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表題作社長と秘書、愛の証明

吉住 ヘタレでちょっと鈍い社長
小山内 仕事は有能、夜は淫乱な秘書

同時収録作品恋になりました / 恋になってから

西村 カメラマン
川名 出版社勤務

同時収録作品今日幸せな愛を知る / 今日幸せな愛をうたう

桐原修二 部長
峯村雅之 リーマン

その他の収録作品

  • お疲れハイ!
  • 愛の証明
  • 最期の予定
  • あとがき

あらすじ

「疲れてるくらいが興奮するんですよ」有能でエロイ。秘書の小山内は、Hのスケジュール管理もバッチリ。一方、カッコよくキメられない&鈍い。社長の吉住は、ヘタレ。――しかし、オトナのくせに不器用な恋の駆け引きによって、お互いが思いもしない、いとしい“真逆の姿v”が現れる…!? H大量描き下ろし49P付、優しく大らかな男たちに包まれて下さいv
出版社より

作品情報

作品名
社長と秘書、愛の証明
著者
町屋はとこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
ISBN
9784862635938
3.9

(66)

(25)

萌々

(20)

(17)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
257
評価数
66
平均
3.9 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数23

10年前の作品ですが巡り合えて感謝!受けの色っぽさにため息。

ひゃ~めちゃくちゃ萌えた…
町屋はとこ先生の紡ぎだすラブストーリーってなんでこんなに胸がキューンとなるのでしょうか。
3組のカップルの話ですが、全て面白かったです。

町屋先生の受けってなんでこんなにエロいんでしょうかね。

3組目の攻め部長の桐原がダブルベッドで「きみは色っぽいな」と川名のパンツを脱がせながら
感嘆しつぶやくシーンがあるのですが、町屋先生の受け全部そうじゃん・・・と思いました。
色っぽくてため息が出ます。憧れです。

私は町屋先生のファンですが、今作品は友人に勧められなければ気づかなかったです。
こんな素晴らしい作品を気付かず過ごしていたなんて…
もう10年も前の作品なんですね。でも古さは一切ないです。
(あえて言えば、タイトルが地味かな…?)
絵柄はシャープでしっかりしていて、今の絵よりも好みかもしれません。

町屋先生の作品は短編であっても時間を感じさせてくれるというか、それぞれの人物が持つ歴史と
今の幸せを大切にしようとするメッセージを感じる深みのあるストーリーでした。
過去に身勝手だったり、失敗したり、自棄になっていたり、深く傷付いたり、、それを自身で受け止めつつ今の愛をつかんでいくキャラクターたちに共感しながらエロを堪能していました。(結局そこですみません)

3

3CPの大人の恋

タイトルでちょっと損をしているような気もしなくはないのだけど、3CPの大人の恋が描かれているので、読んでみて欲しいなぁって思います。
特に最後の【今日 幸せな愛を知る】というやつが、すっごくいいんですよー。

【お疲れハイ!】社長×秘書シリーズ
仕事で疲れ切ってさっさと寝ようとする社長の上に「2ヶ月もご無沙汰なんですよ」「勝手にさせていただきます」と乗っかるポーズが妙にエロい。

【愛の証明】社長×秘書シリーズ
有能秘書である受けはエロのスケジュール管理までしてるらしく、いつも絶妙なタイミングで襲ってくる&誘ってくるので、すっかりそのラクさに慣れきってる社長。
ところがある日、エッチの最中に寝てしまって以来、夜のお誘いが途絶えてしまって……。

アメとムチを使い分けている秘書に社長の頭があがらない感がかわいい。

【最期の予定(描き下ろし)】社長×秘書シリーズ
まさかの死ネタエンドかと思いきや、夢オチで良かったねと。

【恋になりました】【恋になってから(描き下ろし)】
幼馴染に片思いしている気持ちをずっと秘めながら……というやつ。
「好き」というはっきりとした言葉で伝えあわなくても、俺たち両思いだなと分かりあえるのが、昔から一緒に育ってきた幼馴染感が感じられて好き。
そしてキスをして「どうして今までこの唇を知らなかったんだろう。」と思うところも好き。


【今日 幸せな愛を知る】【今日も幸せな愛をうたう(描き下ろし)】
私はこのお話が一番好き。
子供を亡くして離婚した上司と、恋人だと思ってた男が既婚者で暴力を振るわれた末の失恋をしたばかりのゲイというなかなかヘビーな男たちのお話。

長い間患っていた子供を亡くした桐原だけど、悲しいのかなんなのかもわからないと言う。
治療には金が必要だというもっともな理由をつけて、子供と会うよりも徹夜で仕事をしていたほうが楽だったと、仕事に逃げていたズルイ男ではあるけれど断罪する気にはなれない。
そんな彼に対して「生き方を迷っているなら一緒に地獄に落ちませんか?」と誘うのだけど、決して弱っているところにつけ込んだわけではなく、救いたいという気持ちからなんです。

愛する事に不器用すぎてダメージをくらっているにも関わらず、それでも傷ついている相手に手を差し伸べずにはいられない優しさや、二人で寄り添う暖かさ、そういうものが描かれていて大人の話だなと思います。

3

やさしい空気感が伝わってくる作品。

3カップルの短編集、どの話からもやさしい空気感が伝わってくるのと、台詞(モノローグ)のタイミングと言い回しが絶妙で印象に残ります。
そして、きれいなヌードと感じている表情はしっかり描かれているので、空気感が優しい分、余計にギャップがあってエロく感じます!

「お疲れハイ!」「愛の証明」「最後の予定」
仕事だけでなく社長の性生活まで管理する秘書、ページをあけた途端に、疲れて倒れ込んだ社長の上にまたがり…
これからどれだけ淫靡な姿を見せてくれるのか期待しましたが、社長が秘書を追いかける展開で、秘書さんは控えめだったのがちょっとだけ残念…

「恋になりました」「恋になってから」
幼馴染の二人が恋人になっていく話。
告白の時、どちらもハッキリと言葉にはしてないのに、お互いに気持ちが伝わっていて照れ合ってるのがかわいかった。
受けさんの感じている表情はこのシリーズが一番綺麗に感じました。

「今日幸せな愛を知る」「今日幸せな愛をうたう」
子供を亡くし離婚したくたびれた上司と、恋人だった男に暴力をふるわれた部下。部下の同情から始まった二人の関係は随所随所にお互いを思いやる台詞が入り、どの作品よりやさしい雰囲気があふれていました。
  「口淫はあまり好きじゃないけど(モノローグ)」
  「服くらい脱がしてやればよかった」
  「君がどんなに乱れても嫌いになったりしない」
とくに印象に残った台詞です。それまでとこれからを台詞が見事につないでます。

最近、電子化されたようで、買い直したいのだけれど、町屋先生がしっかり描かれた部分を消されてしまってることを予想すると、紙本を大事にした方が良いかもしれない。
作家さんの力作を台無しにしないで欲しいです。

4

じんわり切なく甘い

この作者様は表情がすごく上手だなぁと思います。セリフがなくても伝わるものがある、そんな空気を描いてくれる方だと思います。

題名ずばりの作品はありません。関連のない、3カップルの短編集が収録されています。すべて社会人なので、仕事ものが好きな方にはお勧めです!描き下ろしでエロが補充されています♪

吉住×小山内「お疲れハイ!」「愛の証明」「最期の予定」
社長と秘書。甘い襲い受けの短編からいきなり始まり、ライバルの出現に焦りつつも両思いになったと思ったら、先立たれた切なさで終わります。夢オチではあったのですが、コミカルとシリアスの緩急が良かったです。

西村×川名「恋になりました」「恋になってから」
カメラマンと編集者。関係を壊したくないと怯えていた二人でしたが…。ちゃんとした告白がないまま、「両思い?」と問うのが素敵でした。分かり合える幼馴染って良いなぁと羨ましくなりました。失ったものもあるけれど、得た大切なものもある。単に好きだけで終わらない大人の恋愛って感じでした。

桐原×峯村「今日幸せな愛を知る」「今日幸せな愛をうたう」
部長と部下。失恋した峯村と、子供を失い離婚した桐原。どう生きていくか分からなくなった二人が寄り添うように重ねます。
峯村が健気で泣きそうになりました。この作品で一番切ない印象でした。表紙の次にあるカラーイラストの、さくらんぼを口移しする桐原が色っぽかったです。桐原の髪が乱れてぐちゃぐちゃになった姿を見てみたかったな。

まとめると、受けが攻めを大好き!という3カップルでした。
切なくもありますが、最後はハッピーエンドですので安心できます。
仕事もの、年上攻め、健気受けがお好きな方にお勧めです!

2

読みたかった作品がまるっと収録

馴れ初めも感情の熱さも分からない短編からの始まり。
2人のそれまでもそれからもぶった切った、その瞬間だけを切り取った短編の潔さが感じられます。
表情の柔らかさや会話だけで十二分に伝わってくる2人の関係。
回を追うごとに吉住の任せっぱなしなダメさ加減に甘えすぎじゃない?と眉をひそめそうにもなりますが、小山内の尽くしっぷりを見ればそれも致し方ない。
雑誌掲載時に気になっていた作品だったので書き下ろしで2人の愛情の深さを見られて嬉しくなりました。

他同時収録で2組のカップルのお話し。
近すぎて更に距離を縮めることに躊躇ってしまう幼馴染みカップル。
傷を舐めあうように温もりを分け合うように寄り添っていく、ちょっとアダルティなカップル。

視点の優しさを感じながら心温まる作品ばかりでした。

1

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