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すごく複雑なストーリーでもなく、驚きの展開がある訳でも無いのですが、私のツボをすごくおさえてくる作品です。作者さんと好みが似ているのでしょうか……(笑)何度も読み返したくなるし、読み返しましたw
笑えるほど嫉妬深く自己中で受けが好きすぎる攻めとか、ほだされやすくHの時にぐずぐずになる受けがすごく好きなので、収録されてる3作品どれも楽しめました。絵も攻めはかっこよく、受けは可愛いく。可愛いと言っても女の子みたいじゃないとこがまた好きです。
攻めが押して押して押しまくったあとにちょっと引いて、受けが思い込みで攻めを少し突き放して、でも仲直り……という展開は最近王道ですが、王道で何が悪い(笑)嫉妬を含む王道ほど萌えるものないです…っ
今後も、なんかキュンとくるもの読みたいなーと思った時に読み返すと思います。
攻めの江波は男女問わず人気モノで頭も良く運動神経万能、更に加えて顔も良く
まさに完璧イケメン君。受けの多田も自分もこんな風になりたいと
ずっと憧れていたんですが実は本当の江波はワガママで強引な俺様男で
しかも強引にバックバージンまで奪われちゃいます。
体調が悪くなったという江波と二人で合コンを抜け出した時に食べられてしまうんですけど、そのシーンは昨夜の出来事を思い返してる感じで簡単かつコメディになっているので
一応無理やりではあるけど笑えました。 俺様だし恐いんだけど可愛いんですよね。
そもそも両思いだと勝手に勘違いしての行動だったので。かなり強引だけど(笑)
多田は中高と部活一筋だったので女の子とも付き合ったことがなくて
キスの時に恥ずかしがってる姿が可愛い!江波にも「あざといやつ」と言われてました(笑)
タイトルがケダモノ彼氏なだけあって江波がかなりガツガツしているので
最初は恋愛の好きではなかった多田もだんだん意識するようになるんですが
そんな時、友達から江波が主催だという合コンに誘われます。
初耳な話にやっぱり自分をからかっていたのかとショックをうけ歩いていると
そこへ女の子から逃げてきた江波が。
合コン話で複雑な気持ちの多田は「さわるな」と江波の手を振り払ってしまうんですけど
そんな態度に怒った江波に強制連行&尋問されてしまい合コンの話を言うんですが
実は主催といっても名前を貸すだけで江波は参加する気なんてなく誤解がとけ
ニヤニヤ展開(笑)多田が妬いていることに喜んでる江波が可愛い~
その後くっついてからも少しすれ違うんですけど「俺に対する愛が薄い」「俺ばっかりが
好きで舞い上がってるみてぇ」「もう手だしてやんねぇー」と甘いです!笑
上記の台詞以外にも江波のツボった発言が結構ありました。多田に対する
溺愛ぶりというか執着っぷりがイイんです。もう好きで好きで仕方ないんですよね。
あとHの時の受けの泣き顔が嗜虐心を煽る感じが好き(笑)
【カレ×カレ】
誰と交際しても長続きしなくて失恋王という異名をもつ攻め・悠木と数年前に彼女と別れて以来恋愛なんてご無沙汰すぎて恋の仕方すら忘れている受け・慧の話です。
彼女と別れ住むところに困っている悠木に「しばらくの間、俺の部屋に来る?」と
慧が言ったことから2人の同居が始まります。
悠木はゲイではないんですが実は前から慧のことが気になっていて
同居してすぐに積極的にアタックするんですけど慧は恋に臆病で不器用なノンケなので
最初のHは強引気味で流される感じになります。
【うんざりするほど甘くして】
「アラタ…俺ホモなのかもしれないんだ」と親友、宗から打ち明けられます。
そんな衝撃告白をされてもいまいち実感の湧かないアラタだったんですけど
ある日、宗にキスをされ押し倒されそうになり思いきり蹴飛ばして自転車で
逃げててしまいます。←コミカルで面白かった(笑)
昨日はごめんねと宗に謝られ仲直りするんですけど
「嫁でもなんでもいいから傍にいたい」「したい」と宗から熱烈な告白をされて
流されるかたちでHシーンに。宗の「指 ふやけちゃった」って台詞はある意味
衝撃的でした(笑)
描き下ろしの「とある日、江波と多田くん」は江波が相変わらず甘く意地悪で良かった///
本編でもなんですけどHの時にカプカプ噛むところも好きです(笑)
ただ多田が熱をだしてしまい途中で終わってしまったのが残念…先が見たかった~(涙)
上記3作品全てに共通してるのが①攻めが先に好きになる②受けがノンケ
③積極的な攻めに受けが流されて両思い。ってな感じなんですけど
私は全作品好きでした。とにかく受けが攻めから溺愛されていてそこがいい。
Hシーンは綺麗で顔の表情が色っぽくて、台詞も素敵。
あとこの作者様の描く受けの泣き顔が絶品なのでそこも注目です♪
ケダモノと言うか、俺様でしたねー。
でも、勝手な解釈でお尻まで剥いちゃうなんて、結構好きかも。江波くんにスゴいとか尊敬とか言って、熱いまなざしを向けるとこんなことになっちゃうんですねー。でも、本当に誤解で、嫌なら蹴ってでも止められるわけで、多田くんも最後には好きと認めちゃいました。江波くんのお預け作戦にまんまと引っ掛かり、うまく調教された多田くん、もしかして彼こそが獣なのか?
同時収録の助教と美容師のお話も、どんな接点なんだろ?と思ったら、ジム仲間なんですね。うーん、ジムってそっち系の出会いがあるって言うし、なんか妄想膨らみますね。美容師さんの手元って色っぽいし、その辺のカットが入っているともっとよかったのになぁ、残念。
碧本さりさん、1年くらい前に雑誌でお見かけして、
キレイカワイイ絵だな~~これはコミックも読んでみたい!
そう思っていました~
その頃はまだコミックは出ていなかったのですが、
気づかぬうちにその後デビューコミックが出ていたようで…こちらは2ndコミック☆
この本には、3CPのお話が載っています~
結構どれも展開が似ているような…と思いました、碧本さんの好みなのかな?
攻めがイキナリ襲ってきて(kissのみでもチュッとじゃなくて襲うに近い感じ…)、
それで受けは初めて攻めの気持ちを知って、
えーーー!?ってなりながらも、なんだかんだほだされて…という展開☆
で、どれも、
攻めの、受けのことが好きで好きで~~という気持ちが溢れているお話♪
表題作の「ケダモノ彼氏!」は、
人当りがよくてイケメンで人気者な攻めが、
実は思い込みが激しく嫉妬深い俺様で、強引に襲ってくる~!という展開なんですが、
エッチ度はそんなに高い感じではないです、普通です。
みんなの前と、受けとふたりだけになった時のギャッブとか、
強引な俺様な時と、デレデレになった時のギャップとかが、楽しいお話かなぁと。
女の子のセリフの丸文字が見にくいなーとか、
手書き文字も丸文字だし、多めだし、おばさんにはちょっと見にくいなーとか、
実は思ってしまったのですが(すみません…)、
でも絵はやっぱり好きだなぁ~♪
キレイとカッコイイとカワイイを上手に融合した感じです。
表紙の絵より中の方が、目力が少し強くなって好き。
情けない顔が特にいいなぁ!
あと、ちょこちょことツボなセリフが☆
ワンコっぽい攻めが受けのをフェラしながら、
「…今日自分で抜いたでしょ?…こないだより汁…なんか薄いし」
って言っちゃうのとか。
別CPで、
親友だと思っていた奴(攻め)からいきなりキスされて…の翌日、
攻め「キスって…あんなに甘いと思わなかった」
受け「お…まっ、そりゃ、俺がアイス食ってたからだっての!」
攻め「そーなのかなぁ?」
の会話とか。
そういうサラッと入っている言い回しが結構好きだな~と思いました♪
カバー裏には、
話ごとの碧本さんのコメントに、あとがきに、イラストに、3コマ漫画まであって、
なんだかいっぱい読ませてもらった感アリです☆
カラーと白黒の絵の落差がなく、とても綺麗な絵が印象的。
人物の色んな表情が豊かで、言葉だけじゃなくて絵からも感情が伝わってきます。
自分好みの絵柄かもしれない。
だけど、ちょっと残念なのが3作品載っているのですが黒ベタ髪の子と白ぬき髪の子と皆髪型が似ていてどの作品も同じ人物に見えてしまうこと。
あと、最初の2作品の攻め受けのパターンが似ていて(傲慢一方的×流され)1冊を通しても何となく似通った感じを与えてしまう所。
初単行本も似た感じのモノが多かったので、多分作者さんの好きなパターンとタイプがどうしてもでてしまうのでしょうが、2冊目になるので、もう少し変化が欲しかったかな?というのが全体を通しての総括です。
【ケダモノ彼氏】
頭も良く、勉強もできて、イケメンで人当たりもよく人気者の江波に友達として憧れはいだいていたものの、「お前俺が好きだろ」と勝手にきめつけられて襲われてしまった多田。
周囲にはイイ顔するのに、自分には傲慢で強気で執着を見せて嫉妬して、そんな江波に流されながら、文句を言いながら、だんだんとほだされて好き同士になるお話。
江波が離してくれないのもあるけれど、全力で嫌がってなくて流されてる事自体が多田の迷いでもあるかなとも思ったのですが、それを上回る江波の好意の押し付けがすごかったのか!?
「俺ばっか好きで舞いあがっちゃってるみたいじゃんか」
って江波言ってるけど、、、そうだと思います(笑)
だけど、距離があいたことによって自覚した好意。
そうそう、押してばっかりじゃなくて多少は引いてみないとw
傲慢で一方的だけど不快じゃなかったです。
【カレ×カレ】
ジムで顔を合わせる程度だったが、女性に振られて住むところがないというキング(別名失恋王)と呼ばれている悠木を、マンションを更新するまでと期限付きで家に住まわせることになった大学助教授の清水。
恋に重いも軽いもないといって、特によく相手を知ってるわけでもないのに簡単に好みだと言ってキスしてきたり、電話に嫉妬して襲ってきたり、
そんな悠木に振り回されて気になる存在になってしまうというもの。
ここでも攻めは一方的に押します。
恋に臆病だった清水が、悠木に恋に理由なんて必要ないよ、直観だよみたいに教わったような話のような気がします。
ただのチャラい男かと思ったらちゃんと律儀に家賃半分を渡そうとする場面に悠木を見直しました(笑)
【うんざりするほど甘くて】
親友にホモだと告白されたけど、現実味がわかなくて、ずっと友達でいたけれど
相手の好きな子は自分だったという晴天の霹靂、なお話。
嫁でもなんでもいい、といった本人、表紙裏の4コマ漫画で料理がへたくそで、相手の方が嫁らしく料理がうまかったオチに笑ったです♪
キャラに萌えというより、絵柄に萌えた、というパターンかもしれません。
次回作は、もうちょっと違うパターンのカプを見て見たいな、と希望します。