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短編6本。
どれもそれぞれおもしろかったけど、表題作が特に好きかな。
リーマン同期の友人同士→体の関係→ずっと片思い→実は両片思い→両思いとなる王道だけど。
ギャンギャン言う国吉の方が受けで、平山のことをずっと好きで、すぐ泣いちゃうのが萌え萌え〜。
平山が対照的におっとりマイペースで、国吉をよしよししてあげる、国吉ちょろ…デレかわいい、とお似合い。
ラストのやりとりも好き。
「君でなくちゃ」
こちらもリーマンもの。泣き虫な受けが好きなもので。
全体的にちゅうがたくさん見られるのでうれしい。
お話によって絵柄が少しずつ異なって見えるのが気になるようなそこまででもないような(どないやねん
5編からなる短編集です。
一番好きだったのは、表題作の「おいてけぼりブルース」。
サラリーマンの国吉と、脱サラしてカフェを経営している平山のお話。
同期入社の国吉と平山だったが、なんの相談もなしに平山は会社を辞めてしまった。
平山が好きで離れがたい国吉は思い切って平山を誘い、それからはなし崩し的に関係を続けていた。
今更、好き…も言えぬまま。
しかし、ある日国吉に見合い話が舞い込み…。
お互いに好きなんじゃないかと感じていた2人だが、口に出すことができずにいた国吉と、口にする必要はないと思っていた平山。
結婚すると宣言すると、「嬉しい」と言う平山に怒り爆発の国吉。
しかし、平山は自分と結婚するつもりだと思ったという。
口にしないことで思い込み、すれ違い…。
遠回りしてきたけど、好きと言ってしまえば後はもうラブラブです。
その後の2人のやりとりは養子縁組するかとか、どこで同棲するかなんていう幸せなことばかり。
見た目がタイプな2人のやりとりは、みていて楽しかったです。
ちなみに、表紙はこの2人ではなく同時収録作の「イン ザ ルーム」のお2人さんです。
全部で6組のカップルのお話が収録されていますが、読後に感じたのは意地っ張りやツンデレ、ヘタレの受け様が多かったなという事でした。
受け様視点の作品が多かったせいもあるかもしれませんが、ユキムラさんの作品ではよく見るタイプの受け様達だったかなと思います。
リーマンのお話も多め。
スーツを着ている男性たちも沢山登場します。
個人的に外見で好きだったのは、顎髭がカッコ良かった表題作の攻め様、平山です。
ちょっとおっとりしている性格が外見とは少しギャップがあって可愛かったです。
表題作【おいてけぼりブルース】がすごく良いっ!
諦めきれずダメ元で誘って以来、3年間体の関係が続いている元同僚の平山と会社員の国吉。
平山はこの関係を嫌がっていないようだけど一度も好きだと言ってくれないので、国吉は悶々としていたある日、上司から見合いを持ちかけられ・・・・。
嫌だ、結婚しないでくれという言葉を期待しながら「俺が結婚したいって言ったらどうする?」と平山に聞く国吉。
しかしまさかの「嬉しい」という返事で思わず平手打ち。
ふたを開けてみれば、なーんだ!なんだけど、ここまで数年かけてボタンのかけちがいをしていた二人のずれっぷり。
【おいてけぼりブルースその後】
相変わらずずれてる二人に笑いました。「お父さん」がいい。
【月夜の映る窓】これは「しゅみじゃない」
これは・・・言葉が下品で申し訳ないけど、ひたすら胸糞悪かった・・・。庭師と息子の秘めたる思い、主従関係の恋の部分は良いけど、叔父に自分の代わりに息子を差し出す父親ってどうなの?息子は好き放題陵辱され尽くしているのに・・・。
6カップル6作品の短編集です。
5作品は社会人カップル、4作品は仕事上での出会いなのでリーマン好きにはオススメの1冊です!
コミックタイトルになったのは表題作「おいてけぼりブルース」ですが、表紙イラストは「イン ザ ルーム」というちょっと不思議な構成でした。ただ、カラーイラストや目次が「ブルース」の主人公である国吉なので、話を読むのに「これ誰?」という違和感はなかったです。
皆さま書かれていますが、「おいてけぼりブルース」良いです!一番好きです!
眉間に皺をよせているのはユキムラ先生の作品では標準仕様なのですが、眉間に皺よせた強気なのにカワイイ受けとかもう最高です!ツンデレとかじゃないんです。とにかく読んでほしいとしか形容できないです。叫びたいのに隣に迷惑だから心中で絶叫するとか、たまにある好かれているなぁと思う瞬間を頼りに来たとか、国吉可愛いです。描き下ろし「その後」の愉快なやり取りも楽しく、大好きなカップルです。
それと、構図といいますか体勢が自然っぽくて好きです。「ブルース」のラストの平山がベッドに足を開いて座っている場面とか特に良いなぁって思いました。
「君でなくちゃ」のトンネル内で響く声とか、「イン ザ ルーム」での一瞬ホラーと見紛う展開からの変換とか、「ブルース」の朝礼で倒れていた身体の弱い上司とか、「さようならはもういらない」の白目ゴリ課長とか細かい部分にも面白さが入っていて大好きな1冊です。