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シンクロニシティ・オブセッション

synchronicity obsession

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表題作シンクロニシティ・オブセッション

黒井 侑
優秀なガイド、天川のパートナー
天川憲史
政府特殊機関に所属するセンチネル

その他の収録作品

  • 後日談
  • カバー下漫画

あらすじ

「心拍を合わせろ、俺を拒むな――」
警察からの要請を受け、事件の早期解決に協力する政府特務機関――
天川はそこで【センチネル】として類まれなる能力を発揮し、一目を置かれている。
日本で三本の指に入るほどの実力がある天川だが、周囲の忠告を聞かず能力を酷使し、【ガイド】からのケアも受け入れない我儘ぶりに周囲は手を焼いていた。
そんなとき、アメリカで訓練を積んだ優秀な【ガイド】である黒井が帰国し、天川の仮パートナーとして任命される。
過去のトラウマから頑なに一人で任務をこなそうとする天川だが、黒井に「俺が渡米したのはお前の専属になるためだ」と告げられ――?

海外で話題沸騰のセンチネルバースBLが登場!!!
相性最悪、だけど融合率99%

作品情報

作品名
シンクロニシティ・オブセッション
著者
楢崎ねねこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796417341
4.6

(50)

(35)

萌々

(10)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
230
評価数
50
平均
4.6 / 5
神率
70%

レビュー投稿数10

センチネルバース教科書

センチネルバースの教科書のような作品です。
お互いのトラウマを乗り越えてボンドになるのは素晴らしいです

0

センチネルバース、初読みです。

センチネルバースの作品を初めて読みました。
五感の一部又は全てが異常に発達した能力者を「センチネル」という事を知りました。読み始めると犯罪捜査の特務機関に所属しているセンチネルの天川と、酷使される五感能力のダメージを癒す役割のガイドの黒井。この2人のバディ捜査もののお話でした。設定の時点でとても面白い!と思いましたが、その他にも、スピリットアニマル(能力者の精神を具現化したもの)が出てくるのも面白かった。天川は鷹で黒井はヘビだったのが、キャラクターのイメージと重なる部分があります。
天川と黒井は魂の融合率は99%と、とても高いのに、性格的な相性は最悪だと言ってるんです。読んでいる時にもその辺の相性が悪いという事に違和感を感じながら読んでいました。
二人の過去の話が出てくるとなかなか拗れた関係だったみたいです。
ストーリーとしては、政府の特務機関として犯罪捜査で二人が活躍する場面の作画がかっこよくて、ドキドキしながら読みました。センチネルバースはこういう刑事ものなどと相性が良いんじゃないかな?と思いました。他のセンチネルバース作品はどんなものか興味が湧きました。

黒井は天川との能力差を感じていながらも、それでも天川を守りたいという気持ちが溢れているのが、良かった。ヘビの様な粘着質な感じの攻めなのです。プライドが高い天川に徐々に恋愛的な意味でも好きだと迫って行くので、天川の困った顔が見ていて可愛かったです。それと、天川の泣き顔が何度か出てくるのですが、この天川の顔も良かったです。

相性が悪いって話はラストまで読むと、そういう事だったのかー、と納得でした。お互いを守りたい気持ち、大切にしたい気持ちがひしひしと伝わってきて、困難を乗り越える二人から目が離せませんでした。バース設定とストーリーの相性がとても上手く機能している作品だと思いました。

1

シンクロニシティ・オブセッション

ねねこ先生の作品の魅力が詰まっています。キャラが綺麗で見とれるし、ストーリーも最高です。生まれついた性質のために家族から、特に大事に思っていた妹からも疎まれるようになった悲しみはどればかりか。そのためやや自暴自棄にもなりがちな天川を止められるのは、唯一無二の存在である黒井だけ。それなのに相手を思うばかりに拒絶してしまう天川の気持ちが悲しい。黒井のガイドがなければ命さえ危ないのに、それさえも構わずっぱしってしまうのは、過去のトラウマのせい。諦めずにそばにいてくれた黒井に官舎だけど、黒井の黒さも見られてよかったです。

1

見事なセンチネルバースの世界、拗らせ両片思いを添えて…

あまりの読みやすさに驚愕しました…!

センチネルバース、昨今のバースモノの中でもわりと抽象的なので、ガイド…???センチネル…????と、読む前の設定からハードル高くてぼんやりしちゃってたのですが、ねねこ先生の作品でいきなり解像度が上がりました…!え…!センチネルバース!面白い…!!!

一見地味でおカタイ雰囲気の黒井が、天川にメロメロ…メロメロなんてもんじゃなくて…たぶん彼の世界は天川で、できています。10年前に養成校で出会い、それはそれは一途に天川を思い、自分が壊れるのも構わず大切にし続け、彼に相応しいガイドになるべく修行を積み、帰国するんですが拒否られちゃって…うう…でも天川にも拒絶の理由がちゃんとあって…すれ違う2人の心…そうなんです…みんなが大好き、めちゃくちゃ美味しい両片思いーっ!!!(黒髪マジメガネ一途溺愛執着スパダリ攻め…ッカーーーーー!!!癖てんこ盛り…ありがとうございます…)

天川は、それはもう強気でツンツンなんですが孤高の存在というか、五感全ての能力を持つ最高能力者のセンチネルだから仕方ない…高嶺の花感がものすごい、見目麗しく美しいプリンセスです。バッシバシのまつ毛に注目…!この美人さんが能力を使いすぎることで弱ってしまうのですが、それをガイディング(という名の夜のぶつかり稽古)するナイト黒井との絡みが…現代バディモノなのに、主従感を匂わせてくれるので、ココでまた、萌えに萌えます…!

拒絶しながらも黒井のミリもブレないBIGなLOVEに抗えない天川くんの赤面顔、えっちすぎる~。スピリットアニマルが蛇な黒井くんの、顔に全く出さないむっつりねちっこいエロスもたまりません~!(ちなみに天川のスピリットアニマルは鷹。これも王子(姫)感あってたまらんですよね…)
両思いになってからのセッは甘い!激甘です!高校時代、無害そうな笑顔ニコニコポワワンだった黒井…もうあの面影はなく、すっかり男前にいろいろと成長してます!裸体から匂い立つ色気がすごい~!

シーモア電子限定の描き下ろしでは、同居をはじめる2人が描かれています。こうやってどんどこずぶずぶと依存していってほしい…黒井に溺愛されてトロトロになる姫、天川が見たい…!と本気で思いました…!

ねねこ先生…!センチネルバースの美味しいところが盛りだくさんの、読み応えある素晴らしい世界を見せてくださり、ありがとうございました…!ぜひ続きをお願いします…!

3

読んでみて思ったのは

どうも私はセンチネルバースへの理想度が高い事が分かったのです。今作もセンチネルバースの入門書として読むには良いですが、私が求めるひり付くような緊迫感がどうも薄味で物足りなく感じてしまいました。

多分ですが楢崎ねねこ先生は絵の雰囲気がほのぼのとしているので、もっと穏やかな優しいお話が似合うと勝手に思ってます。

そして政府特務機関のお仕事がどうもみみっちく感じてしまって、センチネルバースは小説の方が物語に没入することが出来ると思ってしまいました。センチネルの五感の表現とか難しいものの、流石だと思う表現もありました。特に眼とか。

黒井と天川の出合いから2人か離れざるを得なかった理由や、2人が離れていた間のそれぞれの生活など、また再会してからの任務などが駆け足過ぎました。この内容ならもう2冊くらいあればじっくり描ききれたのではないでしょうか?

0

攻めの10年愛と執着にニヨニヨする!!

あまり商業ではお見かけしないセンチネルバースです。

ガイド×五感すべてが発達した最高峰の、センチネルの同級生BL。
そして、能力者の精神を具現化したスピリットアニマル(一般人には見えない)という相棒のようなアニマルも登場。(某センチバでもスピリットアニマルいましたね!)



ガイドはメガネ攻めで、アメリカから帰国したばかりの黒井という男。
センチネルである主人公の天川とは、相性が99%というシンクロ率だ。

しかし過去、天川がきっかけで黒井のシールドが壊れ、昏睡状態が何ヵ月も続いたことで、天川は責任を感じ黒井を避けるように。
納得のいかない黒井は、天川と釣り合うためにもアメリカへ修行に行ったわけで。
今回最強のガイドになって戻ってきたわけで、、、


両片想いとセンチネルとガイドとの関係がドラマティックに切なくリンクされていて、こちらの五感までが敏感に反応するほど、萌えな十年愛のお話だったように思いました。


とくに昔も今も、攻めが受けを一途に想うあまり、必死になる愛がとても良きでした!(攻め厨まりあげは)

センチネルバースの説明も分かりやすく、自然にスっと入ってくるので、初心者の方でも大変読みやすい1冊となっております!
センチネルバースということで、えちは多めです!
紙コミックスは、大きめ白短冊修正でした。



0

センチネルバースの魅力とキャラの魅力

日本の商業BLではまだ数が少ないと思われるセンチネルバース作品をねねこ先生が描いてくださったぞー!
ということで、雑誌で読んでいるときからコミックスの発売を楽しみにしていました。
最初から最後まで、描き下ろしや特典に至るまで、センチネルバースならではの設定が活かされていてよかったです!

希少な五感能力者のセンチネルである天川と、ガイドの黒井。
現場での天川の能力の高さと酷使っぷりを見せられてからの、海外研修から戻ってきた黒井との再会の場面。
もうこれだけで、二人の間には過去に何やら起こってるし、二人とも拗らせてるなぁというのが伝わってきて、続きが楽しみで仕方なくなりました。
センチネルバース作品はいくつか読んでいて、センチネルが不安定になりやすいことや、ガイディングには危険を伴う場合があることなども知っていたので、天川の態度に嫌な気持ちになることはありませんでした。
むしろ、責任感を持って行動する姿に好感を抱いたし、心配にもなったし。
そんな天川にいくら邪険にされても、しつこく食い下がる黒井にも好感を抱きました。
「仕事だから」と念を押すように口にしながら、いや絶対自分の意思やろけど天川に余計な気を遣わせないための方便やな、と思える安心感がある。

なし崩しのように黒井のガイディングを受け入れつつも反発も続ける天川ですが、過去話で判明する黒井を拒絶する理由に納得。
この黒井と天川の過去が本当に愛おしくて、切なくて、二人が最初からお互いの唯一であったことの証明で。
天川は黒井に救われていたし、黒井の天川を想う気持ちは本物だと実感しました。
天川のゾーンアウトを防ぐためにガイディングした黒井のシールドが壊れてしまった。
天川が黒井のガイディングを拒絶するのに充分すぎる理由です。
天川が黒井を大切に思っているからこそ、二度と壊さないために。
その一方で、黒井は本当の意味で天川を守れるようになるため、海外研修へと向かう。
シールド修復に半年もかかる損傷を負いながら、それでも黒井の行動理由は天川を守るため。

黒井のために黒井を諦め、一人でも責務を全うしようとする天川の気高さ。
天川を守れる力を身に付け、隣にいることを諦めなかった黒井の執念。
どちらも魅力的で、二人とも好きです。
天川の鷹と黒井の蛇。どちらも彼らを象徴していて似合ってる。

センチネルとガイドの間にはパートナー契約があり、仮契約と正式契約がある。
正式契約は魂を混ぜ合わせることと同義。
本編内で利点とリスクについて言及されていましたが、描き下ろしと公式同人誌(コミコミスタジオ有償特典)で更に深掘りされていて、「これがセンチネルバースか…」と魅力を噛み締めました。
天川の鷹と黒井の蛇が絡み合った契約印が美しい!
先輩の志摩さんたちの契約印ももっと詳しく見たかったです。
天川たちにとって、節目節目でナイスアドバイスしてくれる良き先輩方。
志摩さんと玉城さんのパートナー事情も気になる!読んでみたい!
公式同人誌の内容は、「魂を混ぜ合わせる」ことがどういうことか、ラブラブえちえちな天川と黒井から教えられます。
「そんなことまでできるんスか、黒井さん!」と驚きつつ感心しました。
正式契約には、本当に何もかも委ねる覚悟が必要。
あの神秘的な正式契約シーンからは予想しなかった雰囲気で、正式契約の重みを知ることができて嬉しかったです。ラブえち最高。

任務場面は緊迫感があります。
そのおかげで、天川の気高さを感じました。任務中の天川かっこいいです!
そうやって活躍する天川の傍に控え、いざというときは天川を助ける黒井もかっこいい!
この二人の空気感というか、一緒にいるときの雰囲気が好きです。
根っこの部分にあるお互いに対する信頼感を正式契約前から感じられました。
素敵なセンチネルバース作品です。

4

センチネル入門として。

センチネルバースと聞けばついつい手が伸びてしまうのですが、本作はとても世界観や設定が分かりやすくセンチネル入門としてピッタリでは!と思います。

センチネル(受け)とガイド(攻め)の融合率99%。
もうほぼほぼ完璧じゃんと思うところですが、残り1%足りないという点が作品の中でうまく活用されていて、楢崎先生お上手だなぁと唸りました。

日本で三本の指に入る超優秀なセンチネルの受けが、5年ぶりにアメリカから帰ってきたガイドの攻めを拒絶しまくり。
攻めが「仕事だから」「割り切れ」という度に、ツンの態度と裏腹に胸をチクチク痛ませている可愛いツンツン強気受けです。

ですが、その拒絶の理由が切なくて。
2人のお互い唯一という深い思いが感じられて良かったです。

終盤、受けを助けるため攻めも命を賭ける覚悟で行ったシールドの再構築はそれまで盛り上げた割にアッサリ修復されていましたが、全体的に綺麗にまとまったお話だと思いました。

3

相性が数値化される「センチネルバース」の世界

以前からその存在を耳に、目にする事はありましたが、作品として触れるのは今作が初めての「センチネルバース」作品!!
初バース作品を大好きなねねこ先生作品で読めるのは幸せな事です(ღ˘͈︶˘͈ღ)

センチネルバースの世界には3つのタイプが存在します
▶センチネル
└五感の一部、または全ての機能が異常に発達した能力者
▶ガイド
└能力を酷使したセンチネルのケアを行うセンチネルにとって必要不可欠な存在
共感能力(エンパス)と読心能力(テレパス)に長ける
▶ミュート
└能力を何も持たない一般人

今作の攻め受けは
ガイド:黒井×センチネル:天川
職業としては政府機関に所属しており警察と協力して捜査をする立場
天川はセンチネルの中でも稀有な存在の五感全ての能力が覚醒し切っているスーパー能力者!!
なので捜査に於いては完全に彼がイニシアチブを執ります
5年振りの再会で上からの命により黒井とバディを組む事になったけど、どうやら2人の仲には何か過去がありそうで、、、天川は黒井を強く拒否、、、
タフな捜査を終えた後なのにガイドのケアも受けてない、、、
一体この2人にどんな過去が?
ガイドを受けないセンチネルってどうなるの?
と、、、始まりだけでグッと惹き込まれるスピード感と重厚さを感じます!!

面白そうヾ(〃∀〃)ノ

惹き込まれた先で次に知ったこのバース特有の仕組みとして「契約」があります
唯一無二の相手との正式な契約

仕事上の仮契約
の2種類

この契約を結ぶのに目安として使用されるのが「魂の融合率」
センチネルとガイドそれぞれの能力から判断した相性みたいなもの(オメガバで言う所の運命の番に近そうな感じかな?)
黒井と天川はこの融合率が99.9%という驚異の数値!
だけど頑なに契約を拒みたがる天川、、、
周囲から見たら「99.9%」は限りなく100%=運命の相手に近いと期待をしますが、天川は「合わない1%」に拘って黒井を拒み続けます

そんな天川に対し、仕事なのだから、、、と冷静に天川をいなして来る黒井
なかなか腹の底が見えない感じが気になるクールなシゴデキメンズです

いよいよ天川の能力の酷使が酷くなった時に黒井が強制的にガイドを施します!!
このガイディング方法がちょっとセクシーで、でも何かすごく神秘的で、一気にこのバースへの興味温度が上昇しました⤴⤴⤴

そして同時に天川の拒み続ける理由も薄っすら分かって来て、、、益々彼らの過去にも興味が湧きます!!

ケンカップルのバディものとしてもちょっとギスギス感は強めだけど、そのヒリヒリ感が良い塩梅に興味として惹き付けてくれて先が読みたくなります

新たなバースとしても読み進めれば読み進める程楽しさが分かって来るので新鮮さもあってワクワクします!
融合率の数値以外にも、彼らの能力精神を具現化した式神のような存在として「スピリットアニマル」なるものも存在していて、黒井は蛇、天川は鷹となっているのも何かカッコ良さがあってココもすごいオモシロイ!!
能力が可視化されてるっていうのは読者としてはすごい理解し易くって巧い魅せ方だなって思います
しかもこのアニマルが最後の方に違ったカタチで活かされるのも漫画としての効果がバッチリで…‼これは是非、描き下ろしの後日談でご確認して頂きたい!

精神構造の世界も具現化して描かれます
この辺は初めて見る世界観だからこそ「こういうものなんだろう」と目の前で起こってるありのままをそのまま理解して読む方が良さそう
変に自分なりの解釈とか、他バースと比較したりしない方が余計な雑味を感じずにこの世界を堪能出来る気がします

ドラマティックな深い想い愛が結実するまでを、彼らの職業ならではの事件性と絡めてドキドキさせて魅せ切ってくれる約210ページの世界
とっても読み応え、ありました!!

黒井と天川の良き先輩となる志摩さんと玉城さんも大変気になるお2人((*♡ω♡*))
シリーズ作品となった暁には是非ともお2人の馴れ初めなんかも知りたいなって思います!!
というか、、、巻末の電子描き下ろしの8P漫画、、、!!
あれ読んじゃったら絶対に続編読みたいし、、、この内容を限定描き下ろしでいいんか???と、、、Σ(・ω・ノ)ノ!
是非、融合率99.9%全開の2人をもっと見たい!

そんな期待値を込めて今回は自身初のセンチネルバースの世界を楽しく読ませて下さった作品に最大限の評価をいたしました.゚ .(´∀`*). ゚.


修正|あぁぁぁ…海王社さんが、、、楢崎ねねこ先生×海王社さん作品でこんなに酷い修正を目にする日が来るなんて、、、思っても無かったのですごいツライ、、、白抜きたまにで基本はもぉ「無」!!!!!限られた濡れ場なのに、、、「無」
かなり最悪な部類の修正でした、、、工エエェェ(´д`)ェェエエ工

4

拒みたいほど愛してる

センチネルバース作品。

センチネルものを読むのは初めてではないけれど、さすがベテラン、今までで一番読みやすい!すんなり世界観に入り込めました。
スピリットアニマルという独自設定もいい。

五感のどれかが特別に発達しているセンチネル。
その感覚の暴走を抑制するガイド。
…という大前提があっての、日本の三本の指に入るほどの高度な五感全部のセンチネルの天川と彼専属を命じられたガイドの黒井のストーリー。
しかし、天川はガイディングを頑なに拒否して能力ギリギリまで追い詰めるような働き方。
なぜなら。
まだ養成時代、自分の暴走に黒井を巻き込んで彼のシールドが壊れた事があるから。
好きだから、もう組めない。
そんな強気の意地っ張り。
一方黒井は歴然と能力差のある天川を護れる自分になるために、5年間のアメリカでの研修を経て力も心も鍛えて戻ってきた…
…んだけど、何かにつけ「仕事だから」を枕詞にするので、天川はすっかり誤解を。
そんな中で、センチネル集団特に天川の能力を潰す事を狙う勢力が!

…と事件を絡めて天川の命が危うくなり、その状況で2人の愛が成就し、とドラマチックにストーリーが動くのはさすがベテランの腕。
ガイド無しでは生きられないセンチネル。でも…という揺れ動く「愛心」(恋心より深く)、厳しさと甘さの対比もとても良かった。「萌x2」で。

2

この作品が収納されている本棚

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