表題作 エス

宗近奎吾 → 小西克幸

椎葉昌紀 → 神谷浩史

その他キャラ
篠塚英之[三木眞一郎]/ 安東隆也[杉田智和]/ 鹿目[中村悠一]/ 高崎係長[花田光]/ 仁志[保村真]/ 浅田[飯田浩志]/ 赤井[田坂秀樹]/ なっちゃん[福圓美里]/ 林[拡森信吾]/ 大迫[中嶋聡彦]/ 竹原[青森伸]/ 浅田[飯田浩志]/ 母親[渡辺智美]

あらすじ

『エス』―――それは裏の世界に生きていながら、刑事の意を受け、内部情報をもたらす人物。スパイの『S』を意味する。

「安東に気をつけろ」
寝起きの椎葉にかかってきた正体不明の電話。
それは彼にとって、2年にわたって築き上げてきたエス、安東との信頼関係を揺るがしかねない不穏な一報だった。いったい誰が…。
だが、それはすぐに最悪の結末となって椎葉にもたらされた。
危険な裏社会の気を放つ謎の男・宗近奎吾(むねちか けいご)の不遜な笑みとともに―――

警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」所属。
身分を隠し『エス工作』に身を投じる若き刑事・椎葉昌紀(しいば まさき)。
運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在―――刑事とエス。
これは、裏社会を舞台に繰り広げられる、孤独に生きる男達の歪で鮮烈な愛の物語!!

『何があっても、決してエスだけは裏切ったりしない。
         俺が守ってみせる。命がけで―――』

(レーベルより)

作品情報

作品名
エス(1)
著者
英田サキ 
イラスト
奈良千春 
媒体
CD
作品演出・監督
鈴本雅美
音楽
宮本空
脚本
中山瑞季
原画・イラスト
奈良千春
オリジナル媒体
小説
メーカー
サイバーフェイズ
シリーズ
エス
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
オリジナルポストカード
パッケージ発売日
4.4

(65)

(42)

萌々

(11)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
284
評価数
65
平均
4.4 / 5
神率
64.6%

レビュー投稿数12

大好きなBLCD!!

声優さんのキャスティングも、表現の仕方も、原作もすべて好きです。
遅咲きのファンなので発売からしばらく経ってのレビューになりますが、私は原作ではなく音声からこの作品を知りました。
宗近と椎葉の関係性が神がかってるんです。お互い惹かれあっているのに本心は隠したまま。ただ仕事として、情報の見返りとして身体の関係を結ぶ。
虚勢を張る椎葉を大きく包み込んでくれるような、優しくて強い、宗近の情愛がたまりません。それに負けじと椎葉も強い。
男と男の矜持のぶつかり合い、これぞBL!というかっこいいセリフやシーンが作中に溢れてます。
強気な受け、誰にも懐かない山猫みたいな受けがお好きなかた、是非「エス」の沼にハマっていただきたいです。

0

神谷さんの声を存分に堪能できる

原作未読。
神谷さん目当てで視聴しました。
予想のはるか上を行く、かっこいいハードボイルドでした。
神谷さん以外の声優さんたちもとても豪華で、演技、声の麗しさにうっとりしながら聴きました。

BL小説は読みませんが、刑事もの小説が大好きでたくさん読んでいます。
そのせいか、椎葉の刑事としての粗がかなり気になりました。短慮だし、バレるし、交番勤務からあがってこれなっそうな警察官ぶりでした。
しかし、この物語のなかのコマとしては、最高です。
神谷さんの声で繰り出される言葉の数々、感情的だったり、官能的だったり、を、堪能しました。

対するエス、ヤクザの宗近が、これぞハードボイルド、という感じ。本当に格好良いです。
ぼそっと発する言葉、突き放すような言葉、一言一言にぞくぞくしました。

切なさ悲しさもあり、性暴力あり、某北海道の事件を彷彿させるようなエピソードがあったり、新宿の鮫を連想するようなエピソードがあったり、刑事もの、事件もの、として楽しませてくれました。

0

唯一無二のエスとの運命の出会い

名作 英田サキ先生の”エス” 愛と復讐の狭間で・・・

英田先生のハードボイルド系のお話は本当に面白い!今作もストーリー、キャラクター、設定、すべてにおいて、とても興味をそそられるし、展開も早い。そして、CVです。神谷さん演じる椎葉(組対5課の刑事)はもとより、小西さん推しの私としては、小西さん演じる宗近(実業家、裏の顔は松倉組若頭補佐兼、後に椎葉の専属のS)が超絶にかっこよくて・・・一見、冷酷、非情そうに見えて、芯は情に厚い一面を持ち合わせる宗近を小西さんが好演、あの究極の低音ボイスは罪です、最強です!

エス(S)、組対5課のスパイ(内通者)、刑事とエスとの互いの揺るぎない強固な関係性、当初は架空の設定かと思いましたが、実在(暗黙の了解的な存在)する?エス。警察組織もヤクザな世界も特殊な男社会で独特な価値観、世界観なので、こういったジャンルのお話はとても好奇心をかき立てられます。

エス1~椎葉と宗近との出会い~プロローグ
椎葉が宗近を自らのエスに従えるために策略を練る。
”人生を変えるほどの特別な存在”
"俺のものになれ”
”男としての確固たるプライド”
”勝ち負けのこだわり"

”ときにエスの恋心までも利用し、自らの身体をエスに委ねる”
男同志の駆け引き、互いに譲らない問答、やりとりがたまらなく男臭くていい!

ツンデレで負けず嫌いで妙な色気がダダ漏れ?な魔性の男、椎葉にちょっぴり振り回されてる感がある宗近が可愛い。安東(CV杉田さん)を含め、椎葉の周りの男たちは皆、彼をほっとけないようです。そして、要所要所で椎葉の義兄の篠塚(CV三木真さん)と宗近の側近の鹿目(CV中村悠一さん)がいい味出しています。

お話全体は重くシリアスなのですが、重すぎず、お二人の絡みは甘い。BGMも素敵に演出されています。

この作品には不思議な魅力があります。その都度、自分の感じ方、目線が変わるとまた違った気付きがあったりで、何度聴いても(私の中でリピ数が最も高い)面白くて楽しめる作品です。シリーズ4までありますので、じっくり堪能していただければと思います。

最後に、小西さんの宗近の男臭い色気がダダ漏れのイケボを聴くと耳が痺れてきます。この小西さんの宗近がどれだけかっこいいか、このエスという作品がどれだけの逸品かをお伝えしたくてレビューをしたためました。小西さん推しにはたまらない作品となっております。

2

作品は序章だけど

原作未読です。
古い作品ですが、作者のCDドラマ化作品を数多く聞いており、とても、面白いので気になっていたので聞いて見ました。
率直な感想は面白い!んだけどふるいがゆえ?の残念ポイントがいくつか。
モノローグと台詞を重ねないでください!
原作既読の方は気にならないかもだけど、
説明とか序盤、本編の大事な主人公の役どころを説明しているシーンでモノローグと台詞を重ねられると混乱してしまいます。
えー、聖徳太子でもないし、ただでさえ、理解の遅い馬鹿なので数回リピートしました。
基本的に小説系は二枚組でじっくりノーカットが、理想だけどまとまってはいました。
尺がなくても、モノローグと本編重ねてもキャストコメントは入ってるんですね(笑)
時代を感じます。
まだ、序章ですが十分引き込まれる内容で全部聞いてみたくなり、色褪せない名作。

0

本当に素晴らしいCDです!!

このCDによって、原作もさらにかっこよく感じ、出演者もいつもよりかっこよく聞こえます。
本当に相乗効果です!
椎葉が宗近に体を引き換えに取り引きしようとした場面(オナニーショーのはちょっと前。笑)の、宗近の「つまらん」はむちゃくちゃかっこよかったです!

落ち着いて耳を傾けられる寝る前に聞いてみたところ、気持ちが高ぶって眠れないです。
登場人物もシャキッとした感じだし、声も非常に男前でシャキッとしゃべる人しか出てこないです。
がんばろうと思うときに聞くほうがいいと思いました。

4

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