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ためらいと恥じらい(!?)が交差するオフィスラブ
表題作がすごく好きです。
大それたことは起こらないストーリーですが、読んでいて凄く楽しかったです。
なんとも言えない絶妙なテンポと空気でした。コミカルだけどコミカル過ぎない丁度いい塩梅。会話も絵も絶妙で、二人とも可愛かったです。
起きていることはわりとくだらなくて、主人公(佐々木)が同僚(牧野)のパソコンを借りたら自分の写真が大量に保存されていて、牧野は俺のことが好きなのか? と困惑してんやわんやする話です。
金曜の夜に牧野と飲んでから土日挟んで月曜になる数ページが個人的にめちゃくちゃ好きです。
牧野の存在が佐々木の心に染み入ってしまう……。
めちゃくちゃ展開が早いのですが、このシーンの余白の取り方が上手すぎて、ウワ〜染み入ってる〜!! って感じでした(そこまでの流れも良かった)。
落ちる瞬間では無いんですよね、元々知っていた魅力を改めて噛み締めているような、そんな感じ。
全体的にセリフ多めでモノローグも結構喋りますが、騒がしくありません。本当に絶妙なトーン。
基本はコミカルですが絶妙な間合いで真面目になります。
モノローグ込みで常に何か喋っている主人公が急に静かになるんですよね……本当に絶妙に心地よい作品でした。
キャラクターも二人とも可愛かったです。
2作品収録
「きっと恋に違いない」
ふとしたことからの勘違い、それがどんどん膨らんで…
これは一体何なんだ? 恋か?恋なのか⁉︎
ジタバタ、ドタバタ。そして。
きっと恋に違いない。と。
このお話のおかしみは、2人が10代でも大学生でも新入社員でもなく、2人とも課長さんのところ。
きちんと仕事をしている2人が、おかしな精神状態に振り回されちゃうところ。
表紙絵の、2人向き合って汗タラリ、がピッタリ。
ことの起こりは佐々木の勘違い。ヤバイぞ俺はその気持ちを受け止められない!なんて思ってたのに、いつの間にかときめきみたいになってきて、それが牧野にも伝染った?
普通「佐々木、お前何やってんだ⁉︎」ってなる。
のになぜか俺を避けないでくれ!になるなんて。ね。
まだ始まってない。いや、もう始まってる?
2人のこれからを妄想妄想。
「おまえのいちばんイイ顔を」
クールというには冷たすぎる官僚サンが垣間見る異世界。
冷たい、というのは仕事に関して。妹さんにはアツくなる。
だがこの妹さん。バカなのか?友達の借金でAVに出ると連絡してくる。
撮影場所に飛んでいくと、お兄さんが出てくれたら妹さんは帰すよと言われ。
自分がゲイAVに出るのよ。妹〜!オマエのせいよ。
官僚さんはエリートだから、借金するヤツもAVを作るヤツも出るヤツも、皆んなクズに見える。
見えるから口にも出してののしる。だけど。というお話。
これ、展開も結末も好きだけど、やはり言葉が過ぎてるところが読んでてキツいかな。
でも今後、きっと彼は丸くなれるでしょうね!
この方の描く人物は体型がちゃんと現実的でいいですね。
どこをいつどんなふうに好きになったのか、はっきり描かないのも作風なのかな?
なんだか意識するようになっちゃって、いつも彼のことで頭がいっぱいになって。
どうこうしたいわけじゃないし、男同士どうするのかわからないけど、どうしても気になる感じ?
おまえのいちばんイイ顔を
官僚のお兄さんが強気ですね。偏見や差別意識が次第になくなっていって。
こちらはなぜそうなるのかよくわかりませんでした。
表題作はまるでコントのような恋の始まり。
否定したい気持ちと期待してしまう気持ちが入り交じり、空回る佐々木がすごく面白かったしなんだか可愛かった!
結果的にくっついたふたりだけど
お互いそういう雰囲気で盛り上がったのか
はじめから好きだったのか…?
牧野は佐々木のことをどう思っていたのかはちょっと気になりました。
勘違いしてチョロチョロする佐々木がツボで…
思わず笑ってしまいました。
同時収録作品もシリアスとギャグが入り交じったようなストーリー展開で面白かったです。
途中ハラハラするようなところがありながら、最後は盛大に笑わせていただきました。
素敵なカップルが誕生してよかったなと思います。
表題作は同期リーマン2人の話。
ほのぼのほほえましかった。
途中、佐々木の気持ちや行動の進み方(変化)が唐突に感じることがあり、ん?何が起きたん?となったけど、私が想像力なく展開についていけていないてことかなと
もう一編のお話は何とかついていけたw
カワセのもう一つの顔が意外だったし、こちらがきっと素なのねと。
オチがくだらなすぎて(柏木も言ってる)ビックリ!ww
絶対笑わなさそうな柏木が「ぎゃはははは」爆笑していてこちらは目が点状態なったw
その後〜ラストでオールオッケー