CD

  • 夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾

夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾

yoru no tobari hakanaki yawahada

  • 通販購入【PR】

表題作 夜の帳、儚き柔肌

蘇武貴晃 → 森川智之

忍 → 岸尾だいすけ

綺蝶 → 平川大輔

蜻蛉 → 緑川光

その他キャラ
椿[成瀬誠]/ 鷹村[遠近孝一]/ 都丸[小野大輔]/ 原[樫井笙人]/ 男A[千々和竜策]/ 男B[山中真尋]

あらすじ

捨て子だった忍は、男の遊廓・花降楼の楼主に拾われ、色子として働くようになるが、おとなしい顔立ちと性格のため、客がつかず、いつも肩身の狭い思いをしていた。そんなある日、名家の御曹司で花街の憧れの的・蘇武貴晃とふとしたことから知り合い、一夜をともにしてしまう。二度と逢うこともないと諦める忍だが、彼はその後も忍の許へ通うようになった。贅沢な贈り物をされ、濃密な愛撫に溶かされるうち、次第に彼に惹かれていくが…。(メーカーより)

作品情報

作品名
夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾
著者
鈴木あみ 
イラスト
樹要 
媒体
CD
作品演出・監督
音響監督→林希実子 
音楽
浅野彰
脚本
堀井明子
原画・イラスト
樹要
オリジナル媒体
小説
メーカー
フィフスアベニュー
シリーズ
君も知らない邪恋の果てに
収録時間
79 分
枚数
1 枚
ふろく
通販特典座談会CD(岸尾・森川・成瀬)
発売日
JANコード
4988102489120
4.4

(47)

(32)

萌々

(7)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
210
評価数
47
平均
4.4 / 5
神率
68.1%

レビュー投稿数12

これは良い帝王…本当に良い帝王。


穏やかで優しい帝王です。
『吉原人気の粋な遊び人』という割に、結構不粋な人だと思うんだけど(いきなり色子を抱くとか、他の男の具合を聴くとか、身請けを横からかっさらうとか…)、良いんだ…だってカッコいいんだもん。声が。

花降楼シリーズは、どのお話も色子が好きな人と結ばれる(そして大体金持ち。そうしなくちゃ身請け出来ないもの…)シンデレラストーリーです。
正直、この忍は他の色子よりも幸薄いです。でも、運は誰よりも強いと思います。
うっすいカルピスみたいな…
上澄みは薄いけど、下は濃かった!みたいな。(すみません)
そして私は一番忍が好きです。
だって岸尾さんが可愛いんだもの。
確かに色子としては生きにくそうだなぁと思いますが、もうちょっと周りに目を向けて、もっと我が強かったら、蘇武や原には惚れられなかったけど、売れっ子にはなれたと思うんです。
そこまできたら、別人だけど。
正直、当て馬の原とくっついても忍は幸せにはなれたはずです。
最初から原が出て、原側からもっとドラマを作り込んだら、絶対原応援してた…。
間違い無くただのツンデレ。今流行りのツンデレ。
『好き』と言わせようとする原が哀れで愛おしくて、『原あああっ』て叫びました…。
こんなに健気な当て馬もそうそういないと思うよ?
お金持ち二人をこんなに惚れさせるなんて、実は魔性の男!忍!ですよね。

優しいジェントル帝王を聴きたいときは、是非この蘇武帝王を聴いてみて欲しいです。

7

帝王=良い人…これって、新鮮

「花降楼」シリーズBLCD、三作目でございます。
現代なのか??? …と目を(耳を)疑う吉原ワールドで、
薄幸の娼妓が御大尽に見受けされるのがお約束…
なシリーズ中でも、ひと際…薄幸感が突き抜けている受様のお話です。
ホントに花降楼の椿姫を地でいってる娼妓・忍には、岸尾氏☆
「お魚食べたい…」のモノローグで始まる、貧乏感といい、不幸感といい、
色白で儚げな地味顔役を熱演でございます。
対する攻様・蘇武の若様役の森川氏。
正直…これはちょっとした驚きだった!
あのBLCD界の帝王・スーパー攻様が当たり役の森川氏がですよっっ!!
とことん良い人役なんである。
御大尽だけど良い人、粋な遊び人設定だけれど善良な坊ちゃま風。
煌びやかなきれいどころよりも、地味で控えめで心優しい妓を選ぶ、やはり良い人。
まったくもって正しい男なんである。
帝王然とした美形攻声なのに、しゃべるセリフはとことんマトモ。
「こんなに美形声なのに、ここまで性格良い役なんて~☆」
…とまあ、これはこれでファンの意表を突いてくる、嬉しい驚きだったりする。
逆に…BLCD界によくあるのが、
「ここまで美形声なら、ここまで傲慢役でもまぁ~当然、萌える。」
とかなんとか、ファンに言わしめる美声も、少なからずある。
(↑例えば…子安氏の声なんか、この典型だけどねぇ。)
今回なら、華麗なる当て馬・原様役の樫井氏が、このタイプ。
ベッドで変な嗜虐趣味があって、けっこう露悪的なサドッ気発言。
でも正真正銘のツンデレ…という役どころは、
やはり腐女子心には、かなりツボ。
とはいえ…お話の中で、忍が選んだのは、紳士な蘇武様。
こういうトコロが…ファンの勧善懲悪心をも満足させる、
ちょいレトロな時代劇っぽい、お涙頂戴モノなんです。
それにしても…良い人な帝王、新鮮だなぁ☆

4

切ない。

シリーズかー。遊郭とは……。
どんな感じでしょうか。

ということで、原作未読で
花降楼シリーズ聴いてみました。

H度は、これも標準とエロエロの間くらいかな。

あいかわらず、時代背景はよくわからないのですが、
面白さもあいかわらず、なので良いとおもいます。

捨て子だった幼少期、
花降楼の楼主に拾われ恩返しのためにと、
性に合わない色子として働いている
儚げで、芯の強い
忍(受:岸尾大輔さん)と

名家の御曹司、花街の憧れの的、
紳士的で、男前、どこか冷めた雰囲気の
蘇武貴晃(攻:森川智之さん)のお話。

健気、好きの私としては、忍、最高でした。
性格がかわいらしい。

森川さん演じる、蘇武貴晃、LOVEなシーンの時の
淡々と語る感じ、甘ーいです。
ドキドキしました。

それと、「忍」と呼ぶ声が
やさしくて暖かい気持ちになりました。

甘くて切ない、応援したくなるような、カップルでした。

3

儚いけれども・・・

花降楼シリーズの中でも、今まで聞き逃していた作品の一つでした。

聞くきっかけは森川さんにはまったから・・・・。

話自体はもうひたすら忍がけなげで儚くて、途中病に倒れてしまった時はこのままもう助からないのでは・・・とはらはらしてしまい、聞き続けるのがつらくなってしまったぐらいです・・・。

それだけに、最後病も克服して、身受け問題も解決し、大好きな蘇武様と無事結ばれた時には感動して泣いてしまいました。

しかし、蘇武様素敵!!!
冷静に考えるとツッコミどころもあるダメな子なのですが、とにかく声が良くてゆるせてしまいます。
上品で優しい感じのしゃべり方の森川さんが新鮮で、とてもよかったです。

1

地味健気受!

花降楼シリーズの中で一番好きなキャラがダントツで忍なんですよー。
何といっても遊郭設定で美形揃いな中で地味だって所がいい!!地味受スキーとしてはときめきます!
そして健気受な所もいい!健気受スキーで地味受スキーな自分的な萌えツボにドストライクなのが忍なのであります。

その忍[受]役が健気受演技に抜群の安定感を持つ岸尾さんとくればそれはもうもうたまらんですよ!!ばふー!!
攻役の森川さんとの相性もばっちりで、ともかく健気!
容姿が地味で気の利いた言葉も言えないから忍はあまり人気が無くて、それ故にお金も無くて食事時にお魚が食べたいんだけど我慢する、そんな姿が可愛い……。
忍が好きな相手に巡り会って身請けの話も出て、やっと幸せになれるって矢先に病で倒れてしまう。
当て馬として原というS気のある攻がいい味出してます。
一見酷い男に見えるんだけど、この男は本当に忍の事が好きだったんだろうなー。
自分的にはむしろこの当て馬の原の方が好きかも…まあ性癖には多少問題があるけど忍への愛情は本物だし、原ルートでも良かったなあと思う位に好き。
いや、決して蘇武が嫌いって訳じゃないんですが、原タイプの攻の方がこう素直に好きと言わない分執着攻っぽくって好みなんですよ。
やけに熱く語ってますが、原の出番はそんな多くないです。

健気で一生懸命な忍が最後にちゃんと幸せになってくれて嬉しかった。
岸尾さんの健気受演技は実に好みです、今作でもその魅力は最高に発揮されてます。
花降楼は遊郭物ですが、設定は現代なので最初ちょっと戸惑う部分もあるかも。慣れちゃえば平気なんですけどね。
あとシリーズなので通して聞いた方が分かりやすいし楽しめるけど、単独で聞いても分からない事は無いとは思います。
地味健気受好きや、岸尾さんの健気受演技好きな方にはオススメ。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(CD)一覧を見る>>

PAGE TOP