電子限定書き下ろし短編付き
や〜、面白かった!!
滝沢晴先生の作品が大好きでハマってしまい、ここ最近一日一冊のペースで読んでいるのですが、今作も期待以上の面白さでした✨
なんと、攻め様受け様よりも断然好きな推しキャラ様が出てきてしまい、大興奮。
侍女のヤスミーン!!実は口が悪く腕っぷしの強い侍女、ヤスミーンのカッコ良さといったら!!!!
文字通り体を張ってキラ(受)を守る姿にわくわくドキドキ。めっちゃ萌えた…いまだかつて、BLで女性キャラにこんなにも萌えたことなかったです。。
(BLのレビューで女性キャラへの萌えを書くのはおかしいかもしれませんが、萌えたのは事実なので、、)
キラに危害を加えようとする相手をボッコボコにする姿が勇ましくて頼もしくてかっこ良くて、好きすぎるんだが…!?と大興奮(*゚∀゚)=3
…というわけで(?)、攻め様受け様よりも脇役のキャラにどハマりど萌え(?)してしまったのですが。
物語の方も切なさあり、ミール(二人の息子)の可愛らしさに悶絶するシーンありと、最初から最後までとにかく胸の高鳴りが止まらない一冊でした。
先生のあとがきによると、このお話の舞台はなんと、パキスタンとのこと!珍しい!
インドかな?と思っていたのですが、当たらずとも遠からず…でしょうか。
オメガバースで、相手の立場などを思い子供を連れて姿を消すオメガ、追うアルファ、という設定は結構あるあるな気がしますが、この作品では
・キラ(Ω受)が自らの意思で姿を消したわけではなく、陰謀が絡んでいる
・キラが記憶を失っており、攻め様との恋が一度リセットされている
…という点がスパイスになり、ハラハラ、ドキドキの展開になっていたなあと。
青い薔薇が生まれた理由も、二人の恋、キラの気持ちに関係があり、ロマンチックで素敵でした〜
何よりも、やっぱりヤスミーンが…好き…!!!(しつこい)
過去の記憶がないオメガのキラ。
そんなキラと息子のミールは貧しい農村で暮らしています。
そこで酷使されながら生活していたキラとミールですが
ある日、隣国のアーフターブから騎士(ジャムシード)がやってきてー…。
最初はすごく嫌なお話だなぁと思って読んでいました。
散々キラとミールをこき使ってた祖父が
突然心を入れ替えたような感じもすごく嫌でした。
村人のことももちろん嫌でした。
結局人は権力の前では無力なんだなぁと思いました。
ジャムシードが最初騎士だと名乗っていて
お話が進むにつれてきっと違うんだろうなぁと思っていたら
やっぱり実際は騎士じゃなかったというオチなのですが
わかっていながらもすごく惹かれて一気に読んでしまいました。
ジャムシードと出会うまでのキラとミールの生活を思うと
やっぱりモヤモヤとしてしまうのですが
そんな中でもキラは健気で頑張って生きてきて、ミールもすごく良い子で
だからこそ幸せを願わずにはいられない作品でした。
二人が結ばれて、ミールとジャムシードもちゃんと親子になれて
やや子も出来てすべてがハッピーエンドでほんとによかったです…。
愛に溢れるお話でした。
お話が凝っていて明かされる順番も効果的で、どんどん盛り上がってフィナーレを迎える感じでした。
最後まで読むと、あの時のあの台詞!あの衝動!とさらに感動しますね。
こういうお話は大好きです。
はじめましての作家さんです。読みやすかったです。
ただ、なんというかキラの言動に色々ひっかかり…。
唐突にいきなり思いついてハタ迷惑な行動を繰り返しとったり、ジャムシードが刺された時に犯人を殴る時の言葉が…。君がそれを言う?で。自分も少し前までは貧乏人だったのに。それにまずは介抱を優先すべきでは?って。
それ以外は本当にとても良かったです。他の警護の二人も良いキャラでした。
キラは後宮での危機感を持ってちゃんと王太子に伝えたり、王太子も把握してれば良かったのに…。
家族のふりもミールにお父さんができて良かったね!ちびっこ騎士としてがんばったね!
最初の村でのキラの境遇がとても辛かったですが、ジャムシードに見つけてもらえて本当に良かったです。
頼むから、2回読んでほしい。
例え、記憶を失っても、何度でも貴方に恋をするーーなんてのは、ありふれた愛の言葉だけど、それを体現したのがこの本です!!!
すごい、愛に溢れてました…すごい…。
まず、主人公たちの愛、それからキラの子ども、ミールとの親子愛、主人公たちを取り囲む人々の愛と、カタチが違うけれどそれぞれの愛が描きこまれ、疲れた心に沁み渡りました。
私は新年から良い本に出会ったなとしみじみ思うわけです。
おそらく、読み進めていくうちに今後の展開が読めるんじゃないかと思うんですが、それすら上回って面白いし、愛しさが100万倍。
読み終えた頃には、もう一回読みたいと思うはずです。満足度的な意味もですが、伏線回収的な意味で。
「あー、あの時のあの台詞はここに繋がるのか…胸キュンすぎる…」
ってなります。
一途な純愛が好きなら迷わず読んで欲しいです。ハピエンすぎる。
まるで、ハピエンが約束された童話みたいな幸福感が私の胸を満たしています。
この幸せな気持ちを抱いて生きていきたい。
追伸、印象深いシーンは全部といっても過言ではないです。
初読みの作家様のお話でした。
皆様のレビューを拝見して、好きそうだわ、と購入です。
うん、オメガバースですが、運命とか関係ないただの恋する2人のお話で、とても楽しく読ませて頂きました(⌒‐⌒)
受け様のキラは、記憶を失い、辺境の貧しい村で祖父と一人息子のミールと共に苦労しながら暮らしていた。
ある日、凛々しい騎士が隣国アーフターブの後宮から失踪した男性オメガを探している、と現れる。
この騎士が攻め様のジャムシード。
キラこそが探していた王太子の寵妃だ言われ、親子で一緒に帰国の旅をすることに。
アーフターブに着くまでに、いろいろなトラブルに見舞われますが、ジャムシードが颯爽と力強く解決。
何よりもキラを大切にしてくれるジャムシードに惹かれていくキラ。
ジャムシードに告白したキラの勢いに、おぉって思ったのですが、ラストの方のジャムシードとキラの出会いを読むと、それだけじゃない!!
うわ〜〜(T0T)
ジャムシードの胸のうちを思うと震えました(つд;*)
騎士だと名乗ったジャムシードの正体とか、この後の流れだとか、いろいろと予想はできるものの、魅力的なキャラのおかげで楽しく愉快に読み進めました。
カップル2人はもちろん、警護する付き添いの2人もいい人で。
特に次女のヤスミーンがいろいろ代弁してくれてるようで気持ちよかった。
また、一人息子のミールが母親思いのいい子の上、子供らしいかわいらしさで悶えましたよ。
最後まで記憶は戻らないままなのかな、と思っていたら、最後の最後で(*´ω`*)
よかったねぇ。
イラストは兼守美行先生。
流麗なイラストの数々、ありがとうございます。