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表題作不可解なDNA

在学中に劇団入りして四留している超有名人・高塚晴登
際立つ美貌ながら生真面目な理工学部二年生・砂家洸司

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あらすじ

ゆるキャラ「タンパくん」に萌える偏屈理系学生・砂家は、劇団員で四留中の高塚に強引に言い寄られるが冷たくあしらい続け……!?
(出版社より)

作品情報

作品名
不可解なDNA
著者
榊花月 
イラスト
夏珂 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344824478
2.5

(4)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
8
評価数
4
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

クール思考なのにタンパくんは別物です。

まさにタイトル通りの不可解な感じのストーリーだったような気がするんです。
受け様視点で描かれたお話だったのですが、一言でいえば受け様は天然系の真面目
不思議ちゃん的な存在、そして人を好きになった事で今まで感じなかった感情が
自分の中に湧き出てきてそれに戸惑い困惑、あるいは己を嫌悪してしまう。
人を好きになる事によって自分でも気が付かない感情が育つって言うのは共感します。

攻め様は4年も大学をダブってる強者、受けさまとは同じ2年ですが幽霊学生
そして名門私立の幼稚舎からの内進組、ようするに純粋に良い所のボンボン派閥出身
でもそんな環境が好きではなかったって言う特権意識が無いタイプですね。
有名私立を題材にしたBLだとよく見かける学校設定、内進組と外進組
受け様の変人ブリと、そんな特権意識に対するコンプレックスを混ぜ込んだような
展開の話ですね。

二人は攻め様が路上パフォーマンスをしている時に偶然出会い、攻め様は一目惚れ
受け様に会うために大学に来るようになるんです。
受け様は四角四面な対応を無意識でしている真面目さんで、外見よりも中身が
それも顔より頭が良くないとダメみたいに思ってる。
攻め様の4ダブリなんてまさに許せない事態なんですが、攻め様から押せ押せで
迫られているうちに色々な感情が育って成長します。

萌えポイントは受け様の大好きなゆるキャラの「タンパくん」単なる好きを超越(笑)
某○○ランドの何とかマウスが好きな人は中に人が入ってるなんて考えないって
聞いたことがあるので受け様も純粋にそんなタイプ。
タンパくんを抱きしめてる姿はきっとその容姿も相まってかなり可愛いと思う。
でも、結構男前と言うか潔い性格で単なる天然でもないのです。
気持ちを伝え合ってからも淡々とした受け様のマイペースぶりも萌え対象でした。

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