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シリーズ9冊目
彼じゃないけど→無慈悲なアナタ→素直じゃないけど
◾️相川久遠×白羽七王
弟達は受けちゃんが「好き」とか言えないウブな子達ですが、アダルト組は七王も久遠も突っ走り方がいいです。
特に久遠は予想以上に気合入ってておもしろい程で。里仲氏の言う通り、イカれてしまったのね…魔性だわ七王さん
でもこのキラーフレーズ「愛してる」まで言ってしまったら展開のしようがない気も…「カラダ」では一体何が起こっているのでしょう!まだ読んでないので期待大です。
シリーズ中、最も評価の高いのも肯けます!私も「無慈悲」3部作の中でも、一番好きです‼︎
晴れて両想いになった、久遠と七王さん。二人は初めて2泊3日の旅行へ。浴衣姿もしどけない七王さんに煽られる久遠。ラブラブな筈の二人の前に当て馬が…。高校の時に七王さんが、初めてを捧げた桐屋先輩。おそらく、桐屋先輩は、思春期に自分の性癖を認めたく無くて、七王さんに心無い言葉を放ち、そのまま別れてしまう。七王さんには後々まで、この事件がトラウマになっていて。初めて両想いで付き合えた久遠に嫌われまい、と切ないまでに必死なのだ。そんな遠慮がちで、身を引き気味な七王さんを危うく思い、ぎゅうぎゅうに執着し始める久遠。いいですねー。すごくいい。しかし。ホテルで愛し合った翌朝、七王さんを独りにしたのがいけなかったんだよ! 久遠‼︎ と、やはりツッコミどころは今回も満載です。対、七王さんに関しては、ねちっこいエチがお好みのクセに、起き抜けエチは致さないで、朝食なんか買いに行ってる隙に、桐屋先輩と再会した七王さんはグイグイ迫られてしまう。戻ってきた久遠に割り込まれ、事なきを得るが、旅行を辞めて相川家に戻った夜、七王さんはトラウマに苛まされ、眠れない。この時の回想シーン、七王さんの高校時代が可愛くて♡ 弟の帝は、なう高校生ですが。もー、全然違います。めちゃくちゃ可愛い♡ 学校中の皆んなを惑わせていた事でしょう!…あの頃の様に、久遠に去られたら耐えられない、と苦しむ七王さんをあやし、叱り、甘やかす久遠。「七王さん、俺の執着心を見くびってもらっちゃ困ります。」からの、執拗な愛撫。身体中に跡を付けられる七王さん…。一見寡黙でクールに見えるその心の内に激しい情動を秘めている、久遠。その押し留めていた衝動を、隠す必要が無いと決意する。覚醒する執着攻め!
七王さんを独り家に残して、桐屋先輩に対峙しにホテルへ戻る。嫉妬を覚えながらも七王さんのことを「俺は、あんな可愛い人、他にいないと思ってます。」ときっちり宣言する。本作は他にも名台詞と言っていいほど、普段寡黙な久遠が、その想いを激白するので、いちいちキュンキュンしてしまいます。でも、七王さんにはそれくらい言ってあげないと‼︎ いっぱい甘やかせて欲しい。
桐屋先輩ともう一度会う事になってしまう七王さんは、桐屋先輩と和解し、苦しかった昔の恋に、ようやくピリオドを打つ事になります。その様子を見た、久遠は誤解はしていないながらも嫉妬をして、この後めちゃくちゃに抱きます。大学構内の教室なんですけど。空いていて、誰も来ないそうなんですけど。この男の盛りスイッチは常に突然なのです。エチもシリーズ中一番の濃さでエロエロです。
諸々終わって、家路に着いた七王さんと七王さんのお姉さま、君子さまとのやり取りも粋で、なんと、ここに来てホロリとさせられます。多くを語らない七王さんをとても気遣っている君子さま。一見ドSなこのお姉さまが七王さんをとても愛していることが分かる、いいシーンです。
七王さんは恋人に甘える、ということを初めて久遠から教わる。ささやかな七王さんの願い、「今日はずっと一緒にいたい。」「いいですよ。…よく言えました。」と優しく言う久遠の、いつもいかつくて、キツイ顔の久遠の、優しい笑みが素敵で、もぅ、ずっと際限なく、七王さんを甘やかせてあげて欲しい、と願うのです。久遠は学生で、ハイスペック・スパダリでは無いけれども、これほどの甘い甘い、溺愛執着攻めを私は他に知らない。何度読み返しても、やはり一番だなぁ、と思うのです。
無慈悲シリーズ1作目を読まずに、こちらから読みました! 思わずハマってしまい他の2作品も購入して一気に読んでしまいました。
健気な受けと独占欲が強い攻め、大好きなカップリングです。
七王は美形で魔性の男なのですが、久遠の事が大好きで一途で、なのに自分に対して自信がないんですよね。 久遠に対して後ろめたく感じている、ノンケなのに自分のせいで男と付き合っているって申し訳なく思っているんですよね。
久遠がそんな七王の気持ちを察して、直球にぶつかってくれるので、良かったです!
そうじゃなかったら、七王が遠慮してすれ違ってしまいそう。
1作目と比べて、久遠の溺愛執着ぶりが際立ち切ないながらもラブラブでとても大好きな作品です!
七王も久遠も二人とも大好きなキャラクターなので、もっと二人のお話が読みたいです!
このシリーズの三組目のカップルの続編。
兄弟みなゲイなのか?と冷静になると疑問が湧くのですが、本編の高校生カップルの兄たちのお話です。
この受けの七王は魔性の受けで、大学でも入れ食いだと噂されるような美形。
そんな七王が惚れているのが相川家の次男・久遠なのですが、この久遠がねえ、好きなんですよわたしは。
寡黙なんですけど、年下彼氏らしく嫉妬や焦りなんかもありましてね。
とにかく七王は自分に自信がなくてつねに不安を抱えているようなネガティブさんなので、これくらい直球攻めが相手で良いのかなと思います。
今回七王の昔の相手が登場し、それが七王のネガティブさに直結していることが描かれています。
今も若いですけど、その頃は七王もその先輩も若いというより子供だから、軽率だし言葉も態度も余裕がないのは当たり前。
だからそんなに傷つなくても良いんだよって七王には言ってあげたくなりましたね。
七たんはとにかくとにかくとにかく久遠くんが大好きで可愛くて、その可愛い七王への久遠くんの溺愛っぷりが、読んでるこっちが溺れそうであります。
シリーズの中でこの2人がとにかく好きな理由は、心から互いを求め合い救い合おうとする愛情の深さです。
そのやりとりがたまらずたまらずたまらず溺れます(笑)