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愛しき爪の綾なす濡れごと 花降楼シリーズ第9弾

itoshiki tsume no ayanasu nuregoto

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表題作 愛しき爪の綾なす濡れごと

綺蝶 → 平川大輔

蜻蛉 → 緑川光

幸多郎 → 坂巻学

桐香 → 下和田裕貴

その他キャラ
鷹村[遠近孝一]/ 水梨慎哉[杉山紀彰]/ 東院[川原慶久]/ 忍[岸尾だいすけ]/ 新造[井口祐一]/ 色子[小田久史]/ 色子[宮坂俊蔵]

あらすじ

大人気!花降楼シリーズ第9弾!!

吉原にある男の遊郭・花降楼で人気の傾城・蜻蛉は、娼妓の身でありながら仕事で抱かれることに嫌悪感を抱いてしまい、ちっとも客の相手をしようとしなかった。
見かねた遣り手の鷹村は、蜻蛉の出した条件に見合う『理想の客』として目下売り出し中の俳優・水梨慎哉を登楼させる・
だが、初会の座敷には水梨だけでなく、お職争いのライバルである綺蝶とその上客の東院が一緒にいて……!?
(販売元より)

作品情報

作品名
愛しき爪の綾なす濡れごと 花降楼シリーズ第9弾
著者
鈴木あみ 
イラスト
樹要 
媒体
CD
作品演出・監督
音響監督→みさわあやこ
音楽
浅野彰
脚本
堀井明子
原画・イラスト
樹要
オリジナル媒体
小説
メーカー
フィフスアベニュー
シリーズ
君も知らない邪恋の果てに
収録時間
140 分
枚数
2 枚
ふろく
通販特典フリトCD(緑川、平川、遠近)
発売日
JANコード
4580166730660
4.5

(22)

(15)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
101
評価数
22
平均
4.5 / 5
神率
68.2%

レビュー投稿数5

大団円

綺蝶と蜻蛉のお話が、これで総て繋がる作品。

1歳しか違わないのに、子どもっぽい蜻蛉と、大人びた綺蝶。
お互い、相手を好きなのに、目の前のことだけで精一杯な蜻蛉と、先のことまで見通して自分の思いを封じている綺蝶。

聞いている方としては、お互いの気持ちや、先の展開が分かっているだけに、切なく、もどかしい。

このシリーズは、本当に素敵。
緑川さんの蜻蛉は、負けず嫌いで意地っ張りで一途な蜻蛉そのものだし、
平川さんの綺蝶は、飄々としていて自分の気持ちを隠すのが上手。

この2枚組CD,1枚目には濡れ場らしい濡れ場はほとんど無いけど、その分、2枚目の「愛しき夢の織りなす睦言」にたっぷりと。
それも、綺蝶の攻め声の方をメインに。
平川さんの攻め喘ぎが、すごくエロい。
最近聴いたCDの中では、断トツにエロい、エロい、

本編CDの最終トラックは、キャストみんなで一言ご挨拶。

メーカー特典トークCDは、平川さん、緑川さん、遠近さんの3人で。
感想とテーマトーク。

7

切ない恋心

花降楼の傾城・蜻蛉と綺蝶は、子供の頃から思いあう仲。けれども決してその事は口に出してはならぬ秘めた想いで…。
けれども日頃は、顔をあわせる毎に厭味の応酬になってしまう…。
そんなある日、同僚の娼技の足抜け駆け落ちに、手を貸してしまう蜻蛉。そんな彼をみて、さりげなく庇う綺蝶の優しさにホロッと来ました。けれども駆け落ちした同僚は見つかり捕まってしまう。が足抜けを手伝った蜻蛉の事を決して漏らさず、伝言を残して行ってくれたのですが、その言葉に蜻蛉は泣き出してしまい、綺蝶の胸でなきじゃくる。自分も加担したのだから同罪だと自分を攻めながら…このシーンは蜻蛉だけじゃなく、聴いてる私も共感して、泣いてしまったほど切ないです。
とにかく全編切なくて、もどかしく、何とかしてあげたくなる蜻蛉と綺蝶のお話でした。

蜻蛉演ずる緑川さんと、綺蝶演ずる平川さんの間合いの取り方やセリフの掛け合いが絶妙で、物語世界に引き込まれて行くのがわかってリアリティがあります。

5

この2人の声の世界にずっと浸っていたい。

綺蝶(CV平川大輔)×蜻蛉(CV緑川光)の3作目。
こちらは傾城時代のお話「愛しき爪の綾なす濡れごと」と、花降楼を去ったあとのお話「愛しき夢の織りなす睦言」の2部構成で、トータル140分と3作の中で一番長く聴けます。
前2作と合わせると4時間ぐらいになるのかな?
大ボリュームですね。
でも実際聴いてるとあっという間なんだよなぁぁぁ、、、
「愛で痴れる夜の純情」の方にも書いたけどほんと好みすぎてですね、この2人の声の世界にずっと浸っていたいです。

前2作との時系列がちょっとややこしいんだけど、こう?
愛で痴れる夜の純情(2作目)
┃ (#3 それぞれの思惑)
┃愛しき爪の綾なす濡れごと(本作)
┃ (#4 写真館)
華園を遠く離れて~溺愛~ <後日談/半月後>(6作目)
愛しき夢の織りなす睦言 <後日談/半年後>(本作)

ちなみに本作のタイトル、
「愛しき爪の綾なす濡れごと」は【かなしき】と読み、
「愛しき夢の織りなす睦言」は【いとしき】と読むようで、、、毎作毎作難しいよ…!
(“愛し”を“かなし”と読むと教えてくれたのは、くれの又秋さんの「愛し」でした^^)

本編はすでに犬猿の仲になってしまっている傾城時代のお話になるので、1作目以上に切ないです。
切ないんだけど、それがいい。
綺蝶の愛がもう涙涙涙なのですよ。
同じ色子の自分が蜻蛉を苦界から救い出せるでもなく、だからといって手に手を取って逃げるような先の見えないこともしたくない。
蜻蛉との確実な未来を見据えているから、刹那的な思いや行動は全て封印して、色事に対して潔癖気味の蜻蛉が遊郭というこの場所でしっかりと生き抜ける逞しさをどうか自力で身につけてくれるようにと願って、ただ、見守る。
最終話の「頑張ったなぁ、お姫様」を綺蝶がどんな意味で言ったかを想像出来た時の切なさといったらもう、、、泣
あぁ、だから綺蝶は張り合う方を選んだんだなぁ、、蜻蛉の負けず嫌いな性格を信じて。
そして今は決して通い合わせるわけにはいかない想いは、嫌わせて憎ませるという形で自分に縛り付けたかったのか。
1作目では気付けなかった綺蝶の愛の形。切なすぎるだろーーーーー涙涙涙
この泣けすぎる切なさを本当に余すところなく平川さんが演じてくださっていて、もうねー、ほんと胸にきます。

後日談は別れの宴を開くために2人で花降楼を訪れるお話。
後日談というか、ここが2人の物語の大団円かな。
蜻蛉をさらう形で花降楼を出ていった2人だけど、その後しっかりと筋を通して正式に蜻蛉を身請けして、きっと莫大な金額がかかるであろう宴までしっかりとはって、全部綺蝶が娼妓時代に客をまわしまくって稼いだお金なんだろうなって思ったら、なんかもうね「頑張ったなぁ、綺蝶」ってなりました。
さらっと明かされる綺蝶の爪の意味(長く伸ばしていた理由)も泣けるしもう本当に、、、あぁもうほんと「愛しき爪」、、
エッチはあまっあまです。
あまあまのえちえちでたっぷりと濃厚に。
めちゃくちゃにエロいんだけど、それ以上に2人が幸せなエッチをしていることにジーンときてしまったなぁ。
2話目と3話目の間にお風呂でもエッチしたようなことを言ってて、そこも詳しく‼︎と思ったらブックレットに小説形式で収録されていました♡
なんかさー、鷹村さんもたいへんだよねいろいろと笑笑
きっとあの夜具部屋も、2人がいた間は2人のために鷹村がそっとしておいてあげたんだろうなぁ・・・なんて思ったり。

本作を聴いた後に平川さんと緑川さんのカップリング作品を聴けるだけ聴き漁りましたが、この綺蝶×蜻蛉カプが一番好きです。
フリトまで合わせて、このお二人のやりとりにはなんだかとてもほっこりします。

1

いい!

花降楼シリーズ第9弾も、実に見事な出来栄えでした。
めいいっぱいの時間を使って、丁寧に作り込んでいるので
終盤の盛り上がりは絶妙、濡れ場も非常にエロい。

二人の会話は、深刻さを感じる面もあるが
一方で、本心がちらりと見え隠れするので
聞いてて甘酸っぱいのですよvvv
キューーーとします(笑)
蜻蛉の鈍感さは、いろんな意味でつわもの的ですね。
こういうタイプに惚れる綺蝶の気持ちもわからなくもないな。

とにかく最後は結ばれてくれて本当によかった。

3

濃厚&泣ける!!

花降楼シリーズ9作品目。
シリーズ1作目から登場する、綺蝶と蜻蛉の物語。
とにかく、良い!!

男の遊郭"花降楼"で育ち、幼い頃から仲良しだった綺蝶と蜻蛉がお互い密かに思い合ってるけど、ケンカをしてしまって、綺蝶は蜻蛉のことが好きだからこそ、"意地悪"をしちゃったり、蜻蛉も大好きでいつも綺蝶のことが気になってるのに、反発し合うのです。

でも、そんな2人は綺蝶が自ら稼いだお金で、色子の蜻蛉を身請けして、そして、2人で生活するようになって、再び花降楼へ宴をしに、今度は客としてやって来る・・・みたいな展開。

このシリーズ2作品目の「愛で痴れる夜の純情」のその後の2人を描いた物語っぽくなってるけど、ラストは感動です。
そして、CVが攻め平川大輔さん、受けが緑川光さんですが、息もピッタリで流石の一言に尽きます。
今作はかなり濃厚なエロシーンもタップリあるので、聞きどころ満載!!
甘い綺蝶と蜻蛉に出会えますよ♪

3

この作品が収納されている本棚

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