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高評価とランキングに押され楽しみにしていた1冊。
残念ながら私はそこまで嵌まれませんでした。読む前の期待値が上がりすぎてしまったかも…シンプルで読みやすいのでライトに転生ものの恋愛を楽しみたいときにオススメです。
皇帝の元へ嫁いだものの、顔もほぼ合わせず夜の渡りもなく、後宮のドロドロに巻き込まれずにこのまま平穏に暮らしたいと願う主人公(受け)が、思わぬ形で皇帝と出会い気に入られ…もう序盤からサラリと皇帝溺愛ターン。早い。
皇帝からの大きな矢印にどう絆されていくかというシンプルな展開だったと思います。
後宮の他の妃たちの嫉妬や陰謀は上滑りしていて浅はかに見えました。みんな勘違いと思い込みが強すぎ。後宮という個人だけでなく家の欲や野心、政治も絡み合う場所なのだし、同じような勘違いキャラを重ねるのでなく、もっとこなれたキャラを敵役にしてほしかった気がします。
彼らの処遇も何だかいまいち納得できず。
大きな驚きも唸るような展開もなく、正直もう少し捻りのある何かがほしかった。
途中やや説明不足で飛ぶところや、文章的に意味の通らぬ箇所もあり、編集部は…?
それなりに楽しめたけど、自分にはライトすぎたかな。辛口でごめんなさい。
今回はアシュ=タリカ皇帝とラヴァンテールの王子のお話です。
前世を思いだした受様が
攻様に愛されて伴侶となるまでの本編に
本編裏事情を絡めた攻視点の番外編を収録。
受様は王子として生まれますが
王位継承争奪戦が繰り広げられる王宮は
常に死と隣り合わせの日々でした。
受様もあらゆる手段で他者を蹴落していましたが
ある朝目覚めたら会社員だった前世を思いだし
王位への執着が消えてしまいます。
そのまま王位争奪戦から離脱しますが
真意を疑われて刺客が増えたため
大国の皇帝である攻様への輿入れ話に乗って
国から出る道を選ぶのです。
この世界は
魔法を用いれば同性間でも子供が産まれるので
受様は命よりは尻を差し出す覚悟で嫁ぎますが
何十人といる側室に過ぎない受様にお渡りはなく
日課の素振り後にゆったりと朝食までとれる日々は
祖国では考えられないものでした。
最近は朝食後の庭の散歩が新たな日課になり
ある日草木に隠された細い道を歩いていた受様は
様々な純白の花が咲き誇る花畑に出たのです。
人気のないのに手入れのされた花畑に驚いていると
狼なみの大きい白い犬が現れて見つめあってしまいますが
犬はその場に伏せて目を閉じました。
眠るワンコに惹かれた受様が
「撫でてもいいか」と問いかけると小さく「わん」と鳴かれ
許されたと思った受様は思いきり撫でまわすのですが
その犬こそが受様の夫である皇帝であり
魔導士である攻様なのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
思いがけず攻様と交流を果たした受様の未来とは!?
多くの側室をもつ攻様と新たに後宮淹れした受様の
異世界転生ファンタジーになります♪
前世を思いだて王位争いに興味を無くした受様が
死なないために攻様に嫁ぐという選択をするのが
まずMYツボでした♡
攻様は感情を表に出さない人で
処罰された貴族が罵詈雑言を浴びせても
美男美女に迫られても全く表情を変えないのですが
受様が犬だと思っているにも関わらず
前世や諸事情を話したす受様を変わり者と思いながらも
関心を持ってしまう攻様の様子がとても楽しいです。
そんな攻様にロックオンされたらもう逃げ道はない!!
という展開も実に楽しいです ヾ(≧▽≦)ノ
攻様の護衛騎士の侯爵家嫡男で次期当主の忠誠
美貌を誇るアィオルム公爵家出の側妃の思惑
魅了の魔力を持つヴァンテール公爵家出の側妃の計略
攻様の魔法の師匠でもある叔母の真意
攻様に気に入られた事で受様は
望まぬままに攻様の正妃を狙う妃達に目をつけれてますが
攻様が受様しか目に入れていないので
受様がはめられてしまってもワクワク&ドキドキで
邪魔者が排除されての大団円まで
楽しく読ませて頂きました♪
「転生もの」が好きなので、タイトルにひかれてよみましたが、期待以上に、たのしくよむことができました。
大国の皇帝陛下と、王位争いから脱落して妃となった王子とのお話です。
冒頭から、テンポよく話がすすんでいくこともあって、さくっとよむことのできる作品だとおもいます。
「魔法」がつかえるなど、ファンタジー色のつよい作品で、コメディ要素もあるので、笑えるシーンもあって、おもしろいとおもいました。
よみやすい作品だとおもいます。
ただ平穏でいたい、安寧に暮らしたい。
争いごと、血みどろの戦いとは無縁の世界で生きたい。
……そんな風に願う転生妃の思惑が見事に外れ、皇后のポジション争いの渦中に呑まれていく"こんなはずじゃなかった"ストーリーがめちゃくちゃ面白い…!!
一応魔法が使える世界の設定なので、男妃であっても魔法を駆使しちゃえばお世継ぎ関係も問題ナッシング。男だろうが女だろうが、皇后の座に座れちゃう門戸の広さはご都合主義的かも知れないけど、現実的なしがらみに囚われずにワクワクやドキドキの色んな設定を楽しめるのはファンタジーならではですね。
男女問わずの側妃たちの皇后ポジ争奪戦をベースに巻き起こる、嫉妬と駆け引きと嫌がらせのバチバチバトルの後宮ストーリーは、まさに大奥。分かりやすく嫌がらせをする者もいれば、姑息な手を使う魔性の者もいる……マジでやっけーです( ̄▽ ̄;)
派手に皇帝への好意をアピールする者ほど、お呼びでない感がたっっっぷり。皇帝であるアシュヴァルドの御心には1人しかいないのが分かるだけに、この側妃たちの争いがなんとも意味のない無駄なものか……読めば読むほど低俗で、"じゃない方"のキャラたちには失笑フェスティバルでした。
政略結婚で皇帝アシュヴァルドの下に輿入れすることになったオルガは、そんな皇后レースには無欲でしたが、そんなオルガが逆にアシュヴァルドに目をつけられてしまい、皇后争いの中心に引き込まれていく"大誤算"な展開がこの作品の一番の見どころでしょう。
ワンコに姿を変えたアシュヴァルドとの出会いをキッカケに、次第に親密になっていく2人の秘密の逢瀬は、モフモフほっこり。このまま穏やかに過ごせたら良いんだけど、そうはいかないんですよねぇ。。。
それこそがまさにこのストーリーの面白いところで、争いを避けるための政略結婚が、まさに争いの揉め事に飛び込んでいくことになろうとは思わなんだ(笑)オルガを皇后にしたいアシュヴァルドと、皇后争いが面倒でアシュヴァルドとの関係に躊躇してしまうオルガとの恋愛の駆け引きはBLでの注目ポイントです。
アシュヴァルドの好意に押されながらも絆されていくオルガ。
身体を隅々まで暴かれながらも絆されていくオルガ。
強引で執着心の強いエンペラーに目をつけられたら最後、オルガが辿る道は1つしかありません。しかしながら超〜〜陰険な側室の嫌がらせもワンセットというのが非常に厄介。
そんな嫌がらせを横目にしつつ、アシュヴァルドとの仲を深めていくオルガの心情変化にはワクワクいっぱいでした^ ^
アシュヴァルドとの恋愛も、ライバル側妃たちとのバトルも、どちらも目が離せない展開ばかりで最後の1ページまで楽しかったです!
後宮で繰り広げられるネチネチにウヘェ…となっても、アシュヴァルドとのラブラブで全てリセットされる陰陽のバランスがとても良かった。皇后候補の筆頭株のレオニールがあそこまでのイタイ系悪役を担ってくれたおかげで、物語も随分と盛り上がりました。
アシュヴァルドの作戦勝ちのようなところも若干否めませんが(笑)、ずっとオルガに一途だったアシュヴァルドの想いが報われて喜びいっぱいの読後感でした。
文章も読みやすく、ストーリーも明瞭で分かりやすい。オススメの作品です♪