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作家さんとタイトル買いです。
切ないお話だと嬉しいなと購入しました。
何も言わず引越した場面と優しい風に吹かれながらベンチに座っている場面、ぴょん吉を見つけたあとの、感情が交わらない2人の会話。
ジーンと涙が出ました。
中盤後半で佐久間の元嫁にビンタされた受けが不憫です。
子どものこともあるのかもしれませんが受けのせいで再婚出来ないじゃないとキレられても!!!
当て馬自身がすごい悪い人かとても良い人はあるかもしれませんが元嫁が出てきてキレられてもどうしたらいいの!と思いました(笑)
攻めの結婚してしまうのが確定していてそれがどうなってハッピーエンドになるのかなと思いましたが、初めの方で出てくる映画での「花嫁を奪う」伏線がまさか最後に回収されるとは思いませんでした!花嫁というより花婿を奪う彼氏!
そうか・・・花嫁には農家の彼がいたんだと結末を読むまで忘れていました。
私的にはお話の雰囲気的に式の最中に教会のドアをバンッ!「その結婚待った!」とするような感じじゃなかったので結婚式が終わってて(中止になってて)よかった・・・農家の彼GJ。
もう一度、農家の彼GJ!!!
ケンカップルを求めて辿り着いた本作品。
確かにケンカップル。
中学生時代のお話は自覚攻×無自覚受のなんともまぁ
甘酸っぱいというか青臭いというか可愛いケンカが続きます。
女子生徒からの告白を問い詰めるシーンも
カメの名前を白状しないシーンも
「あらあら、男になりかけてるのねぇ」と、気分は攻のオカンです。
再会後の二人の関係は中学生時代と大差はありません。
が、学歴・職・身長と差がついて血統書付大型犬とキャンキャン吠える雑種小型犬イメージに拍車がかかり勿体ない。
ケンカップルは同レベルの方が萌える(完全に嗜好の問題です)のに。
当て馬の前妻と娘が出てきたあたりでドロっとしたものが加わります。
ついつい「昼ドラかよ!」と突っ込みたくなる展開。
当て馬退場のイベントでしかなかったので何かが救済されるわけでもなく
苦い気持ちに・・・
ココとラストの結合がなければ10代にもおススメできそうな
ライトで可愛い作品です。
幼馴染で再会もの?設定は悪くないんですが、う~んなんとも微妙で乗り切れませんでした・・・
私はどうも、安曇さんとは相性がよくないらしくて、何読んでもまったくいいと思えないんですよね。その中でもこれはここまででは最低(この後『臆病なサボテン』でワーストを更新しました)。
これはとにかく、キャラクターがまったく好みじゃない。もともと行き過ぎた意地の張り合いCPは読んでてうんざりするんですが、これはもう読みながらイライラし通しでした。意地っ張りが片方なら(攻受問わず)また違ってくるんですけどね。
皓(攻)は、頑固なわりにヘタレ?でもヘタレ大好きな私ですが、このヘタレ(だとすれば)はまったく受け付けません。
中学生の頃はともかく、大人になってからも意地の張り合いが過ぎて『そんなに譲れない意地なら最後まで張り通せばいいんじゃないの~。そんなんで付き合っても上手くいくとは思えないね』と突き放して見てしまったんです。2人とも、あまりにも大人げなさ過ぎてダメでした。
ラブに関しては、なんというか他力本願過ぎないか?皓の婚約者の元彼(農家の。この彼がいちばんよかったかもしれん)が行動しなかったらどうする気だったんだろう。諦めて運命に任せんのか!?
なんかもう、悉く好みじゃなかったですね。
あと、ラストに無理矢理突っ込んだようなHにも違和感しかなかった。いきなりそこまで行くんなら、それまでにもうちょっと何とかなるんじゃないのか?というかしろよ!と。
じれったいのもぐるぐるも大好物ですが、問題はその内容なのね・・・と改めて思いましたね。すごい疲れました。
どうやら『ケンカップル』というらしいですが、私は全く受け付けないです、こういうジャンル(?)は。でも安曇さんにはよくある・・・ような。だから合わないのか!?
ただひたすらに読むのが苦痛でした。
たまたま本屋さんで見掛けたのでお買い上げした1冊。
手に取った時、すぐに三池ろむこさんの表紙が目に飛び込んで来た可愛さにほっこり。
以前おすすめ頂いた時に、安曇さんの文章の綺麗さと言うか巧さと言うか、読ませる力に引き込まれたので、期待大で読み進めました。
同い年で誕生日も3日違い、しかも住まいはお隣同士と言う郁弥と皓。
いつも一緒で仲良しかと言うと実はそれだけではなく、とにかくお互いがお互いをライバル視。
いつしか大人になったと皓をそう見る郁弥。それが癪に障る。
喧嘩しても腑に落ちない、もう知らない。そう思って居る内に皓は引っ越してしまい――と進んでいきます。
総ページ数の4分の1は、二人が中3の夏の数週間のお話。皓が引っ越す所までが描かれています。
残りの4分の3は、お互いが大人になり、再会し、紆余曲折を経て結ばれるまで。
私だけかもしれませんが、最初の部分を読み進めて大人に場面転換した際、「あれ?」と一瞬だけ分からなくなりました。
郁弥視点で終始進められているお話ですが、郁弥の過去の記憶として語られている前半、というより、しっかりと「中3の2人」「大人の2人」とハッキリ区切られているのです。
幼馴染だからこその『今さら』感がじわりじわりと滲み出ていて面白かったです。
下手に付き合いが長いからこそ、どうにもならない自分の気持ち。
焦りだったり、言わなくてもいい事を言ってしまったり、逆に言わなきゃいけない事を言えなかったり。
そういうじれったさが特に郁弥から出ていて、こっちまでやきもきしてしまいました。
そう考えると皓の方がやはり大人に感じる。
ヘタレだから、とは感じなかったですけどね、先に気付いた故に気持ちを押し殺していたという。
更に、好きだと気付いた時だって、郁弥は俺の事なんて好きにならないと決めつけて諦めた筈だったのに、なんと相手もゲイでした、という。
こればかりは、高校に進んでからじゃないと知り得る事が出来なかった事実! 可哀相な皓です。
……そこに私は唐突な雰囲気を感じてしまったんです。
場面転換でも「お?」と、一度糸がぶちっと切れてしまう感覚を味わったのですが、更にあれだけ彼女彼女とライバル心で異性を考えていた筈なのに、すんなり郁弥はゲイになっていたという展開にも、「あら?」と思ってしまう自分が居たのです。
あまりこういう作品を読み慣れていない証拠なのでしょうか。
少しついていけず、躓いて糸が切れる瞬間が二度もあったので、個人的にトーンダウンしてしまいました。
ただ、読ませる文章の巧さは素敵だし、カメが中々愛らしくて良かった。
でもやはり、人の名前が沢山出て来るのは気が散漫してしまうなぁと感じました。
あと、意地の張り過ぎはあまり好きじゃないという事も気付いた自分です。
次回は是非、素直で愛らしい主人公のお話を読みたいと思ってみたりしています(笑)
『臆病なサボテン』で安曇ひかるは「買い」だ!と断言したワタクシ、
さっそくまとめ買いしてみました。
この方、本当に筆が達者だなと思う。
テーマは幼馴染&再会という、ありがちなものですが、
それをいろいろなディテールやエピソードを織り込んだりして
最後まで読ませる技はなかなか。
また相当な意地っ張りが好きなのかなとも。
ただ「臆病なサボテン」と違い、今回は登場人物が増えたぶん、
ちょっと軸がブレた感じ。
ライバルで意地っ張り同士の行動様式はとても細かく書かれているのに対し、
それぞれの心理描写を追い切れていない印象が。
ただ、いざエッチするぞって段階になってもまだくだらないことで競いあう二人が
かわいくもあります。
カメのぴょん吉が妙にかわゆかったので、もうちっと郁也とぴょん吉の
対話?の形を借りたモノローグがあってもよかったかな。