• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ヴァージンハネムーンは御曹司と

黒川将之,32歳,突然隠居した大企業御曹司
水瀬尚史,28歳,黒川の説得に赴く元秘書

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

水瀬は一大ホテルグループの御曹司である黒川の元秘書だ。才能豊かな黒川を水瀬は尊敬していたが、突然、理由も告げずに黒川は会社を辞めてしまった。会社へ戻ってくるよう説得するため、水瀬は黒川が暮らす灼熱の南国へとやってきた。しかし日本で働いていた時とは違い、享楽的な黒川に戸惑いを隠せない。そんな中、ホテルで行われていたパーティーで、水瀬は怪しげな地酒を口にしてしまい――!?

作品情報

作品名
ヴァージンハネムーンは御曹司と
著者
真宮藍璃 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775520307
3

(8)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
23
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

南国リゾートラブv

優しい男前×上品な美人で、ひたすら甘いお話。
社内クーデター、という社会派な要素もあるのですが、
南国リゾート地で繰り広げられるラブラブにアテられ、
終盤まですっかり忘れてましたw


主人公の水瀬尚史(受け)は、黒川将之(攻め)の元専属秘書。
黒川は、ホテルグループの御曹司だが、突然会社を辞め、
オセアニア某国の島で、独自にホテル経営を始めていた。
水瀬は、黒川を日本に呼び戻す、という任務を社内改革派から受け、
島を訪れたのだが・・・


水瀬ちょろすぎ(笑)
だまされたり捕まったり、黒川に助けられたりする姿に、
本当に優秀な秘書なのか?という疑念が。
ただ、品のある言動から、仕事できそうな雰囲気は伝わるし、
ちょっと素直すぎるとは言え、真面目で好ましいキャラクターです。

そんな水瀬、リゾートホテルの享楽的な雰囲気にのまれ、
説得はうまくいかず、あまつさえ地酒で性感が高ぶってしまい、
『治療』と称して黒川に触られ、すっかり蕩けてしまいますw
酒の薬効が抜けるまで島に残るよう言われ、
毎日のように治療される日々(挿入はナシ)。
付き合ってもないのに新婚のようにラブラブです。エプロン姿でイチャイチャv
黒川の下心と好意に気付かない水瀬は、かなり天然。
しかし、黒川もなかなか紳士的で、
ニブイ水瀬が気付くまで、挿入はしないという辛抱強さを見せます。
最終的には、痺れを切らして告白してしまうわけですがw


晴れて恋人になり初Hもして、あとはひたすらイチャイチャ?と思いきや、
忘れていた社内クーデターの話がここで浮上します。
日系ヤクザの登場や、アクション映画のようなクルーザー戦など、
なかなかアクティブな展開。
黒川が会社を離れたのは、水瀬を守るためでもあった…という事情も分かり、
公私ともにパートナーとなった二人は、日本へ戻って会社を立て直すことに。

帰国する気になった黒川の心境の変化がやや強引に思えたのと、
水瀬が最後までお姫様的ポジションで、活躍の場がなかったのは残念ですが、
キャラクターとしては黒川も水瀬も落ち着いた大人で好感がもて、好きなカプでした。
終始ラブ甘で、BLらしいストーリーながら、最後にはちゃんとハネムーンを終わらせている点も、
ドリームすぎなくて良かったと思います。「萌×2」に近い「萌」評価です。

2

敵を欺くには味方から?

信頼し尊敬していた元上司の攻め様を元の会社に戻ってもらおうと、秘書の受け様が
攻め様所有の南の島のホテルへ任務の遂行の為に行ったはずが、いつの間にか
新婚カップルも真っ青な甘い毎日を過ごすことになるストーリー。

攻め様は日本でホテル経営する家の御曹司で跡継ぎで、実家のホテル経営が傾き気味の
所を海外から戻りわずか2年で再建してしまった後、何故かあっさり経営から抜け、
南の島に隠居同然で行ってしまう。
受け様はそんな攻め様に海外で知り合いヘッドハンティングで秘書になったが
尊敬していた攻め様からなんの相談も無しに去られてしまっている。

そして日本のホテル経営がまた落ち込み気味になった事もあり、受け様は常務の指令で
攻め様に戻ってもらう為、説得を試みるが日本へ帰るつもりはないと・・・
そんな中で受け様は島特有のお酒で媚薬効果のある「女神の乳」を飲まされ、
男だけの乱交パーティーに連れ込まれるトラブルに見舞われ、攻め様に救われるが
その効果を消す為に攻め様に「治療」をされる事になります。
一方的な快感を得る行為にかなり天然でニブイ受け様も自分が淫乱みたいに思えて
憔悴しますが、さらに追い打ちのように攻め様に媚薬の効果はしばらく続くと言われ
その度に攻め様からの治療を受ける事になります。

生真面目なのにどこか天然で初心な受け様が、次第に尊敬する上司から恋愛的な好きを
自覚していく様子が描かれていて、基本攻め様のすることを信じて任せているのですが
攻め様からの思いには全く気が付いていいないボケボケした感じでもあります。
恋愛とホテル経営、受け様の知らない事実が次第に明らかになる。

後半になって誤解と擦れ違いが出てくる大詰め、さらに陰謀に巻き込まれ受け様ピンチ。
甘々展開にピリッと押えも入れて、南の島を舞台にしたお話で楽しめました。

1

南国リゾートなウキウキ感

舞台が南国ということもあり、
読んでいて海の波の音が聞こえる気がするような
癒される雰囲気でストーリーが進んでいきます。
2人にとって、ドラマチックな夏休みといった日々のストーリーです。

ホテルグループの社長秘書だった水瀬は、
いきなりリタイアしてしまった元社長黒川を追って、
南国リゾートのホテルにやってきました。
水瀬は、黒川を社長に復帰するように説得する任務を与えられていたのでした。

リゾートでの黒川の姿は、日本でいたときのような硬派な様子とは違い、
軟派な様子で、水瀬は、それに驚くのでした。

個人的には、いつもは硬派だったのに、軟派な様子!という
ギャップを期待してしまったのですが、そこまでギャップ萌が
なかったのが、寂しかったです。

全体的に甘い感じのお話です。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP