雨r
声優さんのキャスティングも、表現の仕方も、原作もすべて好きです。
遅咲きのファンなので発売からしばらく経ってのレビューになりますが、私は原作ではなく音声からこの作品を知りました。
宗近と椎葉の関係性が神がかってるんです。お互い惹かれあっているのに本心は隠したまま。ただ仕事として、情報の見返りとして身体の関係を結ぶ。
虚勢を張る椎葉を大きく包み込んでくれるような、優しくて強い、宗近の情愛がたまりません。それに負けじと椎葉も強い。
男と男の矜持のぶつかり合い、これぞBL!というかっこいいセリフやシーンが作中に溢れてます。
強気な受け、誰にも懐かない山猫みたいな受けがお好きなかた、是非「エス」の沼にハマっていただきたいです。
原作未読。
神谷さん目当てで視聴しました。
予想のはるか上を行く、かっこいいハードボイルドでした。
神谷さん以外の声優さんたちもとても豪華で、演技、声の麗しさにうっとりしながら聴きました。
BL小説は読みませんが、刑事もの小説が大好きでたくさん読んでいます。
そのせいか、椎葉の刑事としての粗がかなり気になりました。短慮だし、バレるし、交番勤務からあがってこれなっそうな警察官ぶりでした。
しかし、この物語のなかのコマとしては、最高です。
神谷さんの声で繰り出される言葉の数々、感情的だったり、官能的だったり、を、堪能しました。
対するエス、ヤクザの宗近が、これぞハードボイルド、という感じ。本当に格好良いです。
ぼそっと発する言葉、突き放すような言葉、一言一言にぞくぞくしました。
切なさ悲しさもあり、性暴力あり、某北海道の事件を彷彿させるようなエピソードがあったり、新宿の鮫を連想するようなエピソードがあったり、刑事もの、事件もの、として楽しませてくれました。
名作 英田サキ先生の”エス” 愛と復讐の狭間で・・・
英田先生のハードボイルド系のお話は本当に面白い!今作もストーリー、キャラクター、設定、すべてにおいて、とても興味をそそられるし、展開も早い。そして、CVです。神谷さん演じる椎葉(組対5課の刑事)はもとより、小西さん推しの私としては、小西さん演じる宗近(実業家、裏の顔は松倉組若頭補佐兼、後に椎葉の専属のS)が超絶にかっこよくて・・・一見、冷酷、非情そうに見えて、芯は情に厚い一面を持ち合わせる宗近を小西さんが好演、あの究極の低音ボイスは罪です、最強です!
エス(S)、組対5課のスパイ(内通者)、刑事とエスとの互いの揺るぎない強固な関係性、当初は架空の設定かと思いましたが、実在(暗黙の了解的な存在)する?エス。警察組織もヤクザな世界も特殊な男社会で独特な価値観、世界観なので、こういったジャンルのお話はとても好奇心をかき立てられます。
エス1~椎葉と宗近との出会い~プロローグ
椎葉が宗近を自らのエスに従えるために策略を練る。
”人生を変えるほどの特別な存在”
"俺のものになれ”
”男としての確固たるプライド”
”勝ち負けのこだわり"
”ときにエスの恋心までも利用し、自らの身体をエスに委ねる”
男同志の駆け引き、互いに譲らない問答、やりとりがたまらなく男臭くていい!
ツンデレで負けず嫌いで妙な色気がダダ漏れ?な魔性の男、椎葉にちょっぴり振り回されてる感がある宗近が可愛い。安東(CV杉田さん)を含め、椎葉の周りの男たちは皆、彼をほっとけないようです。そして、要所要所で椎葉の義兄の篠塚(CV三木真さん)と宗近の側近の鹿目(CV中村悠一さん)がいい味出しています。
お話全体は重くシリアスなのですが、重すぎず、お二人の絡みは甘い。BGMも素敵に演出されています。
この作品には不思議な魅力があります。その都度、自分の感じ方、目線が変わるとまた違った気付きがあったりで、何度聴いても(私の中でリピ数が最も高い)面白くて楽しめる作品です。シリーズ4までありますので、じっくり堪能していただければと思います。
最後に、小西さんの宗近の男臭い色気がダダ漏れのイケボを聴くと耳が痺れてきます。この小西さんの宗近がどれだけかっこいいか、このエスという作品がどれだけの逸品かをお伝えしたくてレビューをしたためました。小西さん推しにはたまらない作品となっております。
原作未読です。
古い作品ですが、作者のCDドラマ化作品を数多く聞いており、とても、面白いので気になっていたので聞いて見ました。
率直な感想は面白い!んだけどふるいがゆえ?の残念ポイントがいくつか。
モノローグと台詞を重ねないでください!
原作既読の方は気にならないかもだけど、
説明とか序盤、本編の大事な主人公の役どころを説明しているシーンでモノローグと台詞を重ねられると混乱してしまいます。
えー、聖徳太子でもないし、ただでさえ、理解の遅い馬鹿なので数回リピートしました。
基本的に小説系は二枚組でじっくりノーカットが、理想だけどまとまってはいました。
尺がなくても、モノローグと本編重ねてもキャストコメントは入ってるんですね(笑)
時代を感じます。
まだ、序章ですが十分引き込まれる内容で全部聞いてみたくなり、色褪せない名作。
このCDによって、原作もさらにかっこよく感じ、出演者もいつもよりかっこよく聞こえます。
本当に相乗効果です!
椎葉が宗近に体を引き換えに取り引きしようとした場面(オナニーショーのはちょっと前。笑)の、宗近の「つまらん」はむちゃくちゃかっこよかったです!
落ち着いて耳を傾けられる寝る前に聞いてみたところ、気持ちが高ぶって眠れないです。
登場人物もシャキッとした感じだし、声も非常に男前でシャキッとしゃべる人しか出てこないです。
がんばろうと思うときに聞くほうがいいと思いました。