• 紙書籍【PR】

表題作天にとどく樹(3) 魔術師

石黒善臣
ギタリスト
柴田幸彦
ドラマー

あらすじ

いよいよメジャーデビューが決まりそうな、バンドGNOSIS。リーダーの石黒善臣は初恋の人・忍によく似た新メンバーの柴田幸彦が気にかかるが、幸彦はなぜか善臣に対して反抗的な態度をとる。作詞作曲もレコード会社との折衝も全部一人でやろうとする善臣は、精神的にだんだんきつくなってゆくが……。
他、和臣の話『一粒の砂』、河本の『天使の誘惑』収録。

作品情報

作品名
天にとどく樹(3) 魔術師
著者
吉田珠姫 
イラスト
のやま雪 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸ノベルズ
シリーズ
天にとどく樹
発売日
ISBN
9784592861041
3

(2)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

和臣の部分は面白いです

『魔術師』
石黒家次男(ギタリスト)×幸彦(ドラマー)
昔の不良少年風?の一人称にちょっと疲れました。
喋り言葉はともかく、地の文まで「ウスラさみ~モンになっちまう。」とか「手ぇつけらねー。」とかで。
これが大丈夫なら面白く読めるんじゃないかなァと思います。個人的にはちょっと苦手でしたね。

『一粒の砂』
長男和臣
彩子との結婚式、あと、いろんな回想。
さすが和臣さま、強烈な個性でした。このドSめ!
やっぱ好きだなァ。
和臣の個性の特異性だけではなく、一連のシリーズのなかでもかなり重要なヒミツが明らかになるエピソードでした。

『天使の誘惑』
河本信哉(次男の大ファン)
ズーズー弁?のファンが次男義臣に捧げる愛情のお話。愛情といっても恋愛感情みたいなものではなく、人の世を超越した愛です。なにせ天使に捧げる愛ですから。
アホアホで面白い部分もあり、苦手な部分もあり。
汗とか音符の記号を多用するのは苦手でしたね。記号を使うのって当時は流行ってたのかな。最近の作家さんはあんまり使わなくなったけど、昔の小説を読んでたらこういうのをたまに見かけるんですよね。
なんともかんとも疲れました。

1

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP