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表題作誑惑遊び 後編

新任教師 竹下昭一
生徒で女郎屋の息子 若松清

あらすじ

新任教師、竹下。彼は授業を受け持った生徒、若松の独特な色気のある雰囲気に違和感を覚える。なんでも若松は女郎屋の息子との事で他の教師からは煙たい存在であった。まじめな竹下は若松の置かれた環境に同情し彼に接近してゆく。そんな竹下に興味を持った若松はその魅力で竹下に迫るのだが…「俺、その辺の女よりうまいから」そうささやく若松の本心は!?。鬼気迫るエロスとサスペンス!!

作品情報

作品名
誑惑遊び 後編
著者
辰巳ドロ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ステップラボ
3.2

(5)

(0)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
15
評価数
5
平均
3.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

堕落の過程【※グロ注意※】

【※冒頭にちょっとしたグロがあります※】
丸尾末広さんや、古屋兎丸さんと比べると可愛いものですが
食事中の方はOOPSとなること請け合いなのでご注意下さい。
特に麺類は危険です。


「誑惑遊び 」の後編。

若松は、自分と身体関係にある上級生を使って
容子さんを陵辱、写真を撮らせます。
怒った竹下に、若松は
写真を返してほしければ自分を抱けと言い出し…。

前編で、竹下に心惹かれるような素振りを見せた若松。
しかし、やはりヤンデレはヤンデレでした(そして女王様入ってます)。
写真をタテに、竹下に足を舐めさせ
わざと恋人を貶めるようなことを言って挑発し、
無理やり体の関係を結ぶ。

竹下は、最初は恋人のためと言い聞かせていたのに
抗えない若松の妖艶な魅力にズルズル嵌ってしまい…。

人が、絶対ありえないと言い聞かせながらも
簡単に洗脳されてしまう過程を見ているようで、
その変わり様はただただ恐ろしい。

前後編、合わせて40頁ほどの短編だが
ストーリーはドラマ性があり、
人間の残虐性や、自意識の脆さといった
文学的な要素もギュッと凝縮されていて、
とても読み応えのある作品だと思います。


【余談】
辰巳ドロ子さんの作品は今のところ電子書籍のみのようで、
美しいフルカラー版をお手軽に読めるのも嬉しいけど
この作風は紙媒体の方が映えそうですね。
藁半紙のようなレトロな装丁で読んでみたいものですv

4

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