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天才・語シスコのBL的「SEX AND THE CITY」!!
オムニバス形式で、4人の親友たちの恋模様がそれぞれ読み切りの形で収録されています。
冒頭は、年下のかわいこちゃん(ヘテロ)にモテようと精一杯キザっぽくしているんですが、実はお肌の衰えを気にする乙女なゲイが主人公でした。無口っぽいけど誠実な年下の攻めさんにグイグイ迫られて、ハッピーになるというお話。
他に、デザイナーと生意気なモデルの話もあり。このモデルの年齢が最後に明かされるのですが、若すぎて衝撃。今どきだったらアウトかも?
最後のお話はかなり切ないけど、ハッピーエンド。色々な人と体だけの関係を持ちながら、実は叶わぬ恋に一途な男のお話でした。
ギャグが入りつつもただただ好きとか嫌いだけではない人間模様を描くあたりは語シスコさんらしいです。
◆三十二歳の地図(表題作)
初対面だと思っていたら、実は以前にも会ったことがあるのが後で判明する展開が面白かったです。クールな見かけで、何事も割り切ってそうに見える駿が、年齢に関してだけは敏感で、少しずつ変わっていく体や見た目の変化を気にしているところが可愛らしくて(といってもまだ32歳なのですが)。そんな彼に、デリカシーを欠いた言葉を言ってしまいトラウマにさせつつも、至って本気で想い続けてきたことを真っ直ぐ伝えた雄太が素敵でした。人は皆、平等に歳をとる。この人と一緒に老いていきたいな、と思える人に出会えることって、尊いことだなぁと思います。
◆ファンキー・ラブリー・ティーチャー
教師の寺山と、金持ちで組長の息子でもある夢二。最初は寺山の掴みきれない独特のキャラに喰われて、調子に乗った夢二が手篭めにされてしまう展開かと思ったのですが。読み進めるごとに、寺山の生真面目さが見えてくるところがまた面白かったです。教師だから手を出さまいとする寺山を夢二があの手この手で誘惑し、結局致してしまうお決まり展開に笑ってしまいました。
4人のゲイ友たちそれぞれの恋物語オムニバス、プラス真面目な先生とおバカ生徒の恋のお話の2編収録。
表題作。
比較的ディープさは薄く、おかしみもあってシスコ作品として非常に読みやすい。
表紙の4人は年も職業もまちまち。しかしなんでも話せる一生のゲイ友で、たまにカフェで集まってはガールズトークならぬゲイトークを楽しんでいます。
30過ぎて俺はもうイケてない、なんて悩む医者の駿。
運命の出会いを信じるデザイナーの健。
エリートなのにモテず、ナンパのやり方、観察眼を琢磨に習う大企業のリーマン・康平。
ラストは弁護士の琢磨、なのだが。
この琢磨のエピソードがもう泣けて泣けてたまらない。
語シスコさんらしく、思いっきり可笑しいセリフたち、身も蓋もないエッチシーンのオンパレードなのだけど、その中にひとに対する愛の目線、情の目線がある。そこがいい。
続いて、金持ち学校に通うどうしようもないボンボン(極道の子供)の大道寺夢二のお話。
新米教師の寺山(あだ名・テラコー)と妙なアクシデントで付き合うことになり…
夢二はテラコーに本当に恋をしてしまい、テラコーは夢二が可愛くて2人は結ばれます。
面白くなるのはここからで、一度は寝たくせにオレ達は教師と生徒だ、ああいう行為は禁止しよう!と爽やかに宣言。その上テラコーの後輩が教育実習にやってきて夢二はちっとも相手にされない。
しかしヤりたい盛りの夢二は…
これはもう爆笑です。夢二はアホだしテラコーは真面目だし。
「これは壁だよ」と言いながら紙をぺらりとtnkにかけて指で穴を開ける夢二!サイコー!
とにかく面白すぎるので、初シスコ作品として大いにおすすめします。
作家買いしている先生の作品をレビューする時、出版順にレビューすることが多いのですが、語シスコ先生の場合はこの作品からにしたいと思います。
↓でみみみ。さんが書いている「1冊読み切るのに疲れること多々…」にものすごく頷いてしまいました。そうなんです!面白くて面白くてすごく満足しながらも、ものすごい疲労感に襲われるという…(笑)台詞もモノローグも汗も汁も多い、怒涛の展開で魅せる男前な作風が先生の持ち味なのですが、初めて読んで「やられた、好きっ!」と虜になる人と「どう読んでいいやら、わけがわからない」という人に別れてしまう作風でもあるのです。だけど是非好きになって欲しい。だって本当に面白いんだもん。こんなのカタル先生にしか描けない。
・『三十二歳の地図』『男と男のおとぎ話』
『七転八起ダンディー』『死ぬまで一生愛されないって思っていたよ』
4人のゲイ友達のオムニバス作品。職業も年齢も違うゲイの友人たちのガールズトークならぬゲイトークが面白い。それぞれの恋のお話もそれぞれに味のあるキャラが立っていて飽きさせません。
32歳の年齢が気になるお医者様とピチピチの研修医。恋に夢見るデザイナーの卵と眼中になかったお子様モデル。テク不足のエリートリーマンとパン屋の美青年。そして恋と現実の狭間で揺れる男と彼のことがずっと好きだった親友。どれが一番って言うとほんと困る。ひとつひとつのお話がどれも本当に面白くて、オムニバスになることで俄然輝き、大笑いしながら軽い感じにノリノリで読めちゃうんだけど、最終話でやたらと切なくて泣けちゃって、よかった、よかったぁって何度もホッとしちゃいます。
・『ファンキー・ラブリー・ティーチャー』『Sex and the School』
『セックスまでの飛距離』
先生と生徒のお話なんですが、この早展開とバカバカしさ、最高です。アホエロジャンルなのは間違いない。アホエロの中でも最高峰にアホなのに、アホさ加減が愛おしすぎる。簡単にお勧めできないけど、お勧めしたい、このジレンマどうしてくれよう。愛すべきアホを描かせたら先生以上の人はいないと思う。
この作品が少しでも面白いと感じた貴方、衝撃的なデビューコミックス『LOVE&CATASTROPHES』を読みましょう!!!ディープなカタルワールドに間違いなくハマれます‼︎
評価は、他の語シスコ作品と比べちゃうと萌2なのかも。だけどこれだけだと文句なく『神』だよ!
主人公の一人語りが延々と続く語シスコさんの作風は独特で面白いんですけど、とにかく文字が多い!!なもんで1冊読み切るのに疲れること多々…
更に殆どのコミックが短編集ということもあって、次々と色んなキャラの自分語りを読まされるので、例えるならもはや気分は呑み屋で酔っ払いの長話を延々と聞いているあの感じ(笑)(私は呑めないので余計に時間が進まないんですよw)
でもこれは登場人物が繋がっているオムニバス形式なおかげか、他のコミックよりもだいぶん読みやすく感じました!
ディープさも控え目ですし、初めて語シスコさんを読まれる方はこちらから手に取られると良いんじゃないでしょうか(^o^)
【オトナの性生活】シリーズ(表題作)
①『三十二歳の地図』32歳/医師の場合
②『男と男のおとぎ話』22歳/デザイナーの場合
③『七転八起ダンディー』27歳/ビジネスマンの場合
④『死ぬまで一生愛されないと思っていたよ』27歳/弁護士の場合
職業も年齢も様々なゲイ友4人が定期的に集まっては繰り広げるガールズトークならぬゲイズトークを通して、4人のゲイの恋愛模様が描かれています。
ゲイならではの切ないお悩みもあり、解るなぁそれって共感できるエピソードもあり、随所で笑えつつもギャグになり過ぎない絶妙なバランスがツボに入って、とにかく面白い!
私のお気に入りは、1人目の32歳のお医者さん。
「どうだっ どうだっ どうだァーーーッ」セックスの最中の心の声がアホ全開で笑ったww
年下男子を満足させられたことで次の日めっちゃ上機嫌になってるのも単純で愛せるw
最後は幸せそうで何より♪
4人目の弁護士さんは、〆を飾るに相応しいホロッとくるいいお話でした。
もう一つの先生×生徒のお話もバカバカしくて最高です!
『ファンキー・ラブリー・ティーチャー』『Sex and the School』『セックスまでの飛距離』の3編入り。
一番最後の短編アホ過ぎる。
生徒に手を出してはいけない!と必死に自重する先生と、あの手この手でセックスに持ち込もうとする生徒と、結局欲望に負けちゃう先生(笑)
あとこのコミックは本編とは全く関係ない最初の口絵からして心鷲掴みにされましたね。
飯担の苦悩ですよ(笑)
このイラつきすげー解るわー。
その他にも、意外と難しい間違い探しゲームやフザケたクロスワードパズルなどのお楽しみ要素が満載で、語シスコさんのお遊びセンスに惚れます。