• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋とは呼べない (2)

名嘉真淳平・英の居候でカフェウェイター・22歳
津森英・天然で真面目だが思わぬ強さも持つ会社員・27歳

同時収録作品恋とは呼べない 2

橘高義美・飲食店プロディース会社の社長 37歳
目雅彦・大学心理学の准教授 36歳

その他の収録作品

  • ちょっと一息 橘高とやきのり
  • みんないっしょにべっそうなのにゃ。
  • やきのりにっき 淳平が来た日1
  • やきのりにっき やきのりのベッド
  • やきのりにっき 淳平が来た日2

あらすじ

―いつの間にか強く抱きしめあっていた―
傍で見守る淳平に支えられて、元彼との別れを選んだ英。忘れたい過去を持つ淳平もまた、英の優しさに救われていた。
思わぬ縁で知り合った橘高とサガン&愛猫?やきのりとの、穏やかで幸せで小さなトキメキが詰まった日常…しかしとある事件が…?
「恋愛」を真正面から描く話題のコラボ作。

(出版社より)

作品情報

作品名
恋とは呼べない (2)
作画
町屋はとこ 
原作
榎田尤利 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
シリーズ
愛とは言えない
発売日
ISBN
9784799710807
4

(53)

(15)

萌々

(27)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
209
評価数
53
平均
4 / 5
神率
28.3%

レビュー投稿数8

やきのりに癒される

小説のコミカライズではなく、原作付きコミックです。ただし小説の「愛とは言えない」(橘高×サガンCP)とセットで読むことで一つの作品になる仕様。3巻完結の真ん中です。

「愛とは言えない」で書かれている別荘でのトラブルは、橘高×サガンCPのメインストーリーなので漫画ではサクッと終わります。小説を読んでいないと少々わかりにくいかも知れない。

橘高×サガンと名嘉真×津森CPの思いが交錯する2巻。大の大人が4人も揃って何をちまちまとやっているのか!人生は有限だとよくよく知ってる面子で!と憤ります。甘いみんなが見たい〜と思っている中で、番外編として入る猫の"やきのり"とのお戯れが嬉しい。

1

迷走する男たち

2巻では、1巻で伏線の張られていた淳平の過去が明らかに。

1巻はどちらかというと英がメインのお話でしたが、2巻は淳平の巻だったかなと思います。
明らかになる彼の過去。
そして、英への恋心。

二人とも、お互いがいたから過去を乗り越え前進することができ、いい意味で変わることができたのに、勘違いからすれ違う淳平と英にハラハラしっぱなしでした。

橘高さんとサガンのCPも迷走してます。余裕のある大人の男性、という風に見えて、実は内面ではいろいろな葛藤が渦巻いているのもとてもよかった。
この二人もいろいろあるんだろうなとわかるのだけれど、『恋とは呼べない』ではそこまで出てこないのがまたなんとも憎い。『愛とは言えない』を読めってことなんですね、はい。

なぜそこで終わる?というところで終わっているので、まとめて3巻購入されることをお勧めします。

3

沢山課題がある気がした

恋は落ちるもんだよ。
これはまことしやかな呪文のように昔から言われているけれど
津森が言うとよけいに真実味を帯びる。

メガネで黒髪真面目な津森は
得意なタイプじゃないけど
猫を通して見るよね彼はとても
優しい。

彼女の死についてこの巻では
しっかり描かれています。
好きな気持ちは一人でどうにもなるものでもないし、
彼女を責める気持ちは私には全くない
誰もないか?
その事にこだわって動けなくなっている淳平もまた仕方ない。
でも、それを言い訳にしているのは違うのではないかなと思った。

彼女が亡くなっていなかったら?
好きな人がいるだけで気持ちが通じていなかったら?
それを隠して亡くなって後から知ったとしたら?

沢山もし・・・が浮かぶ。
ってことは、沢山こちら側に
考えさせてくれる作品だった

やはり榎田先生。
良いな。

1

淳平の過去

 1巻目では、英の恋愛模様を中心に描いておりましたが、2巻目の主役をあげるとしたならば淳平だと思います。

 英との同居生活から数ヶ月が経ち、それぞれの生活が表面的には落ち着いたように思われましたが、この巻では淳平を縛っていたトラウマとも呼ぶべき過去が明らかになります。
 橘高、目、英と一緒に行った橘高の別荘で、淳平が好きだった彼女の彼氏に遭遇してしまいます。その彼女はもうこの世の人ではありませんが、淳平に突然「他に好きな人ができた」と振って、新しい彼氏まで作ってしまうというかなり不可解な部分があるのです。

 まだ彼女のことが忘れられないで苦しんでいる淳平の前に現れたのですから、心中複雑になるのは当然のこととしても、あまりにも痛烈な攻撃とも言える仕打ちは残酷だと思います。その上、目にも妻に対する永遠に解放されることのない呪縛があると知り、二人が似たもの同士だというという印象を受けました。

 私はこの巻では、BLや萌えというものを感じることができませんでした。しかし、それ以上に「人を好きになること」「愛すること」とはどういうことなのかという問題をそのまま投げかけられたような気がしました。淳平や目が抱える苦しみ、愛しているから許せない、許されないという大きな問いかけは、甘くはなく、むしろほんのり苦い、大人が読むBLといった感じです。

1

本当は両思いなのに・・・

1巻では、淳平に見守られて英が辛い恋愛を終わらせる事が出来ました。
しかしその淳平も、何やら過去に傷を負っている様子。
その淳平を、今回は英が暖かく包み込みます。

英の優しさにふれ、心の硬い所が少しずつ溶けてくる事を自覚する淳平。
そして、思わぬ方向に気持が育っていく自分に戸惑います。
英を抱きしめる自分を想像して、一人赤くなっている淳平が凄くカワイイです(笑)

そしてとうとう・・・
カレーを作りにサガン宅に行った帰り道での事。
雨の中、淳平を迎えに来た英を見た瞬間に、淳平は恋に落ちた事を自覚します。
その後の淳平は本当にカワイイ!
橘高が英に気があるのではと妬いてみたり、
洗濯の時に英のパンツを見て赤くなったり(笑)

そんな中、橘高に招待されて4人で行った軽井沢で、
淳平は偶然に過去のトラウマに関わる人物と再会し、対峙する事になります。
その現場にちょうど居合わせたサガンに、その後過去の全てを打ち明ける淳平。
そして、英への気持も・・・
一方、英も、橘高にキスされた上に告白までされ、
その時初めて淳平への自分に気持に気付きます。

二人の気持が、じわりじわりと寄り添って行き、
そして恋心を自覚するまでの様子が本当に微笑ましくて、
読んでいてニタニタが止まりません(笑)
このままゴールインか!と思っていたら、なんと、大きな誤解が発生。
英と橘高が付き合い始めたと思い込んだ淳平は、英の家を出て行ってしまいます。
しかも、サガンが好きになったからなんて嘘をついて・・・
なんでー!両思いなのにー!!
と、読んでいてい地団太踏んでしまいました(笑)

ああ、いったいどうなるんでしょうね、こちらのカップルも!
続きが気になります!!

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP