンヌシ」の役に立ちたいと考えるが、なにひとつ役に立てることがなくて、、、
という冒頭。
ちなみに、陽が倒れていた場所でお察しかと思いますが、イケおじの本当の名前は「カンヌシ」ではなく、「義隆」です。
純粋無垢というか、無知な陽が一生懸命察して、ソレと名前を思った勘違いが超絶可愛くて身悶えたまりあげは。
しかもこんな黒猫又に慕われたら、キュン(効果音だと、トスッとかも該当しそう)ってなっちゃうこと間違いなしですね。
で、「カンヌシ」は神主という職業で、正体は妖怪も含め、みんなの憧れの黒い狐の大妖怪のαでした。
ですが、義隆も義隆で悩みはあるわけで、、、
そんななか、陽の発情に義隆が付き合いますが、最後までは致してくれなくて、義隆は自分のことを好きじゃないんじゃないかと不安になり、、、
実は、いい大人どころかオジサンな義隆は、陽を境内で助けたときから運命の番だと気付いていますが、臆病モノなので自ら行動できず、陽の気持ちから逃げてしまっていました。
終盤に差し掛かると、このお話は陽だけの成長ストーリーではなく、義隆もだったんだなあと気付きます。
糸目イケおじが勇気を出して陽と番になる展開、、
攻めが弱いところをさらけ出すのがお好きな方には、めちゃくちゃオススメな1冊です!
あと、健気受けがカワイイです///!