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タイトルから「拾った方」が主人公かと思えば、「拾われた」峻(受)の視点でストーリーは進みます。
その予想外にはちょっと戸惑いましたが、物語を最後まで読んでからタイトルを読むと、鷹島(攻)からしては正しく「拾ってきた恋人」なんだなと微笑ましくなりました。最初から狙ってた!
殺されそうになる場面も緊迫感を感じる前に解決してしまい、あっさりした印象を受けます。イラストも綺麗ですが、そのぶん重厚さは薄いという感じ。
ですが、私は大変な事態なんだけど、どことなく冷静な部分があるという文章が好きですし、ちゃんとしているはずの社会人が恋で仕事に支障をきたしてしまうのも可愛く思えたのでこの作品結構好きでした。イラストもベッドに入る場面や、背景が花であるH場面に良いなと感じました。
ずばり記憶喪失ものです、公園で一人目覚めた受け様は
自分が何者か判らない事に恐怖し、公園を飛び出した時に
危うく攻め様の車に轢かれそうに・・・そして攻め様に
記憶が無い事を話し病院へ行くが、入院に不安を感じた
受け様を見て、攻め様が身元引受人として攻め様の自宅に連れ帰る
この受け様は記憶喪失ものなのにあんまり悲壮感がないです。
攻め様との会話もお互い口が悪いみたいでぽんぽん言い合う感じ
あんまりシリアスな設定になっていませんのであっさり読みやすい
記憶喪失って設定がなければ、行く当てのない子猫でも拾ってきて
思った以上に飼い主として愛情を持ってしまい、子猫ちゃんも
ツンツンしながらも構って状態な感じのストーリーです。
受け様が何故記憶喪失になったのかもかなり早い段階で分かるし
思い出すのも早い&事件解決も簡単です。
二人とも素直じゃない天の邪鬼で攻め様は弁護士なのに
かなり子供じみてる攻め様なんですがそれも味があって良かったです。
攻め様もかなり金銭的に苦労してた感じですがそれもあっさり
流してる感じで話としては軽めの作品でした。
なんともあっさりです……
決められたイベントがさらさらっと淡白に綴られている感じ。
二人の設定はとても面白そうなのですが……
多分二人の性格とか口調のせいなのかも知れませんが、記憶喪失物のわりに全然悲壮感とかは無いです。
細かいところで面白そうな設定はあるんです、攻めの過去とか。
それが結局のところ、食べ物の嗜好とかダッシュボードにお菓子を詰め込んでるって事にしか触れられていなくてなんとももったいない。
(車にお菓子って、冬場でもパッケージ内でドロドロになっちゃいそうだけど)
あとこれは完璧に個人的な好き嫌いなのですが、
眠れない受け→じゃぁ眠れるようにしてやるぜ、からのHが好きではありません。
でも他でもこの流れは見た事あるような気がするので、一種の王道なのかもしれません……
ただ読む時の気分次第で感じ方は変わるかもしれないです。
ドロドロしたものやハードなものの後に読みたくなるかも。