「お前は俺の贄、誰にもくれてやるものか」

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鬼は紅くとけた雪を食む

oni ha akaku toketa yuki wo hamu

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表題作鬼は紅くとけた雪を食む

呉葉
鬼神
雪緒
他人の悪意が視える青年、鬼神の生贄

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

他人の悪意が視える目を持つ雪緒は、長年村人からひどい扱いを受けていた。
唯一の肉親である祖母を亡くして村を出ようとした矢先、鬼神の生贄にされることが決まってしまう。
どうせ生贄になるならと、雪緒は一世一代の願いを口にする。
「食いたきゃ食え、その代わり村を滅ぼせ」
男前鬼神×孤独なイジっぱり生贄
寄り添い芯まで溶かす和風人外BL。

描き下ろし「祝言」を収録

作品情報

作品名
鬼は紅くとけた雪を食む
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
彗星社
レーベル
Continuer.
発売日
電子発売日
ISBN
9784434355509

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4.4

(12)

(9)

萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
52
評価数
12
平均
4.4 / 5
神率
75%

レビュー投稿数2

筋先生初の和風人外BL!

筋先生初の和風人外BL、鬼神の呉葉様は一見怖そうだけど実は雪緒大好きでかっこいいし、雪緒は強気で可愛くて、本当に素敵なお話でした!

一緒に暮らしていた優しい祖母に先立たれ、他人の悪意が視えてしまうという不幸な生い立ちにもかかわらず頑張って生きている雪緒と、一見凄く怖そうだけど、雪緒の村での様子をずっと見守ってくれていた鬼神の呉葉様。

雪緒は威勢がよくて、生贄にされて「早く食え」と迫るけど、呉葉様はそんな雪緒が可愛くてたまらない様子。
どうなるの?!と心配でしたが、呉葉様が意外にも凄く優しくて…。

雪緒がピンチの時は呉葉様が全力で護ってくれて、呉葉様がピンチの時には雪緒が全力で護ろうとする姿に、鬼神と贄を越えた愛を感じずにはいられませんでした。

最後はお互いのことが滅茶苦茶好きでたまらないのが伝わってきて、鬼神神社の優しい番の神様として、眷属達に見守られながらずっと幸せでいてくださいと思わずにはいられませんでした…!

眷属達も優しくて癒されるし、特に狸の胡桃が可愛くて面白くて、いつも登場シーンが楽しみでした!

0

ゴリ顔はでたが お前じゃないッ!

受けでも攻めでも男はゴリラッ!

あのぉ 性癖丸だしになってますが 作家さま買いです
筋さんの描かれるゴリラが好きすぎて

あ ゴリラ基準必要ですか?

【キスミースイートスティンガー!】の受けとか 【ヤクザをしばっていいですか?】の攻めとか
いわゆるゴリ男とでも申しましょうか 雰囲気ゴリラといしましょうか 体格よしの強面男前方面?ってやつなんですが もぉほんといいッ!
だが ゴリラをあそこまで映えされる それを迎え撃つ受け攻めのクセ強がまた堪らないんだけど もぉねほんと

ってまた脱線してますよね これ?


んんんん 微妙です
因習はいいとして 生贄に対する村人の悪意が溢れすぎてるんですよね
白髪にその悪意を読み取る目のせいで普段から扱いが酷いというか
忌み嫌うっていうところに危害を受けるがプラスされてるので ここに苦手があると出鼻で萎えるのかな?
いやまぁ そこを気にする以上に強気な意地っ張り生贄とだいぶイジワルな溺愛鬼神の愉快な絡みがあるので あたしからお伝えできることがあるとするなら

出鼻に負けるな!w


お話自体はありがちなものなんですが若干盛り込みすぎたのかな?
神域に祟り神が入ってきたあたり 鬼神(呉葉)が穢れに侵されていく生贄(雪緒)のそれを祓ってやるんだけど ここが妙に駆け足になっちゃってて
それまで村への復讐のために鬼神を利用しようとしていただけの雪緒が彼の優しい眼差しと誠意に好意をもっていく大事な部分だったと思うんだけど サクッ で終わっちゃったのが

いやいやいやいや

作家さまの心意気か 見せたいところが山盛りすぎるんですよね
デバガメな劵属やら 意地っ張りすぎる生贄やら なんだかんだ溺愛な鬼神とか
ドタバタラブコメにも発展できそうなコミカルな部分と
そこは大いに喜ぶべきところではあるんですが 如何せん雪緒が呉葉を受け入れていく決定打が

まぁ ふたりがじゃれあってる部分で察しろや ってことではあるんでしょうが


呪詛を受けたことで起こる 雪緒の中の怒り憎しみの暴走
人ならざるものに取り憑かれ飲み込まれる雪緒を必死に護る呉葉を襲う穢れ

面白いんだよ
面白いんだけどわかりづらい

まず 雪緒が持っていたチカラは千里眼 
これが穢れを纏い呪詛を受けたことで その身にわく恨みや憎しみを助長させ彼を襲った祟り神のように あぁぁぁああああ そもそも 祟り神ってなんで雪緒を襲ったんだ?
確かに他人の悪意は視えてたんだけど それだけで 妖怪変化が視えていたわけじゃないし その目を喰らえばってんでもなかったんだよな



互いを想ってるのは読めるし 鬼神なんていかにも武神で荒神みたいな神さまのくせに綺麗なものを愛しすぎてるところにグッとくるし その優しさにうるっとしたような しないような

カァーーーーーーーーーッ!  難しい 
どうにも上手く飲み込めなかった 祟り神の部分がいつまでも口の中に
アイツが真っ黒くろすけみたいなやつで子どものころから雪緒についていて その成長と共に育っていった何かだったり 他人の悪意や醜さを視るたびに溜まっていったものだったら

うん あたしの理解力欠乏症が災ってるな これはもぉ
ここに引っかからなければほんと楽しめたのよ 人の醜さも愚かさも 雪緒が味わってきた理不尽も


最終的に意地っ張りは残るもののクスっと笑える相思相愛エンド
なんだけど 禍々しさやシリアス部分が多いのが 好みがわかれるところ になっちゃうのかな

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