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1巻ではまだ鷹虎×亀山の魅力に目覚めなかったと記憶しているのですが、2巻を読んでこの2人にぐっとハマれた気がします。亀山のような優等生タイプは好き嫌いが分かれるキャラなんじゃないかと思いますが、Ωでも媚びやか弱さがなくてはっきりものを言うし、元αの鷹虎に言い包められることなく、どんな場面でも芯がしっかりしているところがとても好みです。1巻では身の振り方に迷っているような様子だったので、そこが確立されたのが大きいのかも。だからこそ濡れ場で鷹虎に責められているとギャップが大きくてより萌えるんですよね。
妊娠・出産でキャリアが断たれてしまうことや、結婚を焦ること、周りと比べて自分が劣っているのは容姿が原因だと思って整形すること、学がなかったり安定した家庭に生まれなかった人が身体を売る職業に就きやすいこと。これらはすべて現実の女性に多く見られる傾向で、それをΩの問題として客観的に突き付けてくる異質な作品でもあります。亀山とは最後に意見が食い違ってしまったけれど、αの立場もΩの立場もよく知っている鷹虎の、情に左右されない安定した考えも別の場面では大いに役立つことがあるでしょう。現状への対策ではなく、根本から解決したいと望む亀山には政治の道を突き進んでほしいし、彼のような議員が現実にも必要ですね。
ちるちるさんでの評価が高い作品。
しかも、朝田先生の作品だー!
ということで、読んでみました。
生き方や幸せを考えさせられる素晴らしい作品ですが、BLとしての『萌え』はないのでこちらの評価とさせていただきました。
しかし、多くの読者さんに高評価されるのはとても納得しました。
まさに、現代社会派の問題が取り上げられている。
性差別、お金が全てで金持ち勝ち、、、などの世界でそれぞれの人が自分の価値観で生き抜いている。
オメガバという部分を除けば青年誌で超人気作品と話題になる素晴らしい作品だと思います。
朝田先生の凄さをあらためて感じました。
続きが楽しみです。
BがLするマンガだけど社会派!
色々と考えさせられる。
Ωといっても生き方は人それぞれ、自分の武器を最大限使いこなせる者、そうでない者。
後者は読んでて胸が苦しくなった(T^T)
αとして育てられた鷹虎の思考はとってもα的。
それでも「Ωだから」という理由で理不尽な事は起こる。鷹虎でさせも避けて通れないΩの現実。
結構ショック受けてましたね。(そりゃ、そーだ!)
突然の事で怯みはしたがこの経験を活かした新たな道を鷹虎達は切り開いてくれることでしょう。
3巻も楽しみに待ってます!
ちなみに、元彼に不評な鷹虎…笑える(*´艸`)
将来有望なエリートが集う学園で、完璧なαとして君臨していた熊獅子鷹虎。しかし突然のヒートでΩだと判明し、Ωクラスへ転入することに。
一巻は高校時代、二巻は卒業後〜社会人。
卒業後の鷹虎の恋人はまさかの委員長亀山。
鷹虎は高校在学中は万能感あふれてなんでも出来る王様みたいな存在だったけれど、その後はαに囲まれた環境でオメガの悩みにも直面したり、オメガの環境を変えたいと奮闘する亀山君の影響か傍若無人っぷりが大分丸くなり。
本編外では浮気はあったかもだけどあの鷹虎があんなに亀山君を愛するなんて…!
お互い尊敬し合い高めあえる存在だけど子どものことやオメガに対する思いが違い不穏なラスト。
あーーーこのカップル大好きなので続いて欲しいな。でも朝田先生だしそんな上手くはいかないんだろうなと続きが気になる…!
このカップルの他は有坂と龍ヶ崎が幸せになったり大雀の悩みがあったら(こちらも幸せになって欲しい)どの話も良かったです。
本当に社会や日常の縮図そのものをダイレクトに感じるリアリティさに満ちた、啓蒙書のような作品
登場人物の丸々誰かに当てはまらなくとも、この時のこのキャラの考えなら分かる、共感できるが必ずあるような気がします
朝田先生の多角度的視野と認識に驚嘆してしまいます
同じ作者様が描いてる作品の中で一方の言い分に真っ向から正論でぶつかっている訳ですから、超第三者的な目線で自問自答を繰り返してるようなもの
すごいロジカルな思考を持ってないと成り立たないストーリーがしっかり理路整然と展開されていて頭の良さに舌を巻いてしまいます
BL的な所で言えば、鷹虎君は「失って初めてその存在の大きさに気付くタイプ」な気がします(笑)
なんか・・・一見、すっごいスパダリ的な全能感あるキャラとして描かれていそうですが、こういう所はそこはかとなく人間らしくて残念さを感じて愛着が湧いてしまいます
これもまた朝田先生だからこその多面性の魅せ方で映し出す「人間らしさ」なんでしょうね
鷹虎君は歴代彼氏達との時間で少しずつ感情の変化を学び、やっと「相手を”人として”思える」所まで来たようですが、それでもまだ「恋や愛」という感情とは別次元で心が動いてるように見えます
相手の仕事や考えを知る努力も出来て、相手に対して自分が何をしたら喜ぶか?までは考えられてる(あの亀のキーホルダーとかは正に成長の証な気がします!)のに、どうしても相手に対しての優位性は手放せない・・・
成長の証と思ったキーホルダーの一件も「与える」からこそ出来た事であって、きっと「与えられる」事は鷹虎君の中では良しと思っていない気がする
きっと相手を「欲しい」と思う事はあってもそれは「自ら手に入れる」からこそ満足出来る事であって、恋焦がれて全てを投げ打ってでも離れたくない‼と思うような気持ちで相手を欲した事がないんだろうな・・・
だからこそ過去2人の元カレに関しては自分の元を離れても、本当は嫌だったにも関わらず追い縋ったりしなかったんだろうな~(でも有坂君のSNSをチェックしてるとかが面白味だと思うw)
恋に焦がれて惨めな姿を晒すことが出来るんだろうか?
その相手は亀山君なのだろうか?
この世界の中で生きて行くキャラ達の色んな思考に刺激を受けながらも「オメガたち」に触発されて変わっていく鷹虎君を見守って行きたいと思います!!
読み進めるのに気合は必要だけど、やっぱり読んだ後の充足感は他では得られない程良い疲労感
これこそ読み応えの醍醐味だと感じます!!
次巻もお待ちしております☆