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表題作鬼狩りの森で(1)

?小角(おづの)、平行世界の住人
?御園和記、大学1年

同時収録作品鬼狩りの森で

ユエ、小角の幼なじみ
小角

その他の収録作品

  • 番外編 茸狩りの森で
  • おまけの森で

あらすじ

文化も歴史も異なるもう一つの"日本"ーーー
平凡な大学生が平行世界・パラレルワールドにトリップ⁉︎
次元を越えて出会ったのは着物姿なのに金髪碧眼のイケメン能力者⁉︎

満月の夜、異世界への扉が開く──!?
小説家を目指す大学生の和記(かずき)が出会ったのは、金髪碧眼で刀を携える小角(おづの)。なんと同じ日本なのに文化も歴史も異なる平行世界の住人で、迷い込む異界の人間を“鬼”として始末するのが仕事らしい!?
交わるはずのなかった異世界の男達が、
運命の悪戯で巡り合う──異世界トリップロマン!!

作品情報

作品名
鬼狩りの森で(1)
著者
宮本佳野 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
鬼狩りの森で
発売日
ISBN
9784199605185
3.6

(9)

(1)

萌々

(4)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
33
評価数
9
平均
3.6 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数4

当然リバに?

といっても、まだ具体的なリバ表現はないですけど。

宮本さんのカラー絵、好きなんです。
この本も例に漏れず、カバーの表紙絵が、雰囲気たっぷり。
表紙もいいけど、中のカラー口絵がまた素敵。
こうやって、雑誌掲載時のカラー扉絵をちゃんと口絵にして入れてくれるのはうれしいな。

さて、お話は平行世界物のファンタジーです。
主人公の和記はラノベ作家を目指している大学1年生。
バイト先で知り合った理系の大学院生・明(ゲイ)と共に、もう一つの世界との間を行き来し、二つの世界の間の綻びをただす方策を、あちらの世界の鬼狩り・小角、宮司・青蛾達と共に探るって言うのがストーリーの本筋です。
メインの流れそのものは、凄くラノベ。
そこへ、小角と肉体関係のある村の用心棒・ユエや、宮司に言い寄る藩主などが絡んできます。

あちらの世界は女性が少なく、男同士のセックスがかなり認められているようですが、一応挿入まではしてないみたい。
なので、小角とユエの役割は未確定。
どっちでもアリなのか、どっちもアリなのか?
リバ好きとしては一文字少ない「どっちもアリ」を期待したいところ。

4

鬼と人間の世界

私は宮本作品が好きなのですね。最近新刊が出なくて寂しいですが、久しぶりに積ん読していたこちらのシリーズを引っ張り出してきました。2巻で完結です。

さて、仲良しの和記と明。作家をめざす和記は、取材ということで鬼について調べ始めるが、明とともに時空のゆがみを通じて鬼の世界に行ってしまう。。

鬼の世界で、悪いものを討伐し皆を護るという役目の小角。二人はその小角に出会い、殺されそうになるが、小角の兄にも助けられ、次第に仲良くなる。

人間の世界と鬼の世界の関係、接触することで生じる問題点や、それぞれの恋愛が絡まりあって読み応えあるシリーズです。

0

茸がツボった!?

宮本さんのファンタジーものって、すごく引き込まれるものが大きい自分です。
今回も、まだ恋だの愛だの、そんな部分はかなり薄いですが、廃神社に開く異空間(パラレルワールド)への門、そこで起きる出来事がなかなかに面白いのですが、それぞれのキャラクターの魅力が大きくて、夢中にさせられてしまいました♪
この1巻を読み終えて、なにげに何パターンかの展開とカプリングの予想が付くような気がしますが、果たして?
早くも次の巻が気になっておりますv

ファンタジー小説を書いている大学一年生の和記は、バイト先で知り合った電子工学の院生の明と仲が良い。
彼に新しく書いた小説の幽霊の部分の描写が薄いと言われて、出ると言われる心霊スポットの廃神社へ行ったとき、突然目の前に現れた白髪に青い瞳の着物を着た日本語を話す青年。
翌日、あれがなんだったのか和記は明とともにその神社へ向かうのですが、突然現れた昨晩の青年とともに、彼の住む世界へ行くことになってしまう。
その青年の名前は小角、鬼を狩る仕事をしている。
この世界は、現代日本のパラレル世界で、あやかしや妖魔の住む世界。
そして、200年前に起きた災害によって色々な人種の流出があり、彼等のような見目の人々の存在するという。
現在、この空間と現代の境目の”門”の力が弱まりそこが開くことによって、まるで神隠しのように現代から人が入ってきたり、こちらから現代へ人がさらわれたり、何よりも現代にはいない妖魔などが持ち出されるとこが一番の問題だったりするようだ。
このもんの広がりをなんとかしようとしているのが小角ら、神社の宮司である兄の青蛾であったりするのです。
和記と明は事情を知り、彼等に協力するべく、この世界へ逗留するのですが。

和記が明るいです♪
すごく適応能力が高く、人懐こくて、彼のおかげで、根本シリアスな話なのに、癒しのムードが流れます。
また、明も完全理系なんですが、ちょっとビビリw
そしてゲイなんですが、宮司さんに気がありそう?
そしてそして・・・!!かれはどうも小さな妖精のような妖魔に好かれるタイプらしく、いつも傍にちっさい何かがついている♪
その中でも茸の精(?)に好かれているのが何かすごい爆笑で、描き下ろし番外編『茸狩りの森で』なんか読んだあかつきはめっさ笑っちゃいました!!

なんとなくカプリングとしては小角×和記?和記×小角?もしくは明×和記?明×宮司?宮司×明?
そんなワクワクを残し2巻へ。。。
ラブという部分は薄いですが、読み応えという点では十分に手応えあります♪

4

パラレルワールド・ファンタジー

宮本佳野先生による、パラレルワールド・ファンタジー。
一応、BがLする展開もあるけど、BL色は薄めで、ラノベの文脈が濃い。
だから「思ってたのと違う」っていう読後感なんだけど、悪い意味ではなくて良い意味で裏切られたというか、今まで触れてこなかった新しいジャンルを読めて逆にお得、と思った。
私はBLを読むまでは主にミステリ系や純文学の名作系を読んでたので、ファンタジーって馴染みがなかったんですよね。でもBLにはファンタジーや人外、SF設定とか色々あって、BLを通じて読まず嫌いだったジャンルを知ることもできた。私にとってはBLって物語世界の宝庫でもあるんです。
そこで本作。
パラレルワールドものです。しかも和風。
現代日本と平行して、鬼とか妖魔とか、また科学技術などは進んでない江戸時代の延長のような世界が広がっていて、大学生の和記が「門」からそちらの世界に入り込んでしまう。
門が綻びている事を知り、和記と友人の明は門の謎を解こうと行き来するようになるが…
主人公はこちらの世界のフツメン・和記。
対してパラレルの住人たちは皆魅力的。もう一人の主人公・小角(おづの)は、外見が金髪碧眼で特殊能力(人の倍の身体能力や治癒能力)があり「鬼狩り」として生きているが、要するに差別も受けている。そのせいなのか、小角はどこか投げやりで生気や覇気がなく寂しげ。生きていることがどうでもいいみたいな。
そんな小角の心の穴のようなものに触れ、惹かれる気持ちを抱く和記…
というところで1巻終わり。主人公のBL展開はまだまだ。
BL的な観点からいうと、村の用心棒で幼なじみのユエ(♂)は小角が好きなようで、体の関係もあります。(小角は全く乗り気ではない)
また、ゲイ設定の明は小角の兄で神社の宮司・青蛾(せいが)に惹かれています。
この辺、2巻ではどう進展するか?

「茸狩りの森で」
明はなぜか「キノコの妖精」?に好かれています。小っちゃいキノコが肩に乗ってたり、ヒトみたいにデカいキノコが縁側で待ってたり…

1

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