吉田珠姫の原点・切ない恋、青春を描く「天にとどく樹」シリーズ・ファイナルステージ!!

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表題作幸せをわけてあげたい

石黒善臣(ギタリスト)「GNOSIS」のリーダー
柴田幸彦「GNOSIS」のドラマーで結婚した夫婦

その他の収録作品

  • 運命の輪
  • 博記・家族と・・・
  • 春。忍と直樹
  • みんなに、ありがとうの手紙
  • ゴンザレス・初出勤
  • カーリー様の優雅な一日
  • 河本信哉・休日の懊悩
  • あとがき/吉田珠姫 /のやま雪

あらすじ

善臣と幸彦は紆余曲折の末、相思相愛の男同士夫婦となった。仲間内だけで結婚式を挙げてもらい、幸せな毎日を送っていたが、あるとき、ファンたちからステージで結婚式を挙げてほしいと言われ…?
ふたりの関係が公になる――!?

作品情報

作品名
幸せをわけてあげたい
著者
吉田珠姫 
イラスト
のやま雪 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
天にとどく樹
発売日
ISBN
9784796404419
4

(3)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

やっぱり好きかも

「天にとどく樹」シリーズ再販のラスト、作者の商業デビューでもあるこのシリーズ
石黒家のルーツとも言うべき作品が世に出てから20年!発売当時に生まれた子が
20才になる程の年月が経っている、う~ん読者も歳を取る訳だと感慨深い。

初めて読んだときには小学生と大学生の話にぶっ飛んでると思ったものですが、
さすが石黒家兄弟と思ってしまう、長男の和臣氏は単独で有名になっていますが、
善臣と幸彦カップルの甘さと切なさも捨てたもんじゃない。

前作で仲間内で温かく祝福されて結婚式を挙げて蜜月新婚状態の二人。
今回はファンたちに向けてのステージ結婚式をするしないで始まります。
ファンに認められ懇願され嬉しいはずなのに、善臣は何故か乗り気になれず心のどこかで
モヤモヤした気持ちが晴れない、その本人も解らない理由とは?
そんな大々的に外に向けての結婚式の有無を背景に石黒家のラブラブな他の
兄弟カプなども色々取り混ぜてのファイナル。

今までの石黒家の軌跡なども振り返る事が出来るし、アットホームななかにも
切なさ苦しさがありながらも幸せに向かって歩いているようなストーリー。
そして1番は今の自分たちの幸せな暮らしの為に様々な協力が在ったこと知っている
二人がみんなに「ありがとう」を沢山云いたいと言う感謝の気持ちがメインのお話。

それ以外には直樹と忍の話やゴンザレス、カーリーさま、河本さんなのど吉田通信
ペーパーで書かれていた話を本書にまとめた感じです。
この作家の原点とも言うべき作品、新刊ばかりでなく、過去の作品を今一度
読み返してみたくなると読み終わって思いました。

2

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