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男・四十歳。初めての恋――。
何もかも違う。
住む世界も、性格も、年代も、性的指向も。
そんな二人が出会って、新しい世界が開ける。
タイトルはどういう意味なのかなぁと読む前は思ってたけど、「初めての世界(恋・男とのあれこれ)へようこそ。」って意味なんですね、きっと。
一人が気楽でいいと思っている41歳の建築士・大黒谷。
「冴えない独身四十男」とあるけど、しょぼいオヤジではありません。
結婚できないのではなく、恋愛や結婚に意味を見出せない人。
攻めのステラは、(純日本人です)表紙見るからにワンコだと思ったのに、最初はワンコ感がゼロ。
というのも、ステラはゲイだけど好みは小太りなおっさんで、大黒谷は範囲外だと明言するんです。
おまけにあれこれルーズ。
汚部屋だし。
大黒谷も見るにみかねて、ついつい小言めいた事を口にするんだけど、ステラときたら煙たがるどころか「そんな心配してくれる人今までいませんでした!本当にいい人ですね!!」とまさかの感謝をされてしまい……。
ステラって危なっかしいところがあるので、どことなく母性本能をくすぐられるんですね。
そして、何よりも純粋でいい子。
ステラと一緒になったら、毎日細やかな出来事で喜んだり笑ったりと心があったかく暮らせるんだろうなぁみたいなのが伝わってきます。
そこが凄く良かった。
だから大黒谷も放っておけずについつい面倒を見るようになって、心にも変化が生じて……というのが無理がない。
ステラがいい子なのでわかるーって共感できるから。
で、初エッチ。
大黒谷の心の動揺がすごくいい!
つまんないセックスしかしてこなかった大黒谷の色んな常識が木っ端微塵にされていく様子が。
これぞ、「新しい世界へようこそ!!」で、いいエッチだった〜!
笑ったのがステラの元カレ/治ちゃん(オネエ言葉のちょび髭ブサイク)との路上修羅場。
挿絵がこれまた笑えるんだ。
まじ、修羅場。
目撃者になりたい。
でも治ちゃん、いいやつだった。
そういえば、シーモアの「ヘタレ攻め特集」でピックアップされてたのがきっかけで購入したのだけど、「ヘタレ」ではないと思うな。
でも、とても良かったので他の作品も読んでみたいなと思ったら、すっっごく既刊がいっぱいなんですね。どこから読もう……。
私にとっては、この作品で谷崎さん作品へ「ようこそ!」となりました。
大黒谷正広は、高学歴・高身長・高収入のいわゆる三高を満たす男だった。
しかし、独身。もうすぐ四十一を迎えようというのに独身であった。
今まで好きになった女性がいなかったわけではなく、また、結婚を考えなかったわけではないのだが、後一歩を踏み切る前にここまで来てしまった。
そして今では、自分で中古のマンションを買い、掃除・洗濯を完璧にこなすまでにいたっては、誰かと一緒に住むのも誰かと付き合うのも億劫に考えるようになってきていた。
そんなある日、母親に無理に押し切られるように見合いをした相手に押し切られるように足を踏み入れたバー。
見合い相手はすぐにトイレで酔いつぶれてしまったものの、それを助け出してくれたバーのマスターは不思議な雰囲気を持っていた。
翌日、昼食を取ろうと向かった先のレストランで、大黒谷は再び、そのバーのマスター・ステラと再会する。
しかし相手は、ゲイの別れ話の真っ最中で、たまたま隣の席に座っただけの大黒谷はあまりの気まずさに席を替わるわけにも行かず、じっと身を潜めていた。
その後、「財布を忘れてきた」という彼が実は、いつ倒壊してもおかしくないような大黒谷の家の隣のマンションに住んでいることを知る。
そして彼がまた、とんでもない汚部屋に住んでいることも――。
ステラはバーの雇われマスターの他にもモデルのアルバイトをやっていたり、ずっと夜の仕事をやっていたことから料理は上手だったりするのだけれど、何せ物事を「楽しい」「楽しくない」で判断するところがある。
好む好まざるに関わらず、一つの会社にずっと勤め続けている大黒谷にとっては、それはとても信じられないことで、ついついステラに対し説教くさいことを言ってしまう。
けれど、ステラはそれを鬱陶しがるどころか、「自分をしかってくれるなんてなんて大黒谷さんは親切なんだ」とますます素直に慕ってくる始末。
そうやって当たり前のように、大黒谷の懐に入り込んできたステラとの生活は、大黒谷が思っていたほどに悪くないもので、たった一週間の間に、ステラがいてくれることを嬉しく思うようになっていった。
しかし、仕事を失ってお金もないステラが大黒谷の家に、半ば居候のようになっていることを、酔っ払ってしでかした失態を謝りにきた見合い相手に見られ、そのことが大黒谷の母親に伝わってしまい――
という話でした。
これも歳の差カップルの話ですね。
で、ですね。
実はこれ、ステラの方が背が高くて、ガタイもいいという設定があらすじだけ読んでいるとわからないと思うんですが、ありまして。
実はステラが攻めなんです。
いわゆるオヤジ受け……になるんでしょうか?
四十丁度でオヤジっていうのもちょっと失礼な気もするんですが……。
でも個人的には、こんな天然ノホホンでちょっとずれた純粋ちゃんのステラには受けでいてほしかったなー……と思ったりします。
でもって、もうちょっと大黒谷にもしめるところはしめてもらって(変な意味でなく)、いくときはガバッといってもらって、ステラが誘い受けみたいなやつの方が、個人的には面白かったのになー――と思うとちょっと残念です。
オヤジ受けがお好きな方にオススメします!
や~・・ほのぼのに癒された一冊でした。
できればもう少し刺激的なエピソードやイベントがあっても良かったなって思うくらい。そんでもまぁ、たまにはこういうのも悪くはないかな。
帯の「40歳は、初めての恋」に引かれてページをついつい開いてしまいました。
なに?!40で初恋だと!?
ま、男前なのがちょっと難でしたね(ぇ)どっちかってーと、ステラちゃんとあのチョビヒげオヤジがどんなプレイを・・と思うとときめいてしまう自分がおりまして・・ちょとおこわい・・
おいといて。
40すぎて独り身、高学歴、高収入・高身長。
そんな大黒谷が出会ったのは、一回りも年下で男前のゲイ・西舘。
なんだかんだで懐かれて、実はご近所で。
一緒にいるのがここちいい。でも、自分はノーマルでそんな男に恋愛感情なんてない。
最後までそう思っていたのだが、あるきっかけで、本当の気持ちに気づく~という流れのお話。うんうん。
サラッと読めてしまうのがウマな部分ですが、サラっと読めてしまうぶん、感情の起伏にはついていける部分も少なかったカナと。
「好きだったの」な複線がもう少しあったらな~と感じてしまいました。
エロは1回きりなので、少し薄めではありますが、
これからはきっと毎夜目くるめく・・・ジュルリ
淡白な叔父様が同調されていくのかとおもうと夢膨らむ限り
と・。・・ちょっと妄想が多くなってしまいましたが、ほのぼの可愛い作品でした。なにより、ほわんとした表紙の絵が好きなんですよねこれv
堅実にまっとうに生きてきた大黒谷は、レストランで食事をしている最中カップルの別れ話に遭遇。それは、若くてかっこいい男が中年おデブに振られるという驚愕のものだった。
そこから二人は関わるようになり、若くて見栄えのよいステラが定職にもつかず、フリーな生活をしていることが気になった大黒谷は助言を与えたりするようになる。ステラも、かっこいい男は好きにならないという理論が揺らぎ始め大黒谷を気にするように。
大黒谷は、結婚に拘りがないというか、周りの結婚苦労話みたいのを聞いてるとかなり引き気味の姿勢になっていることでずっと一人身だったのだが、それは、そこまで情熱に燃える恋をしていなっかったということなのかも。ステラに出会い、恋をして、これから若いステラの相手をしていく大黒谷。かなりステラに開発されちゃいそう。
意識して読まないと大黒谷がオヤジに見えないので、あんましオヤジが好きくない人でも大丈夫じゃないかな?
『男・四十歳、初めての恋。』って帯タイに惹かれてv
三高男なのに、結婚してない四十路男と
ブサイクばっかりに恋をしてフラれる28才のイケメン男
そんなふたりの恋の話。
若くてイケメンなのに、小太り中年のブサイクばかりを
好きになるステラ。
そんでいつもいつもフラれてるんです。
イケメンなのに、ブサイク中年にフラれちゃうのw
このあたりの失恋のからくりは、すごくよくわかったし
ある!ある!あるよ!と、思ってしまった。
すごく仕事ができるわけじゃないけど
堅実に仕事をし、恋もしてきたのに
そつなくなんでもこなせるから41歳まで結婚をしなかった男・大黒谷
並べば、すらりと長身イケメン同士のふたりは
ひょんなことから知り合い友達になったご近所さん。
ずっと、ふたりは友達という距離を保っているんです。
どたばたっと展開もよく色っぽいシーンがなくても
ニヤニヤしながら読めました。
ふたりの恋にいつ火がつくのかドキドキしましたよ。
すごく楽しかった。
ドラマみたいなちょっと素敵な恋のお話v
ふたりが恋をするドキドキがストレートに伝わってきたよ。
きゅんきゅんした。