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小説


タイトルと表紙の雰囲気がとても好みだったので、よみました。
スヴェルバルト帝国第一王子のディーデリック・スヴェルバルトと、大学生の神薙 光とのお話です。
タイトルから想像できるように、異世界転生の物語です。
"異世界の横暴皇太子に監禁された平凡な青年・光の運命はどうなるのか、というハラハラドキドキするようなストーリーでした。
意外な方向に話がすすむので、びっくりすることもありましたが、そういうぶぶんもふくめて、たのしくよめました。
ページ数がかなり多めなので、読みごたえがあるとおもいます。
レビュータイトルどおり、「え!この点どうなった?」
「なぜ?」という疑問が解消されぬまま、
また終わり方も”尻切れトンボ”感が拭えぬまま…と、
物語自体は面白いものの、消化不良感の残る読後だったように思います;
chi-co先生の新刊は、異世界トリップもの。
お風呂に入っていた18歳の大学生が、突然異世界へ転移。
そしてそこで王位継承争いに巻き込まれー
と始まるお話です。
先生ご自身が「出会いも最悪、その後も
好きになる部分が限りなく少ない攻め(笑)」と書かれているとおり、
まーーーー本当に横暴でひどいのです、攻めのディーデリックが!!
光(受け)は転移した直後にディーデリックに犯されてしまい、
格子窓のある部屋に監禁され、言葉も通じぬまま怯えて過ごすことに。
なかなかショッキングな始まり方に、
「果たしてこの攻めを好きになれるだろうか…」と
一抹の不安を覚えましたが;
光のことを気にかけ、だんだんと独占欲が強くなってくる
不器用なディーデリックの姿に、光と共に自分も次第に
「可愛いな…」と絆されていくことに(*´艸`)
…と言いつつ、実は私の”最推し”は攻めの侍従の
サイラスだったりするのですが。。笑
帝国の第一王子であるディーデリック。
次期皇帝になる予定だった彼ですが、数年前に
”皇帝の証”を手にした者が次期皇帝となる”という神託が下り、
弟妹や叔父等と皇帝の座を巡り争う立場に。
”皇帝の証”は【異の国の者】の目に映るー
と伝えられたことから、転移してきた光を
ライバルには渡すまいと、焦ったディーデリックは
光を手籠めにしてしまうのですね。(ひどい!!)
この始まりの光が犯される場面が、体格差もあり
可哀想で痛々しかった;
なにしろディーデリック、身長が2メートル近くあるのですよ!
片手でひょいと光を抱き上げちゃうし、
光の抵抗なんて簡単に封じ込めちゃう。
大きくて強い者は、その力を弱き者を守るために
使うものなんだぞーーーー!!
…と、アニメの中に出てきそうなことを
声を大にして言いたい。。( º言º)
とまあ本当に出会いは最悪すぎるのですが、
地に落ちた評価はもうそれ以上下がりようもなく。
その後少しずつ光の気持ちを慮るようになり、
不器用ながらも光を怯えさせまい、嫌われまいとする
ちょっといじらしい姿にはキュンとしました(◍°꒳ °◍)
男前で格好良くて、惚れ惚れ!となり見直したのが、
虎に似た動物に襲われそうになった光のもとに駆けつけ、
見事に退治してみせるシーン。
弟に光を渡すまい、と焦って追いかけ来た事実にも
きゅんとしてしまうし、王道だけど危機から救ってくれる姿はやっぱりいい!✨
一方で、物語の核となる””皇帝の証”を巡る争いや
それに関わる人物等は、より深堀りして
見せていただきたかったかな、、と思う点も。
以下、あれれ?と思った点を記しておきます。
・終わり方ーーー!!!後出しじゃんけんみたいに出てきた
「次期皇帝になるための条件」、ディーデリックは
「光がいれば大丈夫」だとすんなり受け入れてたけど、
いや何年かかるの?本当に大丈夫なの?と思っちゃいました;
・王位(正確には”皇帝”ですが)継承争いをしている中で、
名前は挙がっていたけど本編には出てこなかった大公
(↑私の読み飛ばしでなければ)、気になる。。
・そのディーデリックの妹・エレノーラ。
自身の恋の成就のために皇太子の座を狙う…ということでしたが、
”皇帝の証(の一部だけど)”を兄ディーデリックが得てしまった今、
想いは叶わぬ形になる…のですよね?
妹の思いはこの後どうなるのだろう...
・濡れ場は少なめでも全然構わない自分ですが、
完全な濡れ場(最後まで致すやつ)が最初の犯されシーンで終わり、
なのは寂しすぎる( ; ; )
抜き合いはしてたけど…想い通じ合ってからのあまあま濡れ場を見てみたかったです;
と、消化不良だった点を色々書いてしまったのですが。。
全260ページ、読み心地よい文章に
どうするどうなる!?な展開の物語世界を楽しみました。
傲慢最低攻めの印象が、「まあ、いいんじゃない?」
と思えるまでに変化する様も面白かったです。
だからこそ、もっともっとここを知りたかったなあ、と
欲が出たのかもしれません。
chi-co先生の次回作も、楽しみにしています!☺︎
