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毱田先生作品は「ダブルセクション」「アンリライト」「今宵、星の見える部屋で」が好きで作家買いです。本作が未読だったので遅ればせながら読みました。
表題作
リーマンの先輩後輩がいい感じで。西尾に子どもがいてシングルファーザーとしてがんばって大切に育てている。それを唯一知る遠藤が夏美の次でいいからと告白する話はよかったのですが。
5歳の夏美がひとりでおつかいに行ったり、父親が風邪で寝込んだ時、遠藤を呼ばず夏美はさぞ不安だろうに…とそっちが気になっちゃいました。でもかわいいキャラで2人の仲を持つ役割でもありよかったです。
もう1編は
柳瀬の片思いかと思いきや小島も好きだったというのがよかったです。
いい感じの流れで小島が柳瀬に触れて凝ってますねとなるのが職業柄で笑いました。
その後の盛り上がり方に熱があって萌えでした。
毱田先生は仕事をする男を魅力的に描かれるところがとても好きです。
初読み作家さんです。
いつも利用している電子書籍サイトで1話目が無料だったのが読んだきっかけです。
表紙の絵柄が綺麗で好みだったのと、若手リーマンの2人に惹かれました。
中の絵も綺麗でスッキリとして読みやすかったです。
2組のカップルのお話が収録されていますが、どちらも若手の社会人で落ち着いた恋愛モノです。
どちらのお話も主に攻め様視点です。
最初のリーマン物はオフィスや仕事が終わってからのエピソードが主ですが、同じ職場の先輩・後輩社員という間柄で、先輩の方は子育ても頑張っているヤリ手社員。
後輩の方も若いですが我慢強くて、ヘタレな所もあるけど年下なのに頑張ってると感心することも多かったです。
小さな娘ちゃんもしっかり頑張ってました。
後半のカップルの主人公はどちらも手に職系のお仕事で、前半のカップルとはまた違った雰囲気。
普段は思ったことをスパッと言い切る小島君が意外にヘタレなのが可愛かったです。
毬田先生の「ダブルセクション」を読み、作者様の他の作品にも興味を持ち、今読んでいるところです。
この作品は表題作と、あとヘタレカップルの短編+描き下ろしが収録されています。
私は毬田先生の絵(キャラの表情)もツボでして、今回も先ず絵でホクホクし、お話も楽しく読む事ができました。
先輩が仕事では出来る人なのに、恋愛となると結構ダメで・・・そんなギャップがまた良かったです。子持ちで、バツイチというのも、西尾の色気を数割増ししてくれる大事な要素かな・・・と。
短編のヘタレなカップルのお話も、短いながらも面白かったです。
あ、一つすごくひっかかったのが、作者様があとがきで、遠藤と西尾の未来についての想像を描かれていて・・・それがお互い転勤になって、10年ぐらい疎遠になって、また同じ職場になって、結局はずっと一緒にいそう・・・というもので・・・。2人の間に試練はあっても良いけど、10年の別離は長くない?!と、ついつい反応してしまいました・・・。
毬田さんの作品を幾つか読ませていただきましたが、今のところ此方が最も好きです!
"子連れ"というキーワードにピンときたことはなかったのですが…いいですね!
出てくる娘の夏美ちゃんがとっても可愛かったこと以上に、しっかりと話のキイになっているのがいいです。
その他にも何気なく様々な要素が絡んであり、短いながらも満腹感のあるお話しでした。
憧れ追い付こうとしていた先輩・西尾のプライベートを知り、時折覗かせる弱さに触れ、心惹かれていく遠藤。
徐々に遠藤が懐の深い男前になっていく過程がぐっとくきます。
西尾はというと離婚した過去、愛する娘・夏美の存在…等の様々なしがらみがあり、遠藤に惹かれていてもなかなか踏み出すことが出来ない。
だから嫌われてもいいとキツイ言葉を放っちゃう遠藤の弱さと優しさやちょっと大人げないところ、どんなに上手くやっていても一筋縄でいかない子育てに悩むところなど親近感持つし可愛いなあーと思ってしまいます。
会社に子供がいることを完全に隠して1人で子育てするのはかなり難しいとは思いますが、そこは上司がわかってくれてるのだろうというのと、営業職だからまだどうにかなるのかな?と勝手に解釈いたしますw
何とか遠藤の頑張りで両思いになれた二人、その後10年の間に一度は転勤故に離れちゃう設定のようですが、また夏美含めて3人で仲良くやってるんだなぁと思うとほんわかします♪
その話もぜひ見たかったなぁ!
あともう一編は、マッサージ師とデザイナーのお話し。
わたわたしながらも、近付いていく二人がこれまた可愛い!
作者さんが楽しんで描かれたことが伝わる、良質な1冊だと思います。
二組のカップルからなる短篇集。
■二度目のオトコ
表題作。
端的に言えば、好青年なサラリーマンが憧れの先輩(子連れ)を懐柔していく話。絵がところどころ苦手で、ときたま嫌いな表情があったりしましたが、そこそこボリュームがあるので、ややシリアスよりの恋愛ストーリーを読みたい人にはオススメです。
個人的感想としては、受キャラをもっと好きになれたら楽しかっただろうな…という1冊でした。
受けである先輩キャラがツンデレ?属性なんでしょうが、そのツンでデレな感じの愛情表現がちょっとわかりにくくてウザいというか…
「察しろ!」みたいな態度が好きじゃなかったです。
ワガママで上からなキャラは基本すきなはずなんですが……この人はちょっとウザいというか、面倒くさいなーと思ってしまうなにかがある。。。
でも、攻めの後輩君は良い人で好きでした。常識あるし適度な押しの強さもよいです!
さらに、子どもも可愛かった。
お父さんの言いつけを守りながら困った顔して我慢してるとことか、健気でかわいいです。
ほんと…受けキャラだけが惜しいんだよな……^^;
■意気地なしのあなた/相変わらずなあなた
常連のリーマン(ヘタレ)×優しくていかにもモテそうなマッサージ師。
客との恋愛発展を非常に警戒していた受キャラが、攻めキャラとちょっと距離ができたくらいで不安になって攻めに惚れるのがなんか不自然…。
ノンケのくせに男相手に簡単に落ちすぎだよなー……と流されやすいキャラにじゃっかん冷めました。
しかも、タイトル裏切らないくらい攻めがヘタレで意気地なしで面倒くさいタイプだったのも苦手だったし…
ウザくないヘタレキャラってあまり出会ったことがないので、基本的に私はヘタレキャラとは相性が悪いようです。
ヘタレキャラやツンデレキャラが好きな人はそこそこ楽しめるかもしれません。
《個人的 好感度》
★★★・・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★・・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成/演出