悩み多き真面目な彫刻家×一途で麗しいヌードモデルの愛おしく眩いラブストーリー

コミック

  • カラー・コレクション-PARADE-

カラー・コレクション-PARADE-

color collection PARADE

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作カラー・コレクション-PARADE-

高木 利人(たかぎ りひと)
悩み多き真面目な彫刻家
ミハイル・マルコヴィチ・ニジンスキー
一途で麗しいヌードモデル

同時収録作品カラー・コレクション-PARADE-

天野 蒼大(あまの そうた)
自由で愛情深い芸術家
紀井 彩輝(きい さいき)
穏やかで繊細なデザイナー

同時収録作品カラー・コレクション-PARADE-

兼弘 大地(かねひろ だいち)
ひたむきなゲームクリエイター
大竹 実(おおたけ みのる)
包容力抜群な彫刻家

その他の収録作品

  • ランウェイのあとに

あらすじ

高木は森丘美術大学の彫刻学科卒業後、教授のアシスタントなどを掛け持ちしつつ自分の創作を続けていた。
彫刻家としての滑り出しは順調で、作品創りのパートナーでもある恋人のミハイルとの関係も良好。
満ち足りた毎日を過ごしていたのだが、ある時期を境に焦りを感じるようになっていく。
その一方で、ミハイルに新たな仕事のオファーが舞い込み…。
想いあう気持ちは同じはずなのに、2人の気持ちは次第にすれ違って──。

悩み多き真面目な彫刻家×一途で麗しいヌードモデルの愛おしく眩いラブストーリー。

前作『カラー・コレクション』から続く、芸術の世界で繰り広げられる色鮮やかな恋愛模様も収録。

作品情報

作品名
カラー・コレクション-PARADE-
著者
芹澤知 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265637
4.6

(128)

(98)

萌々

(23)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
13
得点
600
評価数
128
平均
4.6 / 5
神率
76.6%

レビュー投稿数13

社会へ出た芸術家その後

1巻で出てきた三組のカプのその後6年後のお話でした。
登場人物それぞれのその後の生き方を読めて幸せでした。
芹澤先生のメッセージにあった言葉どうり、芸術家である事と社会人である事の両立って本当に難しいし、それでも理解し合えるパートナーと何とか生きて行くそれぞれのお話が素敵でした。
大地と大竹先生の話は切なかったですね。特に大竹先生はもうすぐ還暦という言葉に何故か私が衝撃を受けてしまい。本当に残りの人生を如何に生きていくか?という事を考えると、パートナーである大地にとっても、仕事で責めに転ずる事が怖くなってくるだろうなという思いがました。しかし、大切な物は一生手放さないって言う大竹の言葉で大地が仕事の決心が付いた場面は、 ちょっと泣けてきました。大竹のが寿命が短いのを覚悟した上でそんなふうに大地に言ってあげられるのは凄い信頼関係だなと。ゲームにハマる大竹先生を想像してホッコリしました。
ミハイルと高木は、これぞ芸術家をテーマにしたストーリーという感じで一番良かったです。芸術家である事は苦悩が付きまとうという私のイメージにまさに当てはまった様なカップルでしたね。それに二人のビジュも一番好きです。歳を経ても美しい体を維持しているミハイルが凄い!躍動感あるランウェイのお姿と、美しい目線が眼福でした。高木は一生芸術家としては苦労しそうだけど、小野や周りに支えて貰えそうで私も応援したくなります。
天野と彩輝くんは、芸術家としても恋人同士としても人生順調すぎて二人のストーリーにはちょっとハマりきれなかったです。天野が世間から評価されていると同時に聖人の様に周囲にも幸せを分け与える様な存在になっているのは、見ていて本当に幸せな結婚式だったけど。ちょっと芸術家はこんなじゃない、、って感じがしてしまいました。白いつなぎに私はあまり良いイメージが無かったので、その辺りも心が上手く上がらなかったです。多分個人的な感情が影響してしまってすみません。

2

どこまでも眩しい

美大生がメインだったカラー・コレクションの何年後かの世界を描いた続編にあたる今作。変わらず3組のカップルのその後が描かれています。

カラー・コレクションの時から思っていましたが、全くご都合ではない厳しい現実や恋に切なくなる展開も多くて、でもそんな中でも夢を見続け恋をする彼らが眩しい作品だと思っていました。

そして続編、そんな彼らが歳を重ねたことでさらに重かったりままならなかったり苦しかったりする現実に直面し、時には恋人のことすら見えなくなってしまって本当に切なくて辛いんです。でもやっぱり芸術家としての夢を諦めず、そして愛する人を支え愛し続けようとする彼らはどこまでも眩しくて輝いていました。
1人の戦い、孤独な戦いと思われる芸術との対面に、支えたいと思ってくれる人がいることで、余計に惨めになったり苦しんだり、予想もしない開花を見せたりするんだから、芸術と愛ってすごい、としみじみ思いました。

そして最後には特大の幸せの気持ちをくれるこの作品が大好きです。

2

それぞれの大団円

前作からのまさかの続編の報を知った時から
この1冊が刊行されるまで楽しみで仕方なかったけれど、
こんなにも素晴らしいエンディングが用意されているとは思わなくて、
とにかく感無量の一言に尽きました。

天野と彩輝、大竹と大地、利人とミハイル、前作同様に
3組のカップルが登場し、それぞれの後日談が描かれています。

『ふたりのアトリエ』天野×彩輝
活動の場を海外に移し、アメリカと日本で遠距離恋愛の天野と彩輝。
ある日、彩輝の元に天野の個人展のデザイン依頼がきて…。

前作では恋は成就したもののその遠距離恋愛となってしまい、
少々物足りなさが残った二人のその後が読めて嬉しかったです!
二人の結婚式まで見届けることができてまさしく大団円でした♪

『花束のある風景』大地×大竹

大学を卒業後、友人と一緒にゲーム会社を設立した大地。
大竹とも同棲を始め、仕事もプライベートも順風満帆、のはずでしたが…。

もはや熟年夫婦の如く安定感のある二人でした。
大竹の表情が前作に比べると柔らかくなっていました。
そして、こんなに若く見えるのにまさかの還暦目前とは…それにもびっくり!
それなりの年の差のある二人なので、この先のことを思うと切なさもありますが、
少しでも長く二人で添い遂げられるといいな…。

『エラン・ヴィタール』高木×ミハイル

大学卒業後、大竹の助手をしながら創作活動を継続している高木。
ミハイルという恋人に刺激を受けつつ、創作もはじめこそ賞を
受賞するなど順調にいっていたけれど、徐々にスランプに陥ってゆき…。

先の2組に比べると、二人の気持ちがすれ違ってしまったりと
ちょっとドキドキさせられてしまった二人。
だけど、どれだけ離れていても最後はお互いしかいない!と思えた二人。
困難を乗り越えて結ばれたからこそその絆の強さを噛みしめられました。
高木のために一度は諦めたミハイルの跳ぶ姿にぐっときました…!

『Le bonheur de vivre-生きる歓び-』3組全カプ集合

3組のカプが全員集合!
友人たちのサプライズで天野と彩輝の結婚式が計画され、
みんなに祝福されながら締め括られる素晴らしいラストに
多幸感でいっぱいでした!

5

No Title

前作『カラーコレクション』が、とてもよかったので、こちらもよみました。

前作の続編にあたる作品のオムニバス作品です。

何組かの登場人物が出てきますが、どの組み合わせもよくて、読んでいて、胸がきゅんとするシーンもおおくありました。

彫刻家の高木 理人とヌードモデルのミハイル・マルコヴィチ・ニジンスキー、芸術家の天野 蒼大とデザイナーの紀井 彩輝、ゲームクリエイターの兼弘 大地と彫刻家の大竹 実のお話が収録されていて、とても読みごたえがありました。

前作から、時間が経過していて、社会人になった人々の様子が描かれていて、感慨深いものがありました。

3

二年ぶりの続編。あれから三組のcpは、、、?!!

三組の恋と芸術が描かれた、カラー・コレクション。
サブタイトルに、paradeがついて、森美を卒業し、もしくは助手として残っていたりもするけれど、社会に出たその後のお話がお目見えです。


◆トップバッターは、やはりあのふたり。

天野先輩と彩輝とのお話でした。
六年後ということで、遠恋中のふたり。
NYにいる天野先輩にもしばらく逢えてないという、デザイン事務所で働くデザイナーの彩輝のもとへ、先輩の展覧会でお願いしたい仕事があるとオファーが。

サプライズでNYへ行った彩輝。

慣れない土地で大役を任されたことにより、先輩との甘い時間より、仕事を優先してしまうようになってしまい、、、
というお話。



◆また、次はかねちと先生のお話。

せ、先生…まさかのアラ還近くでびっくりでした。
そして、かねちも38歳?!!
ゲームのリリース問題で壁にぶち当たった、かねち。

先生もまた、仕事へ長期海外へ行くことになり、クリスマスから年末にかけて合流することになったのだが、そのゲームの仕事のせいで合流どころではなくなりそうで、、、
という、お話。


◆最後は、先生の助手をしている高木とモデルをしているミハイルとのお話。

卒業後、ずっと停滞し続けていると感じていた高木。
これから先のことを考え悩む高木の目には、いつしかミハイルが映らなくなっており、、、
という、切な展開のお話。



主に、この三本柱なのですが、どのお話もじっくり魅せられ、面白かったです。
社会人としての苦悩が描かかれ、辛い場面もありました。
けれど、先生がコミックスのカバーの折り返しで述べていたように、夢のある世界観で、読後、お表紙のカルーセルを眺めているかの如く、‪ふわふわっとした夢見心地の余韻に包まれました。

どのcpのお話も良きでしたが、とくに一番最後の高木とミハイルのお話が、どちゃクソに切なくて、メリバも予感しましたが、夢ある結末で本当によかったです!(←まだ余韻のなかにいる)


まさにパレードを遠くから眺めているような、そんな続編の1冊でした。



どのcpも、尊い です!!




4

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP