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大人の男の恋は一筋縄ではいかない――!?
西田作品の中でも一、二を争う位好きかもしれない今回のオヤジキャラ。
口髭がダンディな船長、実はトラウマを抱えていて、また恋愛や家族のこととなると超ヘタレという実に愛すべき中年でした~!「俺に名前なんてないんだ…」とか終盤のロープアクションとか、いちいち可愛すぎ。仕事中は本当にかっこよくて、船長帽と制服がビシッと決まってます♡
そしてそして今回は描き下ろし『20ねんご』で主人公二人のその後が読めます!
西田作品って面白かったーと満足しつつ、もっとその後の話が読みたいと思うことが多いので、今回の趣向はかなり新鮮。短いしギャグタッチなんだけど、年取っても仲良くやってるトオルコンビの姿が拝めて大大満足でした☆あとがきマンガは例のごとくカオスww
豪華客船にのったプロ野球選手・飛高(ひだか)。三冠王エースをカサに着て豪遊していたが、ある夜謎の男に襲われ、指を入れられてしまう。翌日、子供を助けた飛高の前に現れたのは、子供の父親で船長の松堂。昨夜の男だと確信するが、目の前の松堂は物腰やわらかな対応を崩さず…という話。
飛高がただの傲慢な男でないことは、生い立ちや選手として努力を重ねてき姿からすぐ分かります。松堂のトラウマを知り力になろうとしたり、息子・優人を可愛がったりと、松堂じゃないけど「エースはイケメンだな」と言いたくなる。
松堂は元自衛隊員で、紛争地で見た子供や母親の遺体がトラウマになり、そのせいもあり息子や別れた妻から逃げている。好きなら押し倒してみろよ的な、誘い受けな飛高にも及び腰で、しかし最後の最後で体を張った頑張りを見せます。最後の抱擁シーンは、涙する飛高とケツを握って「抱かせろ!!」連呼する松堂で、あえてカッコいい台詞で決めないところがカッコいい。その後のHシーンでもカウパーっ子とか軽口を叩きつつちゃんと情感があり、大人の男同士って感じの会話に最高に萌えました(*´▽`*)
その後、元妻と面会する松堂。髭ないと別人すぎ(笑)相変わらずヘタレな松堂に対し、ついてきた飛高と元妻の啖呵が超男前でした。親権については丸く収まりすぎな気もするけど、理解ある奥さんで良かった。
もう一人忘れてはならない脇役は、ゼネラルマネージャー黒田。自衛隊時代からの松堂の部下でクールな雰囲気ながら、発言はとぼけたギャグが大半という…そう『社長 桃井くん』の桂木に近しいものを感じるいいキャラでした。
【20ねんご】は、成長した優人に毎日ビデオレターを送ってくる二人の親父。
シワが増え、渋さを増した顔をつき合わせて仲良くツーショットとか、薬塗り合いっことか、いい歳して可愛すぎv
文句言いながらも見てる優人にじーんとしつつも、黒田のエプロン姿でいい具合にオチが決まったおまけマンガでした♪
ローマじゃなくてエースってなに?エースってなに?てかヒゲ!ここここの帽子はなんだパイロット?いや違うな海軍?あれは金糸の刺繍だっけ?と、表紙だけで心の中は大騒ぎでしたが、船長かー!!船長とプロ野球選手かーー!!!
こんな組み合わせ、ちょっと浮世離れしてるようだけど、ありだな。あり。と思えてしまう不思議。
彼女と一緒の豪華クルーズ20日間の旅だったはずが、あっさり振られて一人旅になってしまった、とある球団のエース飛高徹。
少し自棄になって船の中で女漁りや好き勝手なことをしていたが、夜中に自室で襲われ次の港で降りろと脅される。
襲ったのは他でもない、この船の船長、松堂透だった…。ヒゲの。
いやーもー素敵ですヒゲ船長!!憂いのある表情。過去に大きな傷を心に持つバツイチの子持ち。
幼い息子のことになったらちょっとおかしくなっちゃうほどの子煩悩。元々は多分ゲイ。
エースのほうもまた、どうしようもない母親を持ち、野球しかやることがなかったなんていう悲しい子供時代を過ごしてたりと、こういう設定をさりげなくモノローグで教えてくださるとこがやはり巨匠!
全然男には興味ないだろうエースだけど、最初に襲われた時からもう心は鷲掴みにされてたのでしょうなあ。だって素敵すぎるんだもん船長(何回素敵素敵言ってるんだ)
船を降りたエースを船長が追いかけるシーンも、感動するような笑えるようなで、この辺が実に西田さんの作品らしいとこですな。
ベッドシーンがなんというか嘘っぽくない(笑)ピロートークもやってることも。
「エースはカウパーっ子だな」というオヤジセリフも最高です。
最後に用意されていた20年後の二人も、ぐっとくるのに笑いが勝ってしまうし。いいなあこういうの。
やっぱり大好きです西田さん。ほんとに大好きだ。
ため息が出る。面白かった( ´艸`)ムププ
今回改めて、絵上手くなったよな~と思うのです。
や、人のえを評価している場合でもないが。
彼女と豪華クルージングの予定が、ブッチされた挙句、男に尻を狙われる
野球選手様様な受~なお話なのであります。
俺様だった受が最終的に泣くとかね。
なんか、、、、可愛いぢゃないかと思ってしまうわけよ。
あ、やっぱり泣くんだwwwwというねw
不遜だった男が、少しずつ変化し、自分の気持ちに戸惑い
以外に泣き虫だったり。そんな姿に(*´д`*)はぁはぁしてしまう。
何よりも、受攻定着しても受け受けしい感じじゃないのがいいです。
対等っていうかな。
初めての交合シーンだけだったんですが、慣れてきてからの
番外編とか続編とかあっても面白いのになぁと思うのですが、どうでしょう?
お話自体はシンプルではあるんですが
独特の雰囲気と表現とテンポ
いかんなく、西田東作品だなと思うと同時に、あ~好きだなと
あらためて思うのでした。
というか、あの子供の妙なダンス♪部分が妙にツボ
子供がいるとやっぱりなんかいいですよね
バカップルありがとうございますv
船長×野球選手…そんな非現実的な!と皆さん最初は思うかもしれないけど、読み終わった時はこんなカップルもいるかも…いやむしろいて欲しい!に変わっていることと思います。
エロ船長の言葉責めにエースがベッドで恥じらいまくっているのが可愛くてなりません。「エースはカウパーっ子だな」「野球選手のケツは最高かもしれん」ほんと何だこのおっさん!と私でもつっこみたくなります。何しろ一世一代の告白の場面、船からロープで飛び降りて追いかけるまではカッコいいのに告白のセリフが「毎日抱かせろ。死ぬまで抱かせろ。」ですからね。面白すぎ。
最高なのは番外編。交際を続けるのは大変だったろうに2人は20年後もラブラブなWトオルの旅ビデオを毎日息子に送りつけるのです。テッテレー!衝撃なのが部下の黒田。20年後も全然変わってない…しかも坊ちゃん×黒田⁈(←私の妄想)あの坊ちゃんは泣きながらも狙った獲物は逃さない!的な所がいい攻め気質だと思うのです。あのエロオヤジのDNAを持ってるしね。本当に幸せ気分になれる番外編です。
西田作品は全部読破しているのですが、これは今までとは少し設定の毛色が違う気がします。(社長桃井くんは除きます)
設定の毛色が違うからと言って面白くなかった訳ではなく、すごく面白かったです。
最近はリーマンものか、裏社会の絡んだお話が多いですが、これはまさかの口ひげセクシーエロオヤジと傲慢でいい気になってるプロ野球選手のエースピッチャーと、口ひげオヤジの子供でかわいらしく素直な子供とのヒューマンラブファイトストーリーになっていると思います。
怪我で挫折しそうになったが戦って克服した者だからこその強さ、もともと持っていたであろう人としての優しさが後半は出てきて、かっこいいよく素直で実直な青年への成長する飛高。
口ヒゲがセクシーなエロオヤジでスマートな身のこなしの出来る大人な船の船長、でも、戦いの最中で辛い現実に直面し戦いから逃げ、大事な子供をとられまいと前の奥さんから逃げ、気持ちをぶつけてくる飛鷹から逃げ、逃げることで自分を守る、ただ臆病でイイケツ好きのエロオヤジになってしまう松堂。
二人の対比がすばらしい。
なによりこの二人の間に上手いこと優人くんを絡ませる西田先生はさすがです!
そして二人が思いを伝え合う場面からのHシーンまでの台詞はもう何回も読んでしまうくらい素敵でした。
エースの泣き顔がかわいくて仕方ないです。
「エースはカウパーっ子だな」は名言ですね!
戦い続けた男達の20年後はほのぼのして癒されます。
20年以上も現役生活を送れたのはきっと松堂親子のおかげなんだなーとか、喧嘩しながらもなんやかんやで仲直りしてやってきたんだなーとか、黒田は何モンなんだろうなーとかいろいろ想像できて楽しかったです。
二人ともガタイがいいけど、医者がアンチブルーシーズだけど西田作品に触れたいけどまだな方へのオススメの作品です。