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極上の男たちが仁義とプライドを賭けて贈るスペシャル・ラブ・ロマン!!
久しぶりにロッセリーニ家の息子が読みたくなり、本当は三男のルカ編を再読したかったのですが、やはり始めからと長男のレオナルドの略奪者を読みました。
まんま略奪者ですね!
初めて読んだ時はレオナルド怖い!と思ったのかなあ。
読み返してみると、初対面からなんでそんなにぶっきらぼうの命令口調の傲慢なの?
なぜ普通にコミュニケーションをとらないのか問題ですね。BLあるあるかな?
制裁でなぜ抱く?なぜ毎晩同じベッドで抱きしめて寝る?とツッコミ所も多いのですが、それは瑛視点だから。
読んでいればレオナルドの不器用な愛情も感じるんですがね。
なんせ瑛に何も話さないレオナルドですので。なぜ話さないのか?レオナルドも迷ってたんですかねえ。安全に放流するべきなのに離したくないって。
瑛は何もわからないからすれ違い誤解とてんこ盛りで。さらに決定的な誤解もあって。
なぜそこまでこじれても素直に話さないのか?うーん、マフィアの首領はかくあるべきなのか?
レオナルドがどれだけ瑛を見守ってきたか愛しているか。わかるとジーンとくるのですが、ならなぜあんな態度を?となぜなぜの嵐です。
それにしても瑛の母ミカはどれだけ魅力的だったのでしょう。彼女の誤解も解けて良かったですね。
シチリア行ってみたくなったなあ。
あと瑛、盗み聞きはやめなさい!
昔の作品を拝聴すると、確かにファンタジーな作品が多いですね。
ここ最近はちょっと珍しい作品になりつつあるので、ここまでのしっかりしたストーリーで、2枚組、小説原作作品は1つのエンターテインメントとして、今でも色褪せず、逆に新鮮な気分を味わいました。
原点回帰、懐かしさ、そして、なかなか、ここまでの洋物吹き替えタイプの演技を最近ではBLCDでは披露することのなくなった役者さんの本当の心から惚れ惚れし直すくらいのイケボを堪能できるシリーズだなと、思ってます。
兄弟、スピンオフと数枚でてて、どれもレトロな雰囲気を醸し出してますが、本当に1つのエンターテイメントとして、充分楽しめる作品揃いなので、
好きなキャストさんが出てるタイトルだけでも聞いてみて損はないシリーズだなと思いました。
私としては
全部聞きたい。
イタリアマフィアでロッセリーニ家の長男レオナルドと組長の息子で会社員の瑛。その筋に執着され追い詰められた所をレオに助けられた瑛。しかしシチリアに連れ去られ‥。
レオとの初対面が印象的、ある意味一目惚れかな?
日本で監禁されていた瑛にしたらレオの行動に疑問をもつのも仕方ない。後になればレオの立場や想いを考えたら解るけど、すれ違いや諍いは切ないしもどかしかった。
失って初めて大切さが解るって定番だけど、素直になれない2人が互いを守る為に戦う姿はかっこよかったし高揚した。
やっとで想いが通じた2人の甘さが素敵でした。
昭和の任侠映画が好きで、「ゴッドファーザー」も好きです。
特にPart IIが。
そんな私にとっては、ときめきと憧憬を抱かずにいられない場面が目白押しであっという間に読み終えました。
と言ってもこの作品だけではなく、シリーズ全編を読んでの読後感ですが。
特にシチリアの風景描写が素晴らしい。
「略奪者」は展開がやや唐突で説得力に欠ける気がしました。
しかしレオの小学生男子のような不器用な愛情表現が愛おしくて、岩本先生の描かれる黒豹のような美しい外見特徴が魅力的すぎて、些末なことを気にするのは勿体ない気持ちになりました。
心ゆくまでこの王道BLという娯楽を楽しもうではないか!
そんな気にさせてくれる作品です。
以前から気になっていたロッセリーニシリーズ。
友人からシリーズ丸々プレゼントされたので、この年末年始のお供になりました\(^o^)/
こちらが一作目・ロッセリーニ家の長男編との事。
ヤクザにマフィア、拉致監禁と物騒な物語かと思いきや全くそんな事はない、王道なお話で安心して読めました。
実家がヤクザだが縁をきっていたって普通の受けが、実家絡みの別のヤクザの慰み者にならざるを得ない…というところでの『略奪者』がイタリアマフィアのボスでもある攻め。
イタリアまで拉致するが監禁とは言い難い自由さはあるし、マフィア感の無いお金持ちに見初められた?ってな感じでした。
傲慢なところがある攻めが、実は受けを5年間も陰ながら見守っていたという事が後になって分かるのですが、その反則的なギャップにキュン(*´ω`*)
何でも持っているが寂しさを抱えて、受けが離れて行くことを恐れる攻めの姿に母性本能くすぐられました(笑)
いや〜しかし岩本先生のスーパー攻め様のお話は安定感あって良いわ…(*´ω`*)
マフィアなど不穏なキーワードがありますが、これら苦手な方にも読みやすい一冊かと思います。