陰猫

陰猫
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×25
  • 萌11
  • 中立7
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
90
評価数
29
平均
3.3 / 5
神率
20.7%
著者
水原とほる 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784877249564

あらすじ

会社員の雅幸は結婚式直前に婚約者に失踪されてしまう。穏やかで真面目な雅幸は彼女を捜すため、彼女の弟・綱紀の元を訪れた。不本意ながらも捜索を手伝ってくれる綱紀に、雅幸はその旅先でからかわれて強引に抱かれてしまう。以来、どこか陰のある綱紀に惹かれていく雅幸。ねだられると拒めないのは恋なのか。いつの間にか雅幸の心は綱紀に傾き始めていた。ああ、この旅が終わらなければ――。
出版社より

表題作陰猫

中上綱紀、婚約者の弟
北村雅幸、真面目なサラリーマン

レビュー投稿数11

攻めがちょっと

挿絵がとってもとっても色っぽい!

受けの真摯な立ち振る舞い好感度高し。過去の境遇から拗れた姉弟に振り回される展開にはハラハラするも、粗野な攻めにときめけなかったー。攻めのツンデレが高評価なんだけど、過去の境遇のせいで卑屈になったのも仕方なし…ってレベルやない!受けのことより自分優先、ちょっと身勝手すぎに感じました。

0

役に立たないレビューですが…。

婚約者に逃げられた男と、義弟になるはずだった男。
逃げた女を追いかけてる間に芽生える感情。
ノンケの迷いや戸惑いも丁寧に描かれた作品だと思います。

低評価の理由は、単純に萌えが合わなかった…それだけです。
ごめんなさい(;ω;)


もぉね!攻めのビジュアルが格好いいんです!
表紙見てください。流し目からフェロモン出てませんか?
薄く笑った表情に色男っぷりが現れてますよね。
中の挿絵の初登場シーンも着崩したスーツが似合ってて格好いいのです。

これだけ格好いいのに、中身が子どもって・・・orz
年下だから子どもっぽさも可愛げのうちのハズなんですが、なんか違ったんですよね。
個人的に描いてたイメージとのズレが激しくて…(;ω;)
外見はいい男なのに、中身は終始捻くれたガキみたいで少々疲れました。

受けもイイヒト過ぎて…うん(・ω・;)

攻めの捻くれた部分は、陰猫を示すものでもあり、大切な要素。
そんな捻くれた部分に日を照らすような受けの人格も、大切な要素。
作品を支える部分が残念ながら私には萌えに繋がりませんでした。

個人的に萌えたのは当て馬の当山くん。
長年片思いし続けた同僚の結婚にショックを受け、
破談になったからこれを機に…!とアプローチかけたら既に他の男のお手つき。
電話越しにセックスの声聞かされるわ、
焦って告白したら拒否られるわ、
全てが後手後手に回るという不憫さ。
それでも側で支え続ける一途っぷりに泣かされるわ…。

当山くん視点だったらかなり萌えたかもしれない。

1

あとがきまで必読!

私が今まで読んだこの作者様の作品は、どうにもシリアスで読後に辛い印象が残るのですが、この作品は一応丸くおさまった感があり、ほっとしました。

丸ごと1冊表題作です。
会社員・北村雅幸(32歳)は結婚直前に婚約者中上美紀(30歳)に失踪される。美紀の行方を知ろうと弟・中上綱紀(26歳)に連絡をとり、一緒に探すことになるのですが…気がついたら綱紀とデキていたという話です。

自業自得とはいえ、自分の彼氏が弟になびくという美紀が気の毒でした。別の作家さんの作品で、彼女を姉にとられてばかりの男がいたのですが、そちらは笑えたのに、こっちはつい同情してしまうのは、同性だからなのかもしれません。

最後のあとがきで思わず吹き出しました。著者様の後にイラストを描かれた草間さかえさんの1ページがあるのですが、ご自身が好きだという理由で挿し絵指定があると思い込まれたシーンを見事に描かれています。これ、そのまま挿し絵に使えますよ…力の入れようが見事でした!

4

ひなたを求めるふたりの出会い

恥ずかしながら水原さん初読み。
本当に読み応えのある、ノベルというより小説な作品だった。
主人公の語りで綴られる。失踪した婚約者の捜索という大きな流れのなか、出会った男性と初めて深い人間との関わりを持つ過程が丁寧に描かれる。
もしかして痛い結末だったらどうしようと思いながら読んだけど、痛すぎずに独語の後味もよかった。

雅幸は心優しい男性。30過ぎて会社勤めをしているが、強い野望はなく、結婚して子供を作って、ということに幸せを見いだそうとしている。ところが、婚約者に結婚式直前で失踪される。2人の預金も引き出されていたが、詐欺とは信じられず必死で探し始める。唯一の肉親である弟は裏稼業だが婚約者に似た美貌の持ち主だった。捜索を手伝ってもらううちに、2人は近づいていき。。
というあらすじ。

不幸な生い立ちを持つ婚約者の弟、綱紀。現在はヤクザの下請けのような仕事をしている。世間慣れしているように振る舞っているが、損得の絡まない愛情を知らずに育ち、自分は陰が好きな猫、「陰猫」だと言う。
一方の雅幸は何の不自由もなく育つが、何かに特別秀でたわけではなく、めざす目標もない。人間関係は希薄で、優しい性格は、実は他人と深い関係を築くことを、おそらく無意識に避けるための防衛手段だろう。綱紀の独白に、自分も日の当たらない陰猫なのだと思う。
そんな2人が出会い、お互いを必要とするようになる。しみじみしました。

最後は、何か予想外のことが起きたらどうしようと心臓バクバクで読み進めましたが、割とあっさり大団円でした。そこだけがちょっと不満。救いの無かった婚約者の女性がちょっと気がかりです。
でも、読み応えがあったので神評価にしました。



3

優しい話。

 会社員の雅幸は結婚式直前に、婚約者に失踪されてしまう。
 おまけに、消えた婚約者は一緒に暮らし始めた時の生活費にしよう、と言っていた共同名義の口座に入っていた600万円も一緒に持ち逃げしてしまっていたのだった。
 穏やかで真面目な雅幸は、彼女がそんなことをしてしまったのには、何か理由があるに違いない、と考え、彼女の唯一の肉親である弟の綱紀の元を訪れた。
 実は彼女と弟は犬猿の仲で、彼女は結婚式にも呼ぶつもりがなかったのだが、突然訪ねて行った雅幸に、綱紀は不本意ながらも捜索を手伝ってくれる。
 何とか彼女が京都にいる、という情報を綱紀から手に入れた雅幸は、衝動的に綱紀と二人で、京都へと向かってしまう。
 突然の旅であったため、宿もダブルの部屋しか取れず、一緒のベッドで寝ることになった二人だが、からかいの延長線上のように、雅幸は綱紀に抱かれてしまう。
 以来、どこか陰のある綱紀に惹かれる雅幸。
 綱紀が風邪で寝込んでいるところに、お見舞いに行ったのをきっかけに、二人の部屋を行き来するようになる。
 ねだられると拒めないのは恋なのか、思い悩む雅幸だったが、いつの間にか雅幸の心は綱紀に傾き始めていた。
 婚約者のことにきちんとカタがついていないのに、その婚約者の弟に抱かれてしまうことに納得できないもののカラダだけは引きずられて……

 という話でした。

 雅幸は、逃げられた当初は、まさか自分の婚約者がお金を持って逃げる、結婚詐欺のようなことをするなんて、と信じられなくて、何か他に理由があったに違いない、と考えるとても優しい人。(最終的に、婚約者には婚約者なりの理由があったのはあったんですが)
 綱紀に気持ちが傾くようになっても、自分の中で気持ちをはっきりさせたいから、と探すのを結局諦めなかったりして、強情といえば、強情かな。

 一方の綱紀は綱紀で、姉と二人、幼い頃に両親を亡くして、親戚の間を転々とした挙句、最後には施設に預けられたという過去から、しっかりしているようで、実は愛情に飢えていて。
 そういうところが雅幸が放っておけなかった理由の一つで、綱紀が雅幸の素直な優しさに惹かれた理由の一つなのかなー……と思いました。

 日陰に生きてる綱紀が、日向のような暖かな雅幸に惹かれるけれど。
 実は、雅幸自身よく考えたら、そんなに日向で生きているわけではなくて、日陰のはずの綱紀の隣でも十分にあったかくて、というちょっとしっとり系の話。

 悲しいものを抱えている人をそっと包み込むような話でした。
 そういうのが好きな方にはぜひ、オススメです。

3

陰猫

水原さんの作品おひさしぶりです(*゚∀゚)
ちゃくじつに作品は買い集めてるんですが、読みとどまっておりました。
にしてもアレですね。水原さんといえば、心ギュッと痛いイメージだったんですが、今回いやにソフトでした。
心癒されちゃうじゃないかっww
もちろんいい意味で。
お話のあらすじとしては、婚約者で、もうすぐ結婚を控えていた女に逃げられてしまった受。あげくに600万もの大金を持ち逃げされてしまう。
それでも彼女を信じたいと(アホなのかお人よしなのか)、彼女の弟に捜索の協力を依頼するのだが・・!?
弟くんと、姉探しをしているうちに、弟くんのアプローチに落ちてしまうというお話ですね。

この受が、いかんせん、いい人すぎるのが難
そして攻がいかんせん、こども臭い気がしてちょっとあれでしたね。
最初から最後まで、姉を探すというコンセプトで作られていく話はおもしろく
見ていて次々と読ませてくれる作品でありまして
なによりも、さかえサンのイラストがいい味をだしておられました。
思わず悶絶。
咥えた姿が窓ガラスに映るシーン。
あれ好き(○´∀`)はぁはぁ

はっ、そうそう、面白かったのは、あれですね
攻の過去。
小5でめざめて猫をやってたのにまた大人になってタチに目覚めるとかw
むしろ目覚めなくてよかったのにww
個人的には、このカップリングこの話で攻守逆転でも面白いかなと思います。
ほら、乗っちゃう系ww受として
や、うん。面白かったです

1

痛くない水原作品

びびりな私は、進んで水原さんを読もうとはしないんですが、「これなら大丈夫」と太鼓判を押してもらったのでチャレンジ。
いや~ん、面白かったです。痛くもないし、暴力も出てこないし。(平手打ちはありましたけど、これくらいは全然気になりません)
受けちゃんの攻めさまへ気持ちが動いていくさまが、よくわかったって言うか。寄り添うふたりが、何だか切なくてもの悲しくて。一気に読んじゃいました。

綱紀と美紀の姉弟は、家族に恵まれず、また姉弟としても幸せな関係とは言えず、ずっと淋しさを抱えて生きていたんですよね。頼るものもなく突っ張って。
そんな綱紀が、雅幸だけにゴロゴロと甘える姿が可愛くて。甘えられたら、雅幸も手を差し伸べたくなっちゃいますって。その辺が、すごく伝わってきたんですよねぇ。
このふたりだからこそ、お互いの穴を埋められたって言うか。すっぽり収まっちゃったんでしょうねぇ。
『陰猫』の題名らしく、すり寄りお互いの暖かさを実感し、そこに幸せを見いだして行ってるんだなぁ~と思いました。きっとふたりでいたら、日陰から日向へと出て行けるようになるんじゃないかなぁ。そんなことを感じさせられるラストでした。

2

陰猫という意味

結婚式直前に婚約者・美紀に逃げられた男・雅幸。
彼のお金ごと失踪した美紀を探すために、唯一の手がかりである弟・綱紀を訪ねます。
彼ら姉弟には複雑な過去があり、犬猿の仲のようなのですが、雅幸の出した交換条件に乗った綱紀が捜索を手伝ってくれることになります。
また、美紀と出会うきっかけを作った責任を感じている同僚の当山も、いつも以上に雅幸のことを気にかけるようになります。
三角関係?四角関係?いや、三角錐関係か?

小ぎれいな顔をしているものの、これといった取り得も無く、自分に自信も無く、合コンで話が合った美しい女性・美紀との平凡な結婚生活を望んでいた雅幸に訪れた大きな波。
親友とも言える同僚・当山の思わぬ告白を聞かされても、綱紀にどんどん引かれていく自分を止められず・・・

おとなしくて、か弱くて、誰かが守ってやらないとと思わせるような雅幸が本当にしたいことは“誰かを支える”ことで・・・
雅幸がいつも抱えていた心の空間を、最初にだいたい埋めてくれたのが美紀、ピッタリはまるピースだったのが綱紀・・・あぁ、なるほど納得。

あまりに雅幸が美紀探しに拘るので、もしかしたらうやむやで終わっちゃう部分があるんじゃないかと途中懸念したりもしましたが、姉弟の過去を知り、美紀を探し当て、とりあえず綱紀の未来も少し変わるんじゃないかというところも見せてもらえて、どうにか納得できる結末でした。
最後の方はちょっと駆け足っぽく感じましたが・・・

そして、作者の造語らしい“陰猫”が、お話をわかりやすくしてくれていたと思います。

惜しむらくは、誤字脱字が大変多かったこと。校正が入らなかったのでしょうか?

2

痛くないです

水原さんといえば、今までは痛いお話が多かったので、ちょっと構えて読み始めましたが、このお話は全然痛い系ではなかったです。
結婚を決めた人に貯金600万円を持ち逃げされた雅幸が、婚約者の弟と一緒に捜します。

弟はちょっとヤバイ仕事をしてて、まじめな雅幸とは正反対の世界の人。
そんな人と一緒に婚約者の捜索をするのですが、弟から聞かされる姉の話はどこか殺伐としていて、信じがたい内容ばかり。
雅幸の知る彼女は、本当にそんなひどい面をも持っているのかわからなくなります。
そして、真面目ゆえに人を信じて疑わない性格が、かえって「頼りない」と思われ、弟・綱紀に惚れられ、10年来の同僚にも告白され戸惑ってしまいます。

「結婚サギ」だろうと思って読んでいたのですが、彼女は意外にもあるトラウマ(?)ともいえる精神的なプレッシャーに耐えられない人なのだということがわかりました。
もっとちゃんと支えててあげていたら…と自分に後悔する雅幸ですが、悪いのは彼女なんです。
どこまでも人がいいんですね、彼女のすべてを許してしまうんですから、もう脱帽です。

風邪をひいた弟がものすごーく甘えてくるところなんか、とっても可愛くてたまりませんでした。
こんな人間ありえない、と思いながらも結構楽しくてサクサク読んでしまいました。
水原さんの全然痛くなくて甘々な雰囲気も悪くないと思います。

2

『いいひと』すぎて…

珍しく、痛くない水原とほるでした。
ストーリーの骨格そのものは好きです。
雰囲気も好きだし、文章も好き。
ただ、登場人物が好きになれなかった。

主人公は30歳過ぎのリーマン。性格はおだやかな『いいひと』です。
婚約者にお金を持ち逃げされ、その婚約者の弟と出会い、彼女の行方を一緒に探すことになる。
弟はゲイで、主人公を口説き、主人公もその弟に惹かれていく。

主人公が本当にいいひとなんですよ。人を疑わず、行方不明の婚約者を本気で心配している。でもひねくれた私には、それが不快でした。いいひと過ぎる人間の不愉快さを描いた小説なら好きなんですが、そうではないようだし…。ぶっちゃけただのアホとしか思えなかった。
やっぱ水原とほるさんには被虐凌辱監禁緊縛強姦――つまりイタタな小説を描いてほしいなーと思わされた一冊でしたw

4

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