不器用な元ノンケ×ロマンチストのゲイカップル4年目の日々。

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1095日の花束 dozen rose

1095nichi no hanataba dozen rose

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表題作1095日の花束 dozen rose

26歳、レストランのオーナーシェフ
志村 晃成
30歳、リーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし 休日のふたり

あらすじ

俺たち、また喧嘩したり仲直りしよ。だってずっと一緒にいるんだもんな

「この年でこんなにも好きな人がいて、
 その人も俺を好きでいてくれて
 それってすごいことだなって」

すれ違いからの別れを乗り越え、
復縁して同棲を続けている晃成と遥は4年目を迎えるゲイカップル。
レストランのオーナーシェフとして念願の独立を果たした遥と
サラリーマンとして働く晃成は
相変わらずデートの時間も取れないほど多忙な毎日。
そんな中でお互いに相手を想い、ささやかな幸せをかみしめる日々を送っている。
しかしロマンチストなはずの晃成がこんな平凡な日々で満足できているか
という不安が芽生えてしまった遥は、
どんどん晃成の幸せそうな言動が信じられなくなってしまい……!?

作品情報

作品名
1095日の花束 dozen rose
著者
みつこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796417761
4.1

(63)

(32)

萌々

(19)

(5)

中立

(6)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
257
評価数
63
平均
4.1 / 5
神率
50.8%

レビュー投稿数11

"dozen rose"=1ダースの花束、愛の証が花咲く続編

はーーーー...心が満たされて、胸いっぱい。。
みつこ先生のこちらの続編、最高オブ最高に沁みました。

(※修正だけは、前巻のtnトーン+白短冊のあまあま修正から
完全な白抜きに変わってしまったのがちょっと残念ではあります。。)


『dozen rose』=12本(1ダース)のバラの花束、
ヨーロッパでは古くから「真の愛の証」として
1本ずつ意味を持つ12本のバラの花束を恋人に贈る習わしがあるとのこと。
(素敵すぎる)

その由来に違わず、二人の”深まる愛”のお話、
表紙の薔薇が1巻と違い薄ピンク色(オレンジ?)になっているのも良い〜!✨

1巻のブルーローズも美しかったけれど、
どこか切なさが先に立っていたような気がします。
続編は二人の傾けた顔から互いを見つめている感じがより出ているし、
遥(攻)がちゃんと笑顔なのが嬉しい!(*´◒`*)

と、2冊並んだ書影を眺め、あれこれ考えるのも楽しいです。


お互い本音が言えず、拗れに拗れてすれ違い、
どうにかやっと復縁してホッとした前巻。

続編はそんな二人の穏やかで温かい日常から始まるのですが、
今度は遥の方が悶々と思い悩んでしまいー

という続編です。


レストランのオーナーシェフとして独立を果たした遥と、
リーマンの晃成(受)。

デートの時間もなかなか取れないほど多忙の中、
中学時代の元カノと再会し、晃成が気にしないかと気を揉んだり、
ロマンチストの晃成が今の生活に満足できていないのでは、と
不安になったりする遥。

またここでドカン!とぶつかったりするのか…と
緊張が走りましたが、、


晃成ーーーーー!!!
器が…器がおっきくなって…余裕ができて…!感涙。。

「俺は遥とずっといっしょにいるつもりだから
無理しないでいい」

こんな言葉が晃成の口から出てくるようになるなんて。
前巻のあの余裕の無い姿からは考えられない…!

互いに忙しくてなかなか一緒の時間が取れなくても、
愛し愛され、それを実感できていること、
今の幸せを見出していることがダイレクトに伝わってきます。
もう…読んでいて胸がいっぱいになってしまった...
胸打たれる、序盤のシーンでした。

晃成が「したい」と言っていた”会社帰りのデート”を
実現させようと、店を一日休みにして叶えてくれる遥、
物陰へと誘導して手を繋いでくる遥。
たとえ顔はクールでも、その言動から
「晃成のために何かしたい」と思い実行してくれていることが
ちゃんと分かる幸せ…・:*+.

両視点で進む物語の中、攻め・遥の心情が
前巻よりさらに深く見えてくるのがとても良かった…
晃成の同僚に嫉妬したり、自分が元カノと再会したことで
晃成を不安にさせていないか、とやきもきしたり。

晃成も遥のお店のSNSアカウントを動かしてお店運営に協力したり、
「寂しくないのか」と余裕をなくした遥に詰め寄られた際に
きちんと「寂しいよ」と口に出したり、
ニコイチで共に歩もうとする姿が良い!!
(↑顔を赤らめながらの「寂しいよ」が刺さります)

そして、晃成にとってかなりの勇気と決心が必要であっただろう、
同僚と両親へのカミングアウト。

遥への想いを、言葉にして遥にちゃんと伝えたい。
祝福されないかもしれないけれど、大好きな人と幸せであることを、
大切な人たちに知ってもらいたい。
(両親の反応は詳しく描かれてはいないけれど、
おそらく祝福はされなかったんだろうな、と思うと切なさもあります;)

そんな思いを抱いた晃成が踏み出した大きな一歩。
一読者である私も震えるほどグッときましたが、
遥に刺さらないわけがなく…!

そして描き下ろしのお話で、さらに萌えが加速しました。
休日デート、あの晃成が自分から遥の手を握り、
「誰も見てないよ」とサラッと言うなんてー…!感涙。。

水をあげすぎて、ちょっと枯れてしまった庭の薔薇で
作った花束、受け取る晃成のはにかんだ笑顔が印象的でした。
幼い頃からずっと憧れていた、愛の花束(←このエピソードは前巻に出てきます)。

薔薇がちょっと枯れていること、遥は申し訳なさそうだったけど、
”何でもない日”に花束をプレゼントされることが
晃成にとってどれだけ嬉しいことだったか!
(庭に薔薇を咲かせる遥の心遣い、前巻ラストで感動したところでした)

枯らしてしまった薔薇も、丁寧に向き合い世話をすることで
きっと元気になる。

"dozen rose"=「真の愛の証」を二人で見つめて信じられる幸せを、
お裾分けしてもらったような素敵なお話でした(*´˘`*)

はーーー...余韻...!
電子限定かきおろし漫画は3Pもあり、
”ハリウッド俳優みたい”に感情表現豊かになった遥が見られます。
好きー…!(*´艸`)


★修正:tn白抜き(電子シーモア)
前作はtnトーン+細白短冊のかなり嬉しい修正だっただけに
ちょっと残念ですが;
濡れ場描写はそれほど多くなく、心情描写メインなので
個人的にはそこまで気になりませんでした☺︎

6

待望の続編

相手を不快にしたらどうしようとか、好きだからこそ考え込んでしまってうまく言葉にできなかったり、選ぶ言葉を間違えてしまってすれ違いもあった不器用な二人の続編!

今作では、遥が無事に独立してお店がオープンしているところからスタートします。おめでたい!しかし、やはりオープン直後なのでまだまだ順調とはいかず、晃成との時間がなかなかなくて‥‥けれども前作よりも成長した二人は言葉選びが下手なりにフォローしあって乗り切っていきます。

ところが、遙の元カノが登場し、動揺が走る晃成!
ネタバレしてしまうと何も心配することがないんですが、やはり成長しているものの口下手な二人は健在で危なっかしいところがありました(笑)

二人の関係を隠しているせいもあってしどろもどろになってしまうことも多々あったので、友人や同僚には正直に言えてよかったのかなと思います。

ラストシーンはタイトル通り、ついに晃成が花束をもらいます。
ちゃんとした花束ではないけれど、すごくうれしそうでほっこりしました。
そして前作で晃成がまだ一度も花束を貰えてないことがすごく気がかりだったので回収できてよかったです!

3

ふたりのその後

前巻ではすれ違いから別れ、そして復縁してのハピエンでした。続編の今巻では、ふたりの幸せと成長した姿が見られます。

独立してレストランのオーナーシェフの遥とサラリーマンの晃成は、仕事の忙しさでなかなか一緒の時間を取れません。それでも幸せに過ごしていましたが、遥は物わかりのいい晃成を見て、自分の口下手さにロマンチストの晃成は不満がないかと不安になります。
前巻読んでる人は知っていると思いますが、晃成がめんどくさい性格なんです。察して欲しい感じが多々あるのにノンケの遥に対してゲイである自分と付き合ってくれているという思い込みもあるし。そんな晃成の想いをなんとか汲み取ろうとする遥は、それだけでめちゃくちゃ晃成を好きじゃん!って読者は思うんですが……。ふたりの凸凹な想いがなかなかピッタリハマらないのがこの作品のおもしろさでもあります。

今作では、遥の中学時代の元カノの登場や晃成の同僚との仲良しさ、晃成のいとこの結婚式などによりまた相手の気持ちを疑ったり嫉妬したり、自分の想いを押し付けすぎているのではと、互いに疑います。ただ互いに相手のためを思って、負担にならないようにがんばっているだけなんですけどね。
晃成としてはちょっと強引に抱かれるのも喜んでいますが、それを遥は無理やりやってしまったと思ってしまいます。ふたりとも傷つきやすいのに自分が発する言葉遣いや行為がそっけないので、無自覚に相手を傷つけてないか悩んでしまいます。それですれ違って別れてしまった前巻ですが、今巻はちゃんと話をします。またそんなこと考えて!言っちゃって!と読者は保護者な思いで読みむことも、惚気ちゃって!と友人気分で読むこともできます。ケンカップルではないけれど、拗らせカップルのふたりを読むのが好きな人は楽しめると思います。

もちろんハピエンです。家族はどう思っているのか不明ですが、友人に自分の恋人が同性だと話せるようにもなったので、ふたりの関係を秘密にしなくてもいい友人ができてよかったなと思いました。談したり惚気たりする相手ができたて、ふたりとも自分の中だけで悩みこまなくなりそうですね。

タイトルの「dozen rose」は「1ダース」のバラの花束のことで、12本のバラには1本1本「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」と意味があります。パートナーへ想いを伝える贈り物として、ふたりのハピエンにぴったりな演出がありました。
ふたりがこのまま幸せに暮らしていきますように!

4

彼氏力が爆上がり

本作は続編となります。
前作では恋人同士になって4年が経ち、同棲するまでに至った遥と晃成。
けれど、言葉足らずからすれ違い、一度は“別れる”までいってしまいました。
別れた後になって今まで見えなかった相手の気持ちや自分がどれだけ相手を好きだったかを知り、もう一度やり直すことになった2人。

本作はそんな2人のその後が描かれています。
前作では寡黙ゆえにぶっきらぼうな印象のあった遥でしたが、前回までの失敗を教訓に晃成に思っていることを伝えるようになっていたり、晃成が口にしたさりげない願望を叶えてあげようとしていたり、彼氏力が爆上がりしていました。

ただ、感情があまり表に出ないのでわかりづらいけれど、実は結構不器用なので独立した自分のレストランの経営と晃成のかっこいい彼氏になることとの間で色々と空回ってしまったりすることも。

それでも何を考えているかわからない前作とは違ってその全てが晃成のためと思えば失敗も執着すらも可愛く見えてくるのでした。
晃成の憧れの“お仕事帰りのデート”を叶えるために、勢いで晃成の会社まで迎えに行くも心細そうに出待ちする姿がいじらしくてキュンとしてしまったのは私だけでしょうか。

晃成の方もそんな遥を支えようと店のことをフォローしたり、互いに歩み寄ろうとしている2人の関係性が微笑ましかったです。

前作では晃成視点で描かれ、好きだったり、不安になったり、遥への感情に振り回されっぱなしだった晃成ですが、今回は遥視点で描かれる場面が多く、あの無表情の内側でこんなに晃成大好きだったんか!と前作での糖分の物足りなさがちゃんと回収される形になっていました。

意図していた形とは若干違うけれど、職場の同僚へのカミングアウトをしたことで初めて2人の関係が周囲からの祝福されることになり、良かったなと思えました。
ただ、おそらく前後の会話から推量するに晃成の家族からは理解を得られなかったのかなぁと、ほんのり苦さも。
とは言え、将来を誓い合うこともできて、まごうことなきハピエンに多幸感を浴びつつ読み終えました。

2

No Title

前作で期待値が上がりすぎたのか…評価は前作同様、星4つとしますが、うーん…。今作は何か粗が目立つような気がするんですよね。

ストーリーは悪くないのですが、「君達、成長してないんか?今作もまた繰り返すんか?(笑)」と思わずツッコんでしまいそうになる展開だったし、遥のキャラも口下手なのはいいんだけど、寡黙さ、芯の強さを感じることはなく、精神的に幼い子に見えてしまってちょっと残念でした。前作を乗り越えてのコレなら、この2人相性良くないのでは?と途中思っちゃったし、ちょっと心配になってしまいましたよ。4年目でこれってしんどくない?と。

お互いを想うが故に、心の中で留めておくことを選択しがちな2人ですが、ラストシーンにあったように、ずっと一緒にいるんだから、もっともっと喧嘩して仲直りしてを繰り返していってほしいですね。

0

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