ボタンを押すと即立ち読みできます!
モンデン先生初読みです。
絵、話の流れ、絡み…お上手だわ〜と思ったら一般作品でエロもたくさん描かれているベテラン作家さまなんですね。エロシーンの体の角度や表情が色っぽくエロいの納得です。
いい男×いい男で受けが女性ぽくならないところも好みです。
□表題作
タイトル回収がいい。2話ともオチに持ってきてそうくるか〜と笑いました。
□貸し借りなしで
□負けず嫌いもほどほどに
こちらもよかった。
あとがきの「緊縛プレイは私的にはエロというよりお笑いに近い」がわかるような気がしますw
□放蕩と無頼
こちらがいちばん好きです。
表題作の恭一がそういうことだったの?という意外性がよかったし。
何より、ヤクザ(世話役)×組長の跡取り(ボン)の組み合わせがめっちゃ好み。しかも長年の両片思いで、恭一は木島に抱かれるためにタチしかしてこなかったなんて高まりまくります。
木島の背中の虎刺青もかっこいい。
あとがきの解説で、だんだん開き直ってこられたの笑いました。
この作家様が一般マンガで有名なかたとは全く知らず、また実は他のBL作品も知らないです。
つまりモンデン先生のはこれ1冊しか読んではいないというわけです。
2009年頃の発表作品が多いようですが、自分がこの頃全く女性マンガを読んでなかったせいなのか?特に古さは感じられません。
絵がお上手で(当たり前ですが)、BLとしてもエロいです。
大まかに分けて3作品が収められていますが、わたしが大好きなのは2作目の「貸し借りなしで」関連ですね。
受けのリーマン梅本がとにかく可愛いんです。
チャラくてコミュ力あって女の子にモテてでもすぐ別れてしまうノンケの男。
ずっとこの男を好きだった親友に抱かれて即気持ちよくなっちゃう快楽に弱い男。
めっちゃタイプです!
絡みシーンはエロくて昔の作品だから細身の肢体なんですがそこが新鮮でイイです。
えーとね、中身もタイプも違うんだけど「それでも、やさしい恋をする」の受けの出口さんみたい、と言ってしまいます。
なんとなく、です。
紙本を持っているのですがこの作品がある為に処分しようにも出来ないんです、困ったもんだ。
発売から時間が経ってガラケーが描かれていたとしても古さを感じないような作品もありますが、この本は古さを感じてしまう。むしろ買って初めて読んだ時から既にそんな感じだったかも。
綺麗にまとまってるけど、普通に綺麗にまとまりすぎていてこれと言った楽しみがないまま終わる。
◾︎1円の男
政木(受け)が面倒くさい!むしろ登場人物割とみんな面倒くさいです笑
最後のコマで三条(攻め 何でも屋)に1円差し出してるのは可愛かった。律儀というか四角四面というか。
モンデンアキコさんの「自家恋愛中毒」がいいなと思ったのでこちらも読んでみましたが、どの作品も手堅く萌えツボを押さえてきますね。キャラ設定はご自身があとがきでおっしゃってるようにテンプレそのものなんですが、最大限にテンプレキャラを生かしてビシッと決めてくるところがさすがだと思います。
3つのカプが登場する短編集です。
【探しものはなんですか】【1円の男】
「美形ツンデレスーツ眼鏡リーマン受け」を堪能する作品。
探偵の三条(攻め)へ自分の金を持ち逃げしたセフレの上田を探して欲しいとやってきた政木(受け)。態度もすごく失礼だし、何でも金で換算する男で…。
1500万円も持ち逃げした上田が他の男と寝る場面を目撃しちゃった三条と政木。初めて見る男同士のセックスに興奮した三条のモノを咥え始めます。
リアルメガネ男子は大好きなのに実は漫画の中でメガネ萌えした事が今までなかったんです。だけどこの受けでメガネいいなぁと初めて思った!三条のモノを咥えてながらのメガネ越しの目とかぞくっとくる。
金を持ち逃げした上田は最初は金を貰う関係だったけど、次第に上田が本気になって「金はいらない」と拒否してもやめないどころか金額がどんどん上がる始末。自分を追って欲しいけど消えたくらいじゃ政木は動かないから「金質」を取って逃げてみたという事情があって…。
結局、強気なくせに臆病でお金以外で愛情をつなぎとめる術を知らないという不器用な受け様なんです。三条に抱かれる寸前にも「キミの言い値でキミを買う」とか言い出しちゃって「じゃあ1円でいいよ」と攻めが言ったのがタイトルに繋がるんですね。なるほど。
セフレに抱かれていた時はおっぴろげだったのに、ノンケの三条に抱かれる時は真っ暗じゃないと嫌だとか恥じらいが可愛い。
【貸し借りなしで】【負けず嫌いもほどほどに】
大学時代からの友人同士 あとがきによると「俺様やんちゃ受け」
女にルーズで、人を好きになるってどういうこと…かわからない…と酔い潰れた受けを、それじゃ教えてやるよ…ってな感じで攻めが抱きます。攻めのテクにイカされまくった受けは「なるほど俺は女にここまでしてやった事はない。お前のテクに比べたら俺のは子供騙しだ。女と長続きしないのもそういう訳か。だがこの借りは返す!」と言い残して去ってしまう。残された攻めはポカーン。攻めは出会った時からずっと受けに片思いしてたから想いを込めて抱いたのに、どうしてそう捉える?みたいな。
受けは自分ばっかりやたら気持ち良くなってしまうのが悔しくて、あいつも俺と同じくらい感じさせてやる!と意気込むんだけどどうやっても攻めに軍配が(笑)
でも長年片思いしていた相手を抱ける事が嬉しい攻めは、自分の身体で感じてくれてるだけで頭の芯がしびれるくらい気持ちいいんだと白状するところが好きでした。
攻めはメガネで普段は真面目大人しそうなのに、ベッドではメガネ外して男臭くなる攻めがいい!
【放蕩と無頼】
表題作で出てきた受けの金を持ち逃げした上田が主人公。
実は上田はヤクザの跡取り。探し出してきた手下の木島に「跡目を継ぐなら何でもやる」と言われたので「おまえに俺が抱けて、しかもイカせてくれたら戻る」という条件を突きつけた…。
木島は絶対に女しか抱けないと上田は思い込んでるんだけど、実は木島は昔からボン一筋。昔いい雰囲気になりかけて拒否したのも、欲望のまま抱いたら当時は華奢だったボンが折れてしまいそうだったから…という理由。
でも今は逞しくなったから多少乱暴にしても大丈夫ですねと抱くところが好き。そしてヤリチンバリたちだった上田(ボン)が「俺がずっとタチばっかりだったのは抱かれたくなかったからだ おまえ以外に」というセリフも好き!
純情一途な極道男と処女はお前のために取っておいたよという元ヤリチンの意外なピュアさが美味しい作品でした。これが一番好き。
この作者様の漫画は少女?漫画で
読んでいた思い出があります。
初BLコミックスということで、いざ!
男同士の交わりを初めて目の当りにし、
元気になってしまった三条のモノ。
ここで、引いてしまう(萎える)人は
その後の展開は望めないってことですもんね。
政木はエロくてよかったです。
お金を払わなくても、
三条はあなたのモノですよ!
鈴木×梅本の話もなかなかで、
このカップルが一番好きだったかも。
女性が出てくるのですが、男前っぽくて
嫌な感じがしなかったです。
恭一は木田に抱いてもらうため、
ネコは一切しなかったそうで。
そういうのってイイナ!と思いました。