【電子限定かきおろし付】限定特典と割引が充実!
静かに、深く心に染み入るお話でした...とても良かった...・:*+
こちら、アニメイトブックストアの電子書籍で拝読。
紙版の小冊子も電子で読めるのが嬉しい!(小冊子+電子特典もついています)
(レビュー最後に小冊子の内容にも少し触れます☺︎)
実はろじ先生の作品、今まで何作品か拝読してきて
初読でズドン!と来るよりは、時間をおいて何度も読み返すうち、
はっ!!と気付くものがありズブズブにはまっていくー
ということが多く(あくまでも自分の場合)、
今回はどうかなあ、先生の届けたかったものをちゃんと自分が
掴みきれるかな...とドキドキしながら読み始めました。
が!
見事にそんな心配は裏切られ、気付けばお話の世界に没入。。
「糸」にたとえた人との関わり、
小説家である恵人(受け)が言葉をとても大事にするところ、
飄々として見えた侑真(攻め)が最後の最後に見せた弱さ。
そんな一つ一つがたまらなく愛おしく、じんと胸打たれる物語でした。
攻め受け二人とも互いに本心を見せないところがもどかしく、
ストレートに”分かりやすい”お話とは言えない気がするので、
そこは好みの分かれるところ...かも;
ただ自分にとっては心を鷲掴みにされる表現やセリフが
いくつもあり、何度も噛み締めて読み返したい作品の一つになりました・:*+.
自他共に認める要領の良さを持つ、タレ目年下リーマン(好きなやつー!!)×
恋にトラウマを持つ意地っ張り小説家、というカプ。
攻めの「添い寝」提案から始まる恋のお話です。
こう、二人の出会いが今どきのマチアプ等ではなく、
”喫茶店”きっかけというところから、萌え心に火がついてしまうー...!
受けが小説家ということで、”言葉”への情熱、こだわりが
随所に感じられるところも好きです。
「泣かないで」
「泣いてません」
「泣きそうじゃないですか」
「泣きそうと泣いてるは違う…!」
ヨリを戻そうとする大事な場面でも、
矜持を捨てられない(捨てない)恵人、意地っ張りなところが愛おしい(ˊ˘ˋ* )
互いに本心を見せずに探り合い、
どこかピリついた雰囲気の漂う前半から一転、
後半一気に「恋」も恵人の抱える悩みも動き出す展開も見事だったー...!
サスペンスものではないけれど、息もつかせぬ展開で没頭して読み耽りました。
「書くこと」とは”相手に合わせたマーケティング”ではなく、
それを読ませたい・聞かせたい相手を見つめ、その人のことを考えること。
姪っ子・莉里ちゃんにねだられ、
恵人自身が作ったお話を語り聞かせるうちに
気付いた大切な一点に、読んでいる私もハッとさせられました。
(余談ですが...あんなにツンツンしてる恵人が見せる莉里ちゃんへの笑顔の
一撃にやられたーーー!!
莉里を艶々の髪のお姫様にたとえてお話を作り、
語ってあげる恵人の普段の毒舌ぶりとのギャップは、かなりの萌えどころでした◎)
添い寝したい、と思うことも
小説を書くことも、愛するということも、
その先にいる大切な誰かを思うということに繋がる。
自分の気持ちを口に出して言うのが不得手な恵人が、
侑真に想いを伝えるためにとった手段も素敵でした。
まさに恵人ならでは、彼だから使える最高の手段だー...
と、ここまで受け・恵人への共感が大きく、
攻めについてあまり語れませんでしたが;
侑真については、物語途中で過去の思い出が明かされ
解像度がグッ⤴︎と上がることで、イメージがガラリと変わる!と思います
なんとなーく、胡散臭い笑顔(ごめんなさい!)を振りまいている
彼のことがそこまで信用できないというか、
好きになれなかったのですが...
抱えていたトラウマを知ったこと、
また後半、駆け引きのないストレートな言葉と
そこに込められた想いに触れることで
恵人と共に、読んでいるこちらの心も溶かされていく気がしました。
(絆され、とも言う?)
そんな二人の分かりやすい”濡れ場”はないけれど(キス描写はあり)、
描き下ろしの攻め→受けへの分かりやすい「嫉妬」だけで
自分は萌え悶えましたー...!
元カレが書いた本を読ませたくない!と思う侑真、
かっわいいなあー...(*´◒`*)
恋の駆け引きで見せる「上級者」然とした姿ではなく、
ちょっと年下感のあるそんな姿にきゅん、でした。
(恵人がことあるごとに「かっ(わいい)...」と呟いてしまう
気持ち、理解!!
”睡眠不足が続いた脳の働きは、飲酒した状態と同じ”と
侑真が語った内容に「ええっ!」と驚いたり、
二人の痺れる駆け引きにハラハラしたり、
恵人の気付きにじんわり心が温かくなったり...
心地よく感情が揺さぶられ、染み入るお話。
何度も読み返す度に、お気に入りの言葉やシーンが増えていく予感がします(*´˘`*)
★修正:なし(修正のいらない描かれ方)(電子アニメイトブックストア)
★アニメイト有償12P小冊子
馴染みの喫茶店にて、マスターに「ずいぶん仲良くなったね」と
声をかけられたのをきっかけに、初対面での印象について
語り合う二人。
そしてその後、場面はベッドの上に切り替わり、押し倒される侑真(!!)。
”その先”を予感させるあまーーーいキスで終わる、素敵なお話でした✨
前作、「何それ、愛かよ。」で号泣した者です。
今回も泣かされてしまうんだろ、泣かされたいっと気合い入りまくりで?読ませていただきました。
そのせいなのか、初回の印象は
独特のテンポに追いかけるような気分で読むかたちとなり、しばし小休止。でした。
言葉が多い、なんですかね。。
モノローグ、吹き出しの台詞のほかにも
題材で取り上げる物語のテキスト
吹き出しの外にある台詞、
どれもが同じくらいの分量で置かれてる印象で
読んでる方が時に、とても忙しくなります。
前作では、それが毒舌キャラと合っていたのか、
スピンだったのでキャラの背景が分かってる部分が理解を補完していたのか。
これ以上、掘り下げる能力が素人の私にはないんですけど、
とにかく、時間を置いて
2回目、落ち着いて読み直しまして、
とてもとても良かったです。
多分、物語のメインの2人が関係性を
進めたところからラストまで
経っても、数ヶ月だと思われるんですけど
マンガに描かれている大きな展開の陰で
本当に色々な事があり、想いを巡らせたんだろうな、と取りこぼしのないように
丁寧に描かれ、また2人のやりとりも
内心、うまくいくか不安と葛藤しながらも
お互いにこの関係をよく進めていきたいという想いで向き合っているのが伝わってきて
そこら辺の表現が台詞なんかとてもリアルで
ろじ先生やっばり好きだ、となりましたね。
ただ、後半の恵人さんの想いがはっきりしていってからは台詞がなかったりする場面がいい感じで差し込まれていてエモさも増し、ほんとグッときてヤバかったんですけど、
それまでの台詞の多さと、場面が切り替わるコマの切り方のテンポ感が早い印象が否めなかったことを思い出してしまうんですよね…
でも、ラストの2人が出した答えが、これまでが積み重なった複雑だけど、かけがえのないリアルな気持ちで本当にグッときます。ぜひ、堪能されて欲しいです。
私は、何かと紐付けて掘り下げて考えるのが好きなので、読み応えと感じましたが、
言葉で示されることも多く、人によっては、説明調だったり複雑に感じるかもしれないです。
でも、そのろじ先生の感性に触れると、豊かな気持ちになるんですよね。
是非、ゆっくり指でなぞるようにして堪能しながら読まれるのをおすすめします。
この2人はまたこれからも色々変化していく感じがして、その続きが読みたくなる作品です。
連載をスタートから拝読していたのに、ぼくパパのスピンオフをウリにしていない(褒めてます!)ため、リリちゃんが出てくるまで気づかなかったという大ポカをやらかしながら拝読してました(汗)
単行本にまとまり改めて読むと、お互いに踏み込んでほしくないところがありながらも本質的には「人」に興味があって、人と関わらずにはおれなくて、、、というところから徐々にラブに発展していきます。
いつも飄々として八方美人なところがあって世渡り上手な古河さんと、小説家で思ったように執筆ができず不眠に悩む秦野さん。秦野さんはゲイ、古河さんはバイなのかな?
顔が好み…という直感的な部分で少しずつ距離が縮んでいき、デートを重ねたりしますが、二人とも根本的な部分で一線を引いていて本気と遊びの間のような関係が続きます。
秦野さんは前作でも触れられていますが、恋愛に臆病、それに加えて執筆がうまくできずに悩んでいることもあって、複雑な感情がしっかりストーリーに盛り込まれているように感じました。人との繋がりを「書くこと」や縁の「糸」で表現されているのが素敵でした。
古河さんは、育ってきた環境の影響から、睡眠に対して敏感で、不眠に悩む秦野さんを助けたいという気持ちと、次第に惹かれていく感情とか同時並行で描かれているのですが、秦野さんからすると、【睡眠を守りたい】と思いはじめた動機が自分ではなく別の人だったというところで「また恋人として選ばれないかも」と秦野さんが傷つき、すれ違いが起こりますが(睡眠を守りたかったのは古河さんの母親に対してだったわけですが)。
古河さんの事情が明らかになってやっと結ばれてよかったです!
理屈っぽく感じる二人の掛け合いは、さすが、ろじ先生で読み応えがありましたし、それぞれが殻にとじこもって本音をなかなか見せてくれないようなところがあって面白くて、それについても背景がしっかり描かれているのでとても興味深く拝読しました。
原稿用紙、人と人とを繋ぐ糸が描かれた表紙がとても素敵です。
ろじ先生の作品、どの作品を読んでも胸にじわじわ沁みる所が必ずあって大好きです。
今回も最後まで読破した後にタイトルを見返し、うぅん!!と唸りました。
絶賛スランプ状態で文章が書けないでいる小説家の秦野さんと寝具メーカーに務めるサラリーマン古河さんのお話。
眠れない秦野さんに積極的にグイグイ来る古河さん。ついには添い寝体験をする事になり…!?
秦野さんが小説家…という事もあり古河さんの行動や考えを熟考しがちでひとつひとつの事に理屈で考えるため、多少の説明口調になっている部分があるなとは思いました。ですが、人との繋がりを"糸"で捉えたり、小説家になったきっかけが妹への物語作りだったりと文学的な要素がたっぷりで私は好きでした!
そして古河さん。秦野さんのいう通り、自分からグイグイ近付いて来る割にはこちらが近付くとサラりと避けて本心を見せてくれないので分かりにくい所があります。好きだ、付き合って、というのに自分の中に入ってくるのは簡単に許してくれない人なのかな?と。そのせいですれ違いが起きてしまうのがちょっと切なかったです。
ろじ先生の描かれる子ども達の絵がとっても大好きなのですが、今作も秦野さんの姪っ子をはじめ、古河さんの幼少期など描写たくさんあります!
また、家族のお話に涙腺弱弱な私は妹への秦野さんの愛、古河さんのお母さんへの愛をそれぞれ感じでぐしゃぐしゃに泣いてしまいました。
素敵なお話に出会えた事に感謝です。
ろじ先生新刊!
試し読み時点ではひとたらし×ひと嫌いかな?と。
大好きなケンカップルのにほひがするぞ〜!クンクン
以下ネタバレ含みます
小説家の恵人の辛辣な古河観察から始まります。
心を閉ざした眉間シワ男子、生きづらそう⋯。
それを知ってか知らずか
古河のスルリと伺い入ってくる駆け引きが心憎い。
二人の言い合いはたまらないものがあります。
言い合いから添い寝になる展開⋯
「心許すっぽいことしてみます?」って!(最高
ちょっといいなと思う人と熟睡できるわけないぃ
ホントこの大人達素直じゃないなあもう。
この二人、ケンカップルというより
「不器用男男駆け引き問答」カプですかね。
怖がりなのは古河も一緒だった。
余裕なフリだった?とわかると一気にアツくなります。
二度寝の添い寝の時に一度心をさらけ出したように感じましたが
お互いの過去が二人を臆病にさせ、順調に進まない。
こちらは焦れ悶えさせられます。
古河は母のために安眠を望む、
恵人は妹のために執筆するという過去が。
二人とも優しいこどもだったんだなあ⋯。
お母さんの事があって寝具メーカーに勤めるってどんだけ親孝行。
眠れないとメンタル病みますよね!
途中ヒヤリとしましたが現在は元気ということで安心しました。
引き下がる古河を恵人が引き止める。
繋ぐために「綴る」
初めて寝た時もそうですが恵人の一押しが先。
臆病なのに一生懸命手繰り寄せる姿に胸熱くなります。
古河が受け止めて、お互いが癒やされる。
熟睡して恵人のクマが消えます!
描き下ろしで古河が拗ねるのが可愛いです。
失敗しても大丈夫と言い合えるようになった二人。
めでたしめでたしと締めくくられるエンド。
最後まで敬語が崩れないの良いです。
言い合いはスマートですがぶきっちょ可愛い二人でした。
電子は最後にくる「HAJIME MASHITE」と
話ごとに挟まる「二度目まして」で
二人の馴れ初めが読めて可愛いです。
濡れ場ナシ
朝チュンの時、恵人がお行儀悪く足の指でパンツ拾うのが私的には萌えポイントでした。
