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ずっと一緒にいたから、これが恋なのか分からない。
嶋二先生すごく久々に読みました。ずいぶん以前の作品ですけれども。
お隣同士の幼なじみのDK…王道ですね。
子どもの頃の淡い思い出をずっと覚えている方と忘れている方。
巽が覚えている方で、長年それを言わず、栄司から言われるのを待っていただけあって、ブレないですね。
揺れ動く栄司目線で語られる。
巽目線も見てみたいのですが、それは2巻以降にあるかな。あるとうれしいです。
最初と2度目のキスシーンがきれいで好みです。
タイミングと気持ちが通じ合った感じがよかった。
で、次の段階に進みたい…攻め受けポジション…巽は自分は攻めと決めていて全く譲る気がないのがおかしかったですw
栄司は抵抗するものの、結局流されるというw
巽は言葉や態度に出さないけど、密かに長年栄司一筋の相当重いものがあると思うんですよね。
それがこの先見られるといいなと期待して2巻読みます。
目的地はえろす。
そこへ向かって全速力で駆け抜ける!という作品も多々ありますが、そういう作品は得てしてストーリーはあってないもの。
1ページ目に設定を文字で説明して、スタートの合図で脇目もふらず走る!
なので、ストーリー重視派には物足りなさが残るものです。
こちらの作品は全3巻。
同時収録もあるし、親同士の恋愛回もあるので、まるまる全部が1CPというわけではないけれど、相手の思いに触れて、たくさん悩んで、すれ違ったり、傷つけたりしながら、自分の思いに向き合っていく様子がしっかりと描かれています。
読み応え、あります。
家が隣で、幼稚園からお互いをよく知っている栄司と巽。
ホモ疑惑まで出るほどの仲の良さだったけれど…。
栄司が巽に抱いていたのは「家族」のような気持ちだったと思います。
でも巽に「幼い頃に結婚の約束をした相手がいて、その子が好き」と聞いてモヤモヤ。
一番近くにいて、家族のように一緒に育ってきたのに、自分が知らないことがあるというモヤモヤと、その相手が自分だったらいいのにと一瞬でも思ってしまった自分自身にモヤモヤ。
1巻では、そのモヤモヤがしっかりとした気持ちになるまでが描かれています。
冒頭で挙げたえろすへまっしぐらの作品が、相手が転んだら担いででも走り抜けるのに対して、こちらは例えるなら二人三脚。
片方が転ぶと2人とも転ぶ。
ひとりずつ起き上がるのではなくて、2人で起き上がる。
そしてまた前へ進むために足並みを揃える。
気持ちが溢れて焦った巽がつまづいたなら、その間に栄司が考える。
無神経な言葉で英司が巽を傷つけたら、巽が距離を置いて考える。
すれ違っているように見えて、お互いが常に相手の思いと自分の気持ちと向き合って、考えて、悩んで、足並みが揃ったところで初めて…、という作品です。
ストーリー重視派の方で、未読の方はぜひお試しを。
数年前に読んだのに、今日読み返すまでずっと背表紙を見るたびに「ああ、これ、好きな本」と思う。それくらい2人を好きになれると思います。
同時収録は『今夜、ミスターで』に収録されていたバーのオーナー・雄大が桃に出会って、店を任せるまでの話。
いいですよー!
雄大目線で語られる、桃に伝えなかった気持ちが溢れてます。
既読の方は絶対に読むべし。未読の方はこちらを読んでからでも読んでみてください。
とはいえ、こちらもあちらも出版から結構経っているので、未読の方はいないかな。
もしいらっしゃったらぜひとも。
幼ない頃の『嫁にしてやる』という約束を、ずっと忘れていなかった巽。
巽の様子が変なことに気づいて、約束を思い出す栄司。
あんな可愛かった頃の約束なんて…、と思いながらも。巽が想う相手が自分だったらいいと思い、そう思っている自分の気持ちに驚いて戸惑う栄司。
幼馴染で、親友で、一番大切な人。
巽は初めから栄司しか好きになったことが無いと言い切るが、栄司には戸惑いしか無くて。
そんな二人の気持ちのすれ違いがジレジレします。
子供の時から隣同士に住んでいて、お互いのことなら何でも分かっているつもりだったのに。
巽の両親の離婚。両親共に遅くまで働いていて、よく栄司の家で夕食を食べていること。
栄司の父が家で子供たちに教える書道教室をしていること。
栄司の母は既に亡くなっていて、祖父が家事をしてくれていることなど。
周りの大人たちの都合や生活も描かれていて、彼等がまだまだ子供なのだということも明らかで。
そういう意味でも『小さな恋のメロディ』だなぁ、と思います。
そして、想い通じてからの、触りたい、繋がりたい、とはやる気持ちと、それを怖がる気持ち。
幼稚園の頃、「ヨメにしてやる」と言ったのは栄司の方なのに。
ウブで自分の気持ちに疎かった栄司の方が抱かれることに⁈ 読み手側としては「やっぱりねー」って、感じでもありますが、栄司の戸惑いっぷりったら無いです。それ、煽ってるってー!
とっても可愛い♡ 最初がとっても痛そうなんですが、それでも‼︎ 巽を受け止めてやろうとする栄司は男前なんですよね。可愛くて、男前。たまりません!
同時収録は、スピンオフらしい。本編の「ミスター」未読なのですが、このカップルへの評価が高いみたいなので、読んでみようかな。
隣同士に住む幼馴染。幼い時に結婚の約束。
ストーリーとしてはよくある流れです。
幼馴染の栄司と巽は高校生。
幼稚園の頃に結婚の約束をしていたほど仲が良かった。
高校生になった今も、仲は良いいが相手に対する気持ちに変化が・・
小さいころから、大好きだった相手を違った好きとして意識し始め
お互いの気持ちを認め合うまでの、心の葛藤や
男同士と言う壁に対する二人の意識の違いがとても細かく表現されています。
好きだと思うことは同じでも、自分の相手を想う気持ちや
好きな相手と繋がりたいと思う気持ちを直球で投げてくる巽に対し
栄司はなかなか一線を越える勇気がなく、というより自分が受ける側ということに
なかなか気持ちの整理がつかない男心が細かく描かれています。
二人が喧嘩したり気まずくなったり、仲直りしたり
やっぱり好きだということを何度も再認識しながら
最終的に結ばれるまでの二人の高校生らしい気持ちの変化を
すごく素敵に優しく表現され、話の中に吸い込まれる感じで読みました。
2巻はこの二人のお父さん編が出て来るので
こちらも、またいろいろと奥深く楽しめます。
栄司と巽は「おじいちゃんになっても一緒に・・・」と約束しますが
その後の二人も見て見たい気がします。
私が読んだBLの中で1位か2位かってくらいにすきです!!!!!本当に大好きです!笑
栄司は幼稚園の時、巽に「ヨメにしてやる」というのですが、それが逆にヨメにされちゃうやつですね(^0^)笑
もう萌えポイントが多すぎて!
絵もすごくきれいです。
二人ともかっこいいのですが、イケメンオーラを放っていなくて、見るからに普通なところがすごく魅力的です。
「小さな恋のメロディ2」と一緒に購入したのですが、買ってよかったと思ってます!むしろこの本に出会えたことに感謝するほどです笑