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表題作散る散る、満ちる

里見幸一・飾らない性格で社内外で評判の良い部下25
如月春水・密かに攻様を思う設計施工会社営業主任27

その他の収録作品

  • 秘密の箱の中~榎本の場合~

あらすじ

美形だが人の好過ぎる如月春水は、有能な部下である里見幸一に密かな想いを寄せていた。叶わぬ恋だと諦めていた如月だったが、皮肉にも里見の恋愛相談に乗る形で彼もゲイであることを知る。落ち込み泥酔した里見を送っていった如月は、勢いに押され彼と一夜を共にしてしまう。しかし翌朝、何も覚えておらず焦る里見に対し、傷ついた心を隠して日常を演じた如月は、彼の恋に協力することを申し出て──。
(出版社より)

作品情報

作品名
散る散る、満ちる
著者
凪良ゆう 
イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784778109721
3.4

(49)

(11)

萌々

(10)

(22)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
15
得点
162
評価数
49
平均
3.4 / 5
神率
22.4%

レビュー投稿数15

読んだ記録として

ここから先は読まないでいいですよ。いや読まない方がいいと思います。








いい年をした男がおもちゃに「付き合ってください。」はないだろう?
やることやっておいて。というね。ね?
思いは届けなければ伝わらなければ意味がありません。
ハッピーエンドが胡散臭い。

高橋君という犠牲者に同情です。この人一番散々だった。散る散るだったよ。

なんだろう?ちっとも面白いと思わずに読んだ。
切なさよりもハテナ??が前のめりでした・・・
終始、何この人たち?
で終わった。
特に地雷もないのだけど。

2

たまに読み返したくなる感じ。

確かに王道。完成されたBLというフォーマットに則った上で、凪良さんらしい一工夫や繊細な描写が胸に迫る素敵な作品ですね。

寂しさを内に秘めてサバサバと大人らしく振舞うことに慣れた20代後半のサラリーマン・如月と想い人である部下・里見、そして幼馴染を取りまく物語です。
色恋沙汰には慣れているそぶりで露悪的にふるまう癖に隠れて泣く主人公とか、酒の勢いでうっかり身体を繋げてしまうけどセフレのようにふるまうとか…BL的なテンプレでありながら、やっぱり焦れるし胸がぎゅっとなりますね。

表紙にも登場するワンコ(おもちゃ)は物語の重要な小道具なのですが、それもなんとも魅力的。意表を突かれる展開があるような話ではないのに、時折読み返したくなるような話に仕上がっているのがさすがですよね。

そしてラストの方に、ずっと主人公たちを見守っていた幼馴染(榎本)視点のショートエピソードがあるのですが、これもいいんですよね。こっちをメインにして独立したBLに仕立てることも出来るじゃん!?って感じで。……でもそれをやらないのも肝なのかな?
ちょっとずれますけど、人間、完全なヘテロも完全なゲイも居るけど、揺れてる人も多いと思うんですよね。この話での榎本のようにふわりとした何かを感じても、多くの人はふっと振り払っちゃう…みたいな。そんな微妙な想いが柔らかく描かれていて印象的でした。実は本編に並ぶくらいこのエピソードが好きだったりします。

2

疲れてる時に読みたくなる

凪良さんご自身、あとがきでも書かれているように
まさに王道のお話でありました。
安全運転で走っていく心地よさ、
勿論、お話自体は紆余曲折あり、せつなさもありで読んでてハラハラドキドキと楽しいんですけど、
すーっと楽に心地よく、じーんと心に感じながら読める楽しさがありました。
初めて読んだ時はガツンと来るものが読みたい時期で、
手元に置いておいて何回も読み直す本じゃないかなーと思ったんですが、
ちょっと疲れちゃって、なんか悲しくなってきて、気分転換したくって、
ちょっとBLでも読もうかなと思った時に、
あー、この作品が読みたいなーと思ったんですよね。
そして、読んでみてちょっと優しい気持ちになれた気がします。
手元に置いておいて良かったと思いました。

主人公如月は両親がいなくて、家に帰っても誰もいない。
でも耐えるしかないし、明るくてする方がいいってのは解るんだけど…きついよなー。
他に好きな人がいるって解ってるのに、
必要とされてると、相手の期待に応えたいと
全〜然自分は平気!お前頑張れよ〜なんて言っちゃう自分。
あー本当なにやってんだ、バカだよなーなる自分
解るわー。
もう読んでて本当痛い。
だから読んでて「あー!」と言いたくなるんですけど、せつないんですけど、
如月に対して応援の気持ちが大きくなって、身近に感じて、ちょっと自分のあの頃を思い出して、読んでて楽しかったです。
また、相手の里見が少しづつこちらに向いてくる過程も、
自分がそうであった時に相手に求めてた理想の展開なんですよね。
だから余計に楽しかったです。

如月が唯一甘えられるキンピラと榎本、
このキンピラと榎本が良かった!
「ハルチャン、オカエリ。ハルチャン、オカエリ」って…
せつないけど、癒されるよーキンピラー。
途中キンピラが壊れてしまった時、こっちも泣きそうになりました。
直って良かった(^_^)
最後の書き下ろしの榎本の話、良かったですね。
早く榎本にも誰か大切にしたいって想う人がいる現れるといいな。

嫌な事忘れて、
ただゆったりとこの世界を楽しみたいって時にうってつけの1冊だなーと、
今回読み直してみて改めて思いました。

2

ちゃちゃとくっつけ!

合わなかった~~~。ダメダメでした。
皆様評価いいですね。
私は むずがゆくなりまして。
すみません。
これは王道パターンでした。
お互い相手の事 想っているのだったら
それならズバッて好きって言えばいいのになあ。
片思いがテーマだからズルズルいくのが王道なのでしょう。
引っ張り過ぎだよ~と読んでいて何度も思いました。
SEXしている最中 本音ポロッとでないかなあ。
そんなに好きなら最中にぼろぼろ言っちゃいそうだけど。
身体から始まる話って似たような感じになります。
残念でした。




4

大人の恋って感じ

好きな人の恋を応援するって、切ないけどとても好きな内容です。
主人公の寂しくてどうしよう?って気持ちが伝わってきて少しホロりです。
続きを読みたいような作品となってます。

0

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