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栄田の入る余地なし! って感じがする。
宮と王の二人で十分な空気が……w
宮と王のSMを見せて学ばせるシーンで、宮ではなく栄田がセーフワードを言って終わらせた時は唖然とした。お前よくもやってくれたな……と。
王と宮のセッションシーンはよかったんですが、それ以外は微妙でした。盛り上がりがないというか。平坦。
様子がおかしい宮とコンビニで鉢合わせたシーンは、あー後ろに挿れてるんだろうな〜家に戻ればプレイ相手がいるんだろうな〜と読めたけど、盛り上がりました。
趣味じゃないとかそういうのではなく、本当にただ単に萌が少なかった。
お話としてはなるほどなぁ!!と思ったし、なかなか楽しく読めました。
でも、こういう真っ直ぐで純情なワンコが大好物すぎるゆえに、愛しのワンワンがかなり酷な目にあわされている姿には大いに同情せざる得ないというか、かなり複雑な気持ち。
いまどき希少なくらい汚れなきピュアワンコなので、永遠に純粋無垢であって欲しいと思うんだけど、そっちにどんどん引きずり込まれるのね…と。
最後の「Wの考察」つまり王視点によると、恋人同士になった後も指導するために王もセッション参加してるそうで、栄田かわいそ…と。
宮隆を愛しているからこそ、必死に理想的なSになろうとしてるのはわかるんだけど、「愛のため」という名目で栄田があれこれ背負いすぎというか……。
宮隆は苦労もせず理想なパートナーを得られて良かっただろうけど、栄田の「好き」という気持ちに甘えすぎ……と思ってしまうというか……。
こんなSMも素敵だな!!という作品でした。
Mにつきあって、Sぶるのはされどあれど
こんなに心根が優しくて、血を見るのも嫌なのに
宮のために、めちゃくちゃ真面目にS修行に取り組んでるのすごい!
宮のことを好きで好きでたまらないって気持ちがすごい!!
これは絆されるよ~
でも宮の根底に根ざしたものはなかなか変えれない…とこは苦しかったり。
そんな宮の変化していくのも可愛かったです。
特別な存在で自分好みに育ててく、この人は別ってのも愛だね~
王の曲者っぷりも楽しかったです。
好きな人にSM嗜好があると知り、懸命に勉強して性の不一致をどうにかしようとするお話。
残念ながら、攻めの栄田の良さが分からなかった。
大学で講義する宮に一目惚れする栄田。二十歳になっても恋愛経験がなく、一気に宮しか見えなくなる。アプローチは宮にも多少気があったから良かっただけで、全くなければ迷惑そのもの。付き合ってもいないのに付き合い方に不満を漏らす栄田は、勘違いストーカー一歩手前に見えて気持ち悪かった。
宮は立場的に生徒をひっかけたら捕まると意識しているが、栄田にはその気配がない。本人にその気はなくても、弱者の立場を利用してぐいぐい迫る人を見るのと同類の嫌悪を感じた。
片思いのごたごたが長く、SMが出てくるのは真ん中あたり。これを見て勉強を始める栄田は、一途で素直で可愛いのかもしれない。私にはただの愚鈍な男にしか見えず、やっぱり魅力が分からなかったが。
興味深かったのが、宮のSMに関する考察。M側の悦びが簡潔で分かりやすく書かれていて、なるほどと思った。きっかけは酷いものなのに歪んでいないのは、元々宮に素質があったということなのかな。
鶴見が登場してからの急展開は、唐突感があって戸惑う。しかも結構胸糞だった。
ラストがノーマル甘々エロなのはお約束。性の不一致はこれで解決ってことでいいのかな?栄田が他に目を向けることはなさそうなので、カップルとしては安泰っぽい。宮は捕まっちゃったね、って感じ。
王は好きなキャラだったかも。
定期的に読み返したくなる作品のひとつです。
テーマは、一言で言ってしまうとSMもの。
SM=痛い・痛そうというイメージが強いかなと思うのですが、なんもこちらの作品はSMなのにすっごく甘いんです!
そしてラブコメという、テーマとのギャップがすごい。
さすが榎田先生。愛に溢れたSM作品です。
キャラクターも立っていて、感情描写やSMに関する表現も丁寧で面白く読めますよ。
以下、内容と感想です。
大学教授である宮に一目惚れをしてしまった大学生の栄田と、健気なくらい一途に猛アピールを繰り返し、自分への好意がダダ漏れな栄田に徐々に絆されていく宮。
しかし宮には人には言えない性癖があって…
純朴な大型ワンコ系大学生を、20歳年上でMな大学教授が自分好みのSに育て上げるというお話です。
年齢がかなり上の宮ですが、外見は麗しく若々しいという設定ですので、いわゆるオヤジ受け感はないかなと思います。
どこか凛としていて品のある佇まいの宮が、日常的にSMプレイ(セッション)を嗜み、目隠しをされたり、玩具を挿れたまま買い物に行っている…というギャップに、栄田ではなくてもちょっとドキドキしてしまう色気があります。
好きな人には優しくしたい栄田と、栄田を悪からず思っているけれど酷くされるのが好きな宮というすれ違いがまたなんとも言えない…
それでも、大好きな宮のためなら!と、宮のセッション相手である王の手解きを受け、Sとしての指導を受けることになりますが、これがまた栄田の持ち前の優しさから難航してしまいます。
一生懸命な栄田も可愛らしければ、「この子は優しすぎてだめだろうな」と思っていた健気で初心な大型ワンコからのストレートな好意に絆され、純粋にキュンとしてしまう宮も可愛らしいんですよね。
セッションはしていても、セックスはしていないと気付き、自分の性癖を抜きにしても栄田の事が好きだと自覚してからの愛のあるセックスの流れが非常に良かったです。
SMとは痛めつけるだけ・痛めつけられるだけではなく、お互いの信頼関係から成り立つもの。
誰でも良い訳ではなく、君にだけ支配されたい・愛されたいと、全てを委ねられる自分だけの優しいSと巡り合えた宮は幸せ者ですね。
今後この2人はもっと良きパートナーとなるのではないでしょうか。
その後のお話も読んでみたいです。
ところで、要所要所で大活躍をした王のスピンオフはないのでしょうか…
こちらもずっと気になっています…