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惚れさせたいアルファ王子と恋したくない転生オメガは運命の番

Horesasetai alpha ouji to koi shitakunai tensei omega wa unmei no tsugai

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表題作惚れさせたいアルファ王子と恋したくない転生オメガは運命の番

アンドレス
26歳,アマネセル王国第二王子
セシリオ(南 裕貴)
22歳,酒場の息子,酒場で舞をして働くΩ,前世の記憶を持つ

その他の収録作品

  • あとがき
  • 双子と姫と宝物

あらすじ

「そなたは今から私の番となる」酒場で舞を披露して働くセシリオは、前世のバレエダンサーの記憶を持つオメガ。親の借金が発覚し、希少なオメガとしてオークションにかけられ絶望する。しかし、連れられた場所は愛妾が暮らすという後宮で!? そこで再会したのは、酒場で助けた青年、第二王子アンドレスだった。驚く間もなく、愛妾と過ごす為の部屋で押し倒されてしまい!? フェロモンに諍えず、愛欲に溺れそうになって――。恋に臆病な転生オメガとイケメン王子の溺愛ラブ


初版のみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記が掲載されている場合でも無くなり次第、終了となりますのでご了承ください。

作品情報

作品名
惚れさせたいアルファ王子と恋したくない転生オメガは運命の番
著者
滝沢晴 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866697956

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43

4.1

(50)

(24)

萌々

(17)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
13
得点
204
評価数
50
平均
4.1 / 5
神率
48%

レビュー投稿数13

前作との読み比べも楽しいオメガバ作品

お互いのフェロモンにグラグラになりながらも、意のままになるものかと丁々発止でやり取りする様が面白い。攻めに巨乳好きを疑われる受けは斬新すぎるw オメガが踊り子であったり夜職なのは割と定番だけど、バレエダンサーというのは初出。バレエの無い世界で、あんな高度な芸術舞踊を見たらひっくりかえるだろうなあ。獣人や奴隷に対する排斥について描かれていて、現代の課題とリンクするところを感じさせます。直近の前作もオメガバ作品だけど、前作は定番のピュアで健気受けに対し、本作は自立した姉御?タイプ。個人的にはこちらの方が好みでした。

1

前世の記憶を持つ臆病な恋

前世での辛い恋の記憶からもう恋はしないという元バレエダンサーのΩと第一王子とを後継争いをするαの第二王子。
王子と奴隷から愛妾という関係から始まるラブストーリー。王道なようだけどそう簡単にはいかない。前世の記憶により恋に対してどうしても頑なになってしまう。王子の方は何としてでも惚れさせたいと思っていますがそんなΩ相手に苦戦します。しかし一緒に過ごしていく中でお互いの人柄を知っていく。運命だからとか番とかではなくこの人だから好きという気持ちが募っていったように思います。好きな気持ちには抗えない。もう惹かれずにはいられないという感じかな。そこに至るまでにジレジレしますがそれもまた良き。獣人の子供たちもとても可愛く王子とのやり取りもとてもよかったです。周りの当たりはキツかったですがそこも成敗出来てスッキリ!!元バレエダンサーということで踊るシーンがありしなやかな動きが目に浮かぶようでした。
面白かったです!

2

No Title

「転生もの」も、「オメガもの」も好きなこともあり、タイトルにひかれてよみましたが、期待以上に、おもしろいとおもいました。

アマネセル王国第二王子の「アンドレス」と、酒場の息子で、酒屋で舞をして働く「セシリオ」とのお話です。この「セシリオ」は、日本でバレエダンサーだったという前世をもちます。

冒頭から、いろいろなことが立て続けにおこるので、おもしろいとおもいながら、よみすすめることができました。

バレエが好きな人には、たまらない作品だとおもいます。



2

踊り

滝沢先生おっかけで購入。なんでもバレエ経験者のご担当さん推しで、バレエ要素がけっこうあるお話でした。グラン・ジュテとか書いてあってもすんなりそのポーズが脳内に再現できる人だと、より楽しめるんじゃないかなと思います。私はちょっとその部分が無理でして萌どまりでした。すいません。本編260Pほど+あとがき。柔軟性も大事よね。

日本でバレエダンサーだった前世を持つセシリオ。両親が営む居酒屋で、人寄せのため踊りを披露しモテモテですが、恋愛沙汰の挙句、事故死したという前世の記憶があるため、もう二度と恋はしないと考えています。ある日、父親が多額の借金を抱えていることがわかって奴隷として売られたのですが、買われた先は王宮で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
シーロ、ロペ(双子の獣人♂)、第一王子、後宮のオメガ、使用人たちぐらいかな。悪党は立派に清々しく悪党です(笑)

++攻め受けについて

攻めは第一王子と世継ぎの座を争っている方。運命の番と出会えたら「神に祝福された者」として世継ぎ争いに優位になるらしいのですが、後宮には一向に足を向けていなかった方。硬派?というほど頭でっかちさんでもないですけどねえ。まあセシリオ一筋、よろしいことですわ。民を思う良き王様に絶対なると思います。王道。

受けは前世記憶持ち、恋なんかするもんか状態なのにオメガに生まれたもんだから気分最悪。意思が強くて、体はめっちゃ攻めに惹かれているのに心は反抗、「絶対惚れない!」とぷりぷり怒ってます。ケンカップルってほどではないんですけど、お互いあれこれすれ違うことがあり、あー恋愛ってそうよ、あれこれめんどくさいのよね、と思う焦れ度合。元バレエダンサーさんでバレエ大好き、体なまるから、と後宮来てもせっせと体を動かしてます。努力家さんね。

攻め受けとも、そんなにキャラにハマれなくって、バレエの技、盛沢山だなあという印象が一番強かった一冊でした。じれじれ恋話が好きな人だったらもっと評価違うだろうなあ。

4

面白かったけど

滝沢晴先生の作品なので凄く面白かったんですが、個人的には少し前に出た「オメガ嫌いの英雄大公と離婚を目指す内職花嫁」の方がめちゃくちゃ好みでした。


というのもアンドレスとセシリオのすれ違いが焦った過ぎて好みじゃなかったんです。セシリオの前世のトラウマがしつこ過ぎでした。アンドレスが当初無神経だったのも原因ですが、何度も何度も彼の気持ちに不安になるのに読んでて気が滅入って来たんです。

その点他のキャラは分かりやすくて良かったと思いました。黒豹獣人の双子は可愛かったし、セシリオを奴隷だと蔑む後宮の面々の愚かしさと第一王子の俗物さと王妃の黒幕感も読んでて面白かったんです。

私はバレエダンサーの知り合いが多いので、バレエが出てくる漫画とか小説を厳しい目で見がちなのですが、その点はとても満足できるものでした。特にセシリオの踊る場面とかワクワクしながら読みました。そして前世のあの人のモデルは誰かなと妄想しながら楽しみました。

嫉妬や僻む人間たちの嫌らしさや、黒豹獣人のシーロとロペの純粋さの比較も生きていて、お話の緩急が素晴らしいと思いました。それ故にセシリオのトラウマを引っ張り過ぎだと思い神評価から1つ下げました。

4

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