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表紙を見た時に、「受にオーラがないな…」と手を出すのを逡巡しましたが、
崎谷先生だし志水先生だし、ということで買ってみました。
そして、おはなしを読んで納得しました。
表紙とあらすじだけではわからなかったのですが、受は地味っこです。
攻は見た目もよくて仕事もできる「いい男」なんですが、
二人ともそれぞれコンプレックスがあって、
人間らしい、皆がもってるようなささいな欠点があって、
それらから来る諍いが、諍いなんですけど「必要なんだな」って説得力があっていいです。
受が結構ネガティブで卑屈なとこがあるので、それを許容できればとても面白いと思います。(あたしは感情移入して喧嘩するところとかぼろぼろ泣いてしまいましたけれど)
そして地味な彼がとてもかわいいです^^
外見がコンプレックスのため謙虚なところが私はきゅんとしました。
あと個人的に謙虚なのに三十路ってところがさらにいいです^^
舞台になる会社がハーブやアロマ関係のおはなしなので、そういう意味でも癒されるおはなしです。
途中受けがぐるぐるしてシリアスが挟まれますが、基本的にほっこりしました^^
あと、崎谷先生にしてはエロは普通、というか軽め、ですかね?
崎谷先生にしては、という感じなので全体的に見れば普通ぐらいだと思います。
えろいことに変わりはないので、物足りないことはないと思われます^^
人間関係のごたごたした気持ちをふっきるため、手持ちの恋人関係重視系BL小説再読!
気付いてみれば5年ぶりの再読でした。
買った当時は…当時の人間関係に悩まされてました(笑)ナツカシイ
初見ではあまり派手な大恋愛でもないし、少し心理描写の深い恋愛小説くらいに思っていたのですが…
再読した今、この作品は「特効薬」と感じてます。
考えの攻撃ベクトルが全て自分自身に向いている。
それは作中の受けの性格でも、私自身の性格でもあります。
目の前には理想とかけ離れた泥臭い現実しかないけど、恋愛に夢をみてしまう
「ペシミスティックすぎて言葉がまっすぐ伝わらない」
そんな受けに感情移入しながら読み進め、ふたりの成長とラブラブを読み終わる頃には心が浄化されていました。
崎谷先生は、私たち(あえて複数形とさせていただく)の傷を舐めて癒やすのが非常に上手い。
ケンカして、お互い言いたいこと言って、また元に戻れる…弘と降矢のキャラクターだからこそ描けるテーマなのだと思います。
私もそういう人に出会えると信じさせてくれる。
それが崎谷作品の「癒やし」効果、特効薬なのだと思っています。
あと、えっちが濃いです(笑)
これも崎谷先生のデフォルトですね。
さいごの「完全なマクロビオティック」が云々の件、若干変態っぽいけれどこれくらいの言葉責めは大好きです(笑)
こちらのシリーズ、一作目の作品なのに、以降の3作品を先に読み、最後にこちらにたどり着きました。
なので、斎藤と降矢が無事付き合いをしている事を知った上で読みました。
ゲイで男運のない、地味な顔の斎藤が、過去の彼氏らにされてきた事や、その事での自信の無さを知ると、不憫で。。。
降矢との付き合いが始まっても、普通の付き合いをしたことがない斎藤は、何をするにも悪い方へ考えてしまうし、え?!っていう事も言い出すし(1人でレイトショーとか)、もう誰か助けてあげて~と思います!
挙げ句に、降矢が色々と忙しくなってしまい、浮気疑惑まで。斎藤目線で読んでいるので、降矢が悪い!と感じてしまいますが、結局はお互いの嫉妬からで。仲直りも一筋縄ではいかないのが、面白さかなぁ。
不憫な受って、あまり好みではなかったのですが、斎藤はどん底過ぎて、応援したくなるタイプで、可愛さもあり良かったです。
3大!!崎谷さん作品と勝手に個人的に思っているのは、
本作「グリーンシリーズ」「不埒シリーズ」、「不機嫌シリーズ」なのですが、
読み返し、やはりやかったので、レビューをさせていただくことにしました。
ロハスやアロマなど人を癒すことにおいては
人よりも知識があり、他には無い能力があるんだけど、
ネガティブで、恋をしても、ダメ男ばっかりにひっかかり、
恋愛もうまくいかない。
そんな受の会社に中途で入ってきたのが、イケメン攻!
このイケメン攻は、外見はイケイケ(死語?)に見えるのに、
実は、繊細というか、純なところがある。
そんな2人の恋のお話なのですが、
仕事のお話がアロマとか人をいやすお話だからなのか、
タイトル通り、静かだけど熱い思いがある物語でした。
面白かった〜〜
シリーズ1作目なのですが、先にシリーズの別作品を読んでいたので、あーこのキャラってこんな感じなのかという楽しみ方もしつつ読了。
面白かったし大いに萌えたし文句なしの神評価ではあるのですが、後半の喧嘩シーンが身につまされまして…いやはや色んな意味でも面白かったです。
大雑把無神経攻め×自己評価最低ウジウジ受け
いやぁ、攻めがここまでリアルに無神経なの初めて見ました笑 大抵はデフォルメされてキャラクター化されて笑える無神経さなんですが、今作の攻めはリアルと言いますか、読んでてそりゃお前が悪いと何度言ったことか。
対して受けもですね、かなりうじうじ自己評価が低くマイナス思考で、2人の喧嘩はこじれにこじれて行きます。
ここでの喧嘩の、お互い地雷を踏みまくり、受けはもう不貞腐れて全て終わらせてしまおうと強い口調で言わなくてもいいことを言ってしまう…っていうのが全部自分にも当て嵌まっていて、読んでて胃が痛くなりました笑
あー電子版でな挿絵がないのが悔やまれる。このシリーズは紙で買うべきか…?
地味受け好きな私にはたまらない一冊でした。