世話焼きα×つよがりΩの ほろあま事故番オメガバース

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優しくさせてよ俺のΩ

yasashikusaseteyo oreno omega

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表題作優しくさせてよ俺のΩ

朝永 飛鳥
高校2年生,α
瀬尾 基弥
高校2年生,Ω

その他の収録作品

  • 描き下ろし:かわいい恋人
  • カバー下(漫画・あとがき)

あらすじ

Ωの基弥は、自分の不注意によるヒートで
αの飛鳥と高校生ながら番になってしまった。
中学の頃からライバル視していた飛鳥に、
優しくされればされるほど罪悪感をつのらせる基弥。
発情期には身体を重ねつつも二人の心はすれ違うばかり。
――飛鳥には、本当に好きな人と番ってほしい。
  だけどせめて、1年後の卒業式までは…。
そんな折、基弥は番の証である噛み痕が薄れていることに気づき!?

作品情報

作品名
優しくさせてよ俺のΩ
著者
春海かみす 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784832293120

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97

4.7

(43)

(33)

萌々

(9)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
204
評価数
43
平均
4.7 / 5
神率
76.7%

レビュー投稿数6

オメガバースで求めるものこれです

突発的な発情期で自己的に番になってしまったまだ子どもだった二人
高校生になってもその関係は続きます
発情期の処理だけ、αの時間を奪ってしまっていることに後ろめたさと申し訳なさをずっと持ち続けているΩ
一方αの方は献身的にずっと支えている
じゃあこの関係はいつまで続けることが出来るのか
そこに愛情はあるのか
オメガバースの本当に基本的な葛藤が高校生というまだ未熟な立場から描かれています
逆らえない性別の仕組みと、人間同士の愛情、果たしてどのように向かっていくのか、とても丁寧に描かれていました
オメガバの基本が詰まっててとても良かったです

0

No Title

すっごくすっごくきゅんでし!!

0

切なさと、恋心と、そして、、、

中学生の頃から、αの飛鳥をライバル視していたΩの基弥だったが、
自身の不注意で番になってしまったことで、基弥は罪悪感を募らせ、番解消すら考えている冒頭。


とにかく最初から切ないです。

ですが、さらに追い打ちをかけるような切ない現実が訪れます。
番になったときの噛み跡が消えかかっており、
このままなにもしなければ飛鳥との番関係が、解消されるてしまうというものです。


このお話のすごいなあと思ったところは、
番関係がまっさらになってしまう→飛鳥を自由にしてあげたい→いや、でももう一度さらで飛鳥とやり直したいと決意!
という、ただただ切ないだけで終わらせない、基弥の前向きな恋への姿勢にグッときました。


で、
飛鳥はずーーーっと基弥のことを好きだし、番になったときも本当は嬉しかったんだろなあという瞬間が垣間見えていましたし(おそらく病院の待合室ですでに覚悟はできていたと思っています)、
周囲に牽制していたし、大好きムーブが全身から溢れて、基弥とずっと対等でいたのも個人的にすごく好きでした。(タイトルが飛鳥の本音とか妄想すると、本当に愛しかなくて推せますね!!)


それから、ちゃんと約束通り、成長するまで二度目の番になってないのも、真実の愛って感じがして尊いお話でした///!!

0

事故番だけど、両片想い

本書が初読みの作家様でしたが、
既に次回作が楽しみになってしまうくらいがっつりハマッてしまった。
柔らかな画風も、細やかな心理描写もすごくよかったです…。

本作は高校生の二人がヒート事故によって
番になってしまうところから始まるオメガバース作品です。
ただ、元々が両片想いからの事故番なので、
悲壮感やしんどさはありません。ご安心下さい。

高校生でΩの基弥は幼馴染みでライバルのαの飛鳥と番同士。

Ωでありながらも持ち前の負けず嫌いっぷりで飛鳥と
張り合う基弥でしたが、本当は密かに想いを寄せていました。

けれど、突然のヒートによって二人の関係は変わってしまいます。

番契約が成立した後も以前と変わらず友人として一緒に過ごし、
番としても基弥を大切にしてくれる飛鳥。

だけど、基弥は自らに負い目があるからこそ、
優しくされる程に飛鳥に対して罪悪感を募らせていました。

飛鳥と番になれて嬉しい気持ちと同時に、
飛鳥の意志を無視して番として縛り付けてしまったこと。

だからこそ、高校を1年後の高校卒業を機に
飛鳥から離れようと心に決めていた基弥。
そんな中、項の噛み痕が薄くなっていることに気付いた基弥は
飛鳥との番契約が3か月後に解消されてしまうと知り…。

一方、飛鳥視点に切り替わると
飛鳥もまた基弥に想いを寄せていることがわかります。

そう、きっかけこそヒート事故ではありましたが、
元々両想いだった二人が結ばれただけのこと。

読者から見ればわかりやすいくらいの執着と溺愛ぶりの飛鳥ですが、
なぜか当の基弥にだけはちっとも伝わっておらず…。

本当は番になった直後に基弥に気持ちを告げようとした飛鳥でしたが、
自分との番関係を受け止めきれていない基弥に「好き」の二文字を
伝えられないままだったのです。

そのため基弥は飛鳥が自分を好きだと知らずに卒業後は別れようとして、
飛鳥は番関係であることを理由に基弥の傍にい続けようとして、
こんなにも両想いなのにすれ違ってしまう二人に悶絶しっぱなしでした。

はじめこそ自分から飛鳥と距離を置こうとしていたものの、
いざ番関係が失われてしまうとわかると、
頭では飛鳥のために番を解消してしまった方がいいと思いながらも、
心の中では飛鳥を想う気持ちがどんどん膨らんでゆき葛藤する基弥に
胸がぎゅーっと締め付けられました。
ほんと飛鳥も基弥も素直に好きって言ってしまえば一発解決なのに!と
ページをめくるスピードが読み進めるにつれて早まっていきました。

普段は負けず嫌いで強気な基弥ですが、
発情期には飛鳥の残していった数少ない衣類に縋りつく姿が
いじらしすぎて愛でたい欲と庇護欲を掻き立てられまくりでした。
Ωの巣作りってどんなにツンデレな子でもこの習性にだけは
全身でαを求めているのが素直に現れちゃっていて、健気で可愛いんです!

両想い後はずっと気持ちを抑え込んできた反動なのか、
飛鳥はクラスメイト相手にも威嚇しちゃったり、
行為中もラット状態になっちゃったりと、
基弥への独占欲と愛がさらに増し増しになっておりました。
エッチの度に基弥のチョーカーをがじがじ嚙んでしまうのも
基弥の項を噛みたくて仕方ない感が溢れ出ていてニヤニヤしちゃいます。

対して今まで飛鳥に対してもどこか一線を引いていた基弥は
飛鳥に抱かれているときに甘えたり素直に好きが言えるようになっていて、
表情も蕩けまくっていたりと愛おしさが爆発しておりました。
これまでがツンツンしてきただけに漏れ出てしまうデレの威力が凄まじくて
飛鳥がついつい過保護になってしまうのも納得でした。

あと、斬新だったのが一度成立した番契約の自然解消という設定。
投薬や手術、または番の死亡によって解消される設定はこれまでも
読んだことがあったけれど、今作のようなパターンは初めてで面白かったです。


ラストは安易に再び番契約を結んでしまうのではなく、
共に歩んでゆく未来を見据えて出した二人なりの答えが素敵でした。
母親からの反対にも感情的になることなく基弥への愛を誓う飛鳥の包容力よ…。
未来のスパダリを確信しました。

大学生、社会人になった二人の物語も読んでみたいなぁ。
ストーリーとしては大団円を迎えてはいますが、
二人の後日談を描いた続編も読んでみたいです。

2

一途なαとΩが本当の番になるまで

出会って間もない頃、半ば事故のような感じで番関係が成立してしまったΩの基弥とα飛鳥。

基弥はΩである事を決して言い訳にせず、勉強もスポーツも何でも頑張る努力家。
密かにずっと飛鳥を好きだったけど、自分の不注意で番になり、飛鳥を縛りつけていると罪悪感を持っていて、自分の気持ちに素直にはなrdないでいる。

飛鳥も密かに基弥の事をずっと好きなんだけど、基弥にとっては不本意な番関係だろうと思い込んでいる。

絵に描いたようなTHE・すれ違いですけど、かなり分かりやすくすれ違ってくれていて、良い感じに読者は焦らされます。
ここで気持ちを伝えちゃえばいいのに!!!って呼んでる側は思うんですけど、片想いだと思っている当事者からしたら動けないものですよね・・・。

作品中盤で両想いになり、その後の二人のラブラブ・甘々な恋人ライフが読めるので、めちゃくちゃ満足度高いです!
二人とも本当に真面目で一途で、正式な番関係になるのも社会人になるまで待ったりとか、エッチの最中に昂り過ぎてラットになっちゃう飛鳥とか、巣作りにこだわりのある基弥とか・・・一つ一つのエピソードに強い愛が感じられるんですよね。

やっぱりね〜、カップルになって幸せいっぱいのエピソードがたくさん描かれていると、満足度が全然違うんですよね。
ラブラブ一途な二人からしか摂取できない栄養がある・・・。

オメガバ・一途・すれ違いの恋が好きな方にはきっと刺さるはず!
おすすめです♪

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