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表題作 愛しいこと

寛末基文 → 杉田智和

松岡洋介 → 鈴木達央

その他キャラ
葉山玲子[早水リサ]/ 寛末紀文[千葉一伸]/ ゆうじ[阿部敦]/ 寛末の義理姉[鍋井まき子]/ 事務長[四宮豪]/ 清水勝也[金野潤]/ 清水の母[岡本嘉子]/ 寛末広紀[尾崎麗奈]/ 篠崎[神原大地]/ 女子[藤田咲]

あらすじ

【 あらすじ 】
松岡の事が気になる感情が、恋なのか友情なのかを確かめたい―。そう感じた寛末は松岡と会うようになる。できる男の松岡を卑屈に感じながらも、二人で過ごす時間に心地よさも覚える寛末。そんな時、二人の関係を大きく変える人事異動があり…。

【 キャスト 】
鈴木達央(松岡洋介)/杉田智和(寛末基文)
早水リサ(葉山玲子)/千葉一伸(寛末紀文)/阿部敦(ゆうじ)/尾崎麗奈(寛末広紀)/鍋井まき子(寛末の義理姉)/四宮豪(事務長)/金野潤(清水勝也)/岡本嘉子(清水の母)/神原大地(篠崎)/藤田咲(女子)

作品情報

作品名
愛しいこと
著者
木原音瀬 
イラスト
日高ショーコ 
媒体
CD
作品演出・監督
菊田浩巳
脚本
椎沙莉央
原画・イラスト
日高ショーコ
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
シリーズ
美しいこと
収録時間
132 分
枚数
2 枚
ふろく
なし
発売日
JANコード
4523513925302
4.6

(86)

(73)

萌々

(5)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
23
得点
396
評価数
86
平均
4.6 / 5
神率
84.9%

レビュー投稿数23

やっぱこれだね。

久しぶりに、美しいこと、愛しいこと、2つぶっ続けで約5時間かけて聴いた。
やっぱり良い。大好き。切ない。たくさん言葉はいらない。
2人の演技は最高だね。
ちなみに私の好きな場面は、最後の、廣末が優しく松岡にお腹空いてない?の場面。
廣末の優しい部分を杉田さんがものすっごく上手く演じてる。

1

泣きました。

大好きな杉田智和が出てるから聞いてみようという理由で人生初のBLCDでした。
聞くことにしたきっかけはそんなことでしたが、内容が素晴らしすぎて、杉田目的で聞き始めたはずが、脳内ではいつの間にか杉田ではなく寛末になってました。
とにかく寛末がじれったい!はっきりしない男!なにこいつ!と何度も思ったし、何度停止ボタン押したことか……(笑)
自分、あまりハラハラしすぎると本でもCDでも進めなくなってしまい、今回もかなり停止ボタン押しました(笑)結婚式のシーンとか?好きかわからないけど…とかわけわからんこと言った時とか?松岡の気持ちを考えると寛末にずっとイライラしてました。
また声優さんの演技がうまいので……たっつんの泣く演技も、スギのじれったい演技も。それに引っ張られて胸が締め付けられて…(*´д`*)ドキドキ
さんざんイライラした後に見事泣かされました(笑)
脳内で「よかったねぇ!よかったねぇ!」と何度も叫び、涙止まらんしで(笑)
最高な作品でした!ぜひ原作読みたいんですけど、住んでる地域が田舎すぎるせいか、本屋にないです(笑)根気よく探します。

4

美しいことと併せて初の

BLCDでした。
音声化の良し悪しも気になり迷いに迷った作品です。
美しいことと続けて聴きましたのでまとめです。
小説よりも長く辛く感じる、苦行の如しです。
声の表現力やお芝居の威力が半端無く素晴らしい。
その分ダメージを受ける所は号泣でした。
原作だけでなくBLCDになっても素晴らしい作品があるのだと思わせてくれた作品でした。

3

苦しい声を聴き続ける果てに

心の中が嵐のような状態で、ドラマCD「美しいこと」から
「愛しいこと」にすっ飛んできました。

ふたりの苦しい恋の行方があまりに気になって仕方なくて
どうしようもなくて、早く続きを聴きたかったです。

原作はこの時点では未読です。
(このレビューを書いている時点では既に読み終わった後ですが…)
だから余計にドラマCDの続きが気になってになって
仕様がありませんでした。

ちなみにドラマCDでは、
「美しいこと」が上巻、
「愛しいこと」が下巻となっています。

-------------------

「美しいこと」は松岡(受け)視点で物語が進んでいきましたが、
「愛しいこと」は「美しいこと」とは変わって廣末(攻め)視点で
物語が展開されます。
でも、「愛しいこと」に物語が移っても
私の中では松岡がどうしても主人公に映って仕方ありませんでした。

やはり上巻である「美しいこと」の主人公が松岡であることが
影響しているのかと思いましたが、それだけではないと感じました。
報われない恋をする松岡、相手に振り向いてもらえないかもしれない松岡、
そんな健気な松岡に私の心が同調したのだと思います。
廣末が主人公のはずなのに、松岡の心の揺れ動きの
ひとつひとつに反応して、一喜一憂しながら、
片思いの恋の苦しさを松岡と一緒に味わっていました。

女装していたときは、自分に夢中であったはずの廣末。
松岡が「自分は、男だ」と告白した途端、突き放され、
「男だから」という理由で廣末に振られてしまった松岡。
「君がどうしても気になる」という理由で
廣末に引きとめられ、どうにか廣末に振り向いてもらえるよう
必死に足掻く松岡…。
心が締め付けられるようで、苦しい場面の連続でした…。

松岡役を演じる鈴木さんの演技も光りました!
「どうにか振り向いてほしい。廣末に好きになって欲しい…!」と
必死に願いながら、何もないように振る舞う松岡…。
その押し殺された思いが、鈴木さんの声に宿り、
より一層松岡の想いの深さと切なさを増してたと感じた場面の連続でした。
鈴木さんの声と一緒になって、私も片思いの苦しみを感じていました。

そして物語が急展開する会社の人事異動。
田舎に帰ると決心した廣末。

廣末に泣きすがる松岡。
松岡役の鈴木さんの声が悲痛で聴いていられなかったです。
それに対し、自分の事でいっぱいで松岡のことなど
微塵も気にしなかった廣末。
ここの廣末の態度には、腹が立って仕方ありませんでした。
松岡の「少しでも俺のこと考えた?」という問いに対して、
「いいや」と答えた廣末の声の冷たかったこと…。

ここのシーンは、廣末役を演じる杉田さんの声が素晴らしかったです。
実際に役を演じている杉田さんさえ憎んでしまうほど、
ここの声は、ぞっとするほど冷たく、
そして松岡を突き放すには十分な声音だと感じました。
この場面は
「廣末のバカヤロー!杉田さんのバカヤロー!!」
って、叫んでしまいたくなりました…。
自分勝手な廣末を演じる杉田さんの声はあまりに冷徹に聴こえましたね…。

それから、田舎に帰った廣末の日常が描かれるんですが…
もう、どうでも良かった!!
そんなの、もうホントにどうでも良かった!
家族と一緒にほっこりする杉田さんの演技は上手かったけど、
そんなことより、松岡の事をもっともっと気にかけて、
今すぐにでも、廣末に東京に帰って欲しかった……!><

そして機会があって東京に戻り、3ヶ月ぶりに松岡と再会する廣末。
何とか話をしたいという願望を持つ廣末に対し、
完全に廣末を視界に入れず、冷たくあしらう松岡……。
「自分は松岡に忘れられようとしている…」ということに
酷い焦燥感に駆られ、いてもたってもいられなくなる廣末。

ここの場面は、ジリジリとしながらも放心状態の
廣末役の杉田さんの演技が秀逸でした!
廣末の焦りをなお一層引き立てる杉田さんの声に脱帽です。
「廣末のサイテー野郎め!!今まで松岡に冷たくして、
 2度も松岡の純情を裏切ったツケがここで回ってきたんだよ!」と
言い捨ててしまいたくなりました(笑)

そうしてついに……
廣末が松岡への気持ちを自覚し始めます。
新幹線のホームにひとり置いていけなかったり、
松岡が「触るな」と拒絶するにもかかわらず、
ずっと松岡に触れ、その感触やその存在を確かめたり…
ここの場面はもう、感涙するぐらい嬉しかったです!
「ああ、ついに…ついに…あの廣末が松岡を意識し始めた……!!」
ここはもう殊の外、嬉しくて…!!
廣末!そのまま、もっともっと松岡を気にするんだ!と、
そのまま廣末の背中を崖の下に突き飛ばすぐらい押したかったです(笑)

告白シーン。
不器用な廣末らしい、直球でタイミングが悪く、カッコ悪い告白でした。
でも、この告白がどれほど松岡に響いたか…。
松岡はそれ程嬉しそうな態度を示しまさず、逆に
「なんで今言うんだ!」とか言ってしまってますが、
心のなかは、嵐のようにかき乱れ、
塵芥にでもなってしまいそうだったのではないでしょうか。

ふたりがひとつになるシーン…。
事が終わった後で、
「やっぱり駄目だと言われるんだろうな」と思っていたと
本音を吐き出す松岡。
不安で不安で仕方なかったんだね……

そして、廣末の腕の中で、わああああああ…と子供のように
泣きだした松岡…。
今までの道のり…辛かったよね…辛かったよね…ああ、良かった。
本当に良かった……!!!

そして、子供のように泣いたシーンを熱演した鈴木さん。
この泣き声は、強く心に残る忘れ得ぬものとなりました。
今までの松岡の辛さを存分に吐き出すような泣き声を
演じてたと思います。

-------------------

上巻の「美しいこと」と同じく、
背景音楽、効果音、間のとり方も素晴らしく、
制作スタッフ陣の意気込みが伝わる出来でした。

「美しいこと」に引き続き、本当に絶巧な作品でした。

この作品と出会えたことは、幸運であり、僥倖でした。

素晴らしい作品を有難うございました。

19

一生に一度は聴いておいた方がいい作品!

ホントに感動した。今までにないくらい泣いた気がします。

最初は寛末さんから松岡さんへ
猛アタックって感じが、途中から松岡さんから寛末さんに変わり
それからはずっと松岡さんの切ない片思いって感じでした。
前作との合計で4時間30分ほどの長編ですが
本当にこの二人は最後結ばれるのかと疑ってしまうほど
脈のない松岡さんの片思いで…恋において辛さはつきものなんだろう
と思わされました。

寛末さんの優しい一面と自分勝手な一面、心境の変化などを
わかりやすく表現されていた杉田さんには感銘を受けました。
それ以上にたっつんの演技力に魅せられ
一生懸命寛末さんにすがっていく松岡さんをこれでもか
というくらいせつなく演じられていました。

聴いて良かったと心の底から思いました。

4

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