ボタンを押すと即立ち読みできます!
藤原征爾君〜がよかったので吉池先生作品まとめ読み。この後6冊読みます。
表題作
トンデモ設定、ナンセンスギャグ?は私は不得手なのですが単純明快でおもしろかったです。
傷だらけの俺はストーリーに入り込んで読んでいました。
チビ兄弟の1人が弱ってるチンピラが好きでほっとけないと言うところがかわいらしくてツボでした。
イケオジが神さまというまさかのオチに笑いました。
花とおじさん、花びらのゆくえ
劣等感に苦しむおじさんが若い恋人に向き合っていくいいお話。
癒しが風俗しかないおじさんだったけど、腕のいい職人設定がミソだと思いました。
ちゃんとした大人。
風俗店の店長のオフの姿に笑いましたし、いいこと言うのがおもしろかったです。
吉池マスコさん、多分初読みかもしれません。
カプ(と言えるかどうか…)は変わっていくものの話自体は繋がっていて、かなりコメディ路線です。
表紙でお察しだとは思いますが(苦笑
悪の宇宙人を抹殺するキラー精子を持つ地球人(主に攻め側)が、地球を守るために暗躍するチビッコ兄弟にスカウトされ活躍するというよくわからないBLなんです。
ただなんだろう、スルメみたいな噛めば噛むほど…という魅力が。
エロを求めるBLではなくストレス解消的に読みたい作品だと思います。
同時収録はインポの大工さん×ゲイの健気系青年。
や、ズッキーニとか笑いました!
こっちの話がエロ担当って感じです。
そして脇役の店長が光っております。
コメディ系がお嫌いでなければおすすめです。
購入はRentaさん。
竹書房さんの白抜きはいつも半端ないですが、こちらのストア普通消しくらいです。
吉池マスコさんの作品には、愛や不器用や純情やエロが詰まりに詰まってる。
本作もまたしかり。
「ベイビーカムヒア」で活躍?した死神ブラザーズが、本作では悪宇宙人を退治する使命を帯びています。
「俺が世界を救う」
地味リーマン花田さんの精子は、悪宇宙人を抹殺する「キラー精子」!ブラザーズに命令されるまま、悪宇宙人に精子を注入する(ゴーカンってこと)花田さん。
ある晩現れた悪宇宙人のリーダーは実は!という展開。愛が勝ったんですかね……?
「俺はこの夏愛で飛ばすぜ」
二代目キラー精子の持ち主は、ちょっとチャラい水戸さん。悪宇宙人の巣のホストクラブに潜入して、次々と退治していき、オーナーの弟、可愛い近藤くんと恋仲に。
「傷だらけの俺」前編・後編、「神の騎乗位」
オーナー近藤(ガチムチ)は店を失い、水戸の家を飛び出す。路上で出会ったのは社長の松崎。
松崎は近藤を自宅に連れ帰り家政婦代わりにこき使うが、松崎は実は!
この作品は、「お父さんは悩ましい」に収録の「こけむすまで」の元の話です。
松崎の飄々とした懐の深さがなんとも渋い。
「花とおじさん」「花びらのゆくえ」
40才、大工、ゴリ系ガテンオヤジの久保田さん(バツイチ)は最近ED気味。
お向かいのアパートに住むフリーターの拓くんに告られて、世界が輝き出す!
でも若い拓くんには友人が多く、同居を始めても俺でいいのか?的なネガティブ思考から離れられない。
行きつけ?の風俗店の店長さんに悩みを打ち明けるのだけど、店長のアドバイスが実にいい。
素直に従い、拓くんにぶつかる久保田さん。愛だなぁ。
吉池さんの描くエロは、愛する心と密接に繋がってる。
好きな人を抱く時、心はどう動くのか。
好きな人に抱かれる時、心はどう動くのか。
そこを描いているエロだから、吉池さんの作品はどれも素晴らしい。
全部で4組のカップルのお話が収録されていますが、そのうち3組は表題作シリーズのお話です。
設定がファンタジーでとんでも設定なのですが面白いです。
地球侵略を企む悪宇宙人をやっつけるためにキラー精子を持つ人間をスカウトするちびっこ兄弟が登場するのですが、この兄弟、どこかで見た覚えが…?
そう!『ベイビーカムヒア』に登場していたちびっこ兄弟じゃないですか!
こんな所でまたお会いできるとは思っていませんでした。
でもこのお話は『ベイビー~』とは繋がっていないので、この本単体で読んでも大丈夫です。
どのカップルのお話も好きだったのですが、エロカワ受け様とオヤジ(おじさま)キャラが印象的です。
絵柄は決して綺麗とか可愛いというタイプではないと思うのですが(すみません、客観的に言うとそうじゃないかと思うだけで、私は吉池さんの作品は大好きですから!)、なぜか可愛く見えてしまうのだから不思議。
健気なのが絵柄とマッチして何ともいいバランスを生んでいるのではなかろうかと個人的には思ってます。
主人公達だけでなく、脇キャラ(時には名前さえない)も個性が光っていて楽しいです。
兄弟ちびっこしかり、重要な所で登場するHなお店の店長しかり。
お笑いの中にもどこかホッコリする作品です。
表題作は、凶悪宇宙人を害のない宇宙人にするため、夜ごと発展場で励むはめになった、キラー精子ホルダーのさえないリーマンくんのお話。
表題作と連作の、凶悪宇宙人VSキラー精子ホルダーのシリーズが他に2編。
そして、EDのおじさんと隣のアパートの若者の恋を描いた「花とおじさん」か収録されている。
そう、「花とおじさん」って、ここに収録されていたのね。
吉池さんの描かれるガチムチおじさんって、愛嬌があって好き。
絵がサックリしているから、濃厚なエチシーンでもエロさが程よい感じ。