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表題作今夜、きみと星につなごう

大宮崇央
29歳,企画営業部
羽野木沢梗
27歳,総務部総務課

その他の収録作品

  • 世界の終わりに星が降る
  • 雨の夜にも星 そこにある、きみの星
  • あとがき

あらすじ

とろけるような、恋をしよう。
一夜かぎりのコイビトごっこから始まった、世界が変わる恋。

もし、今夜世界が終わってしまうとしたら、その瞬間に隣にいてほしいのは誰? 世界滅亡の予言の日、羽野木沢梗(はのきざわこう)は出張先を間違えたコールボーイ・イチゴのふりをして、想い人である会社の先輩・大宮崇央(おおみやたかお)と肌を重ねた。たとえこの想いが報われなくても、一夜の思い出だけで十分、そう思っていたのに……。「――見ぃつけた。」……えっ、大宮に正体がバレた! ?一途な嘘が引き寄せたのは、世界を変えるとびっきりの恋か、それとも――?

作品情報

作品名
今夜、きみと星につなごう
著者
川琴ゆい華 
イラスト
小鳩めばる 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルール文庫ブルーライン
発売日
ISBN
9784040662015
3.6

(112)

(32)

萌々

(42)

(20)

中立

(8)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
12
得点
396
評価数
112
平均
3.6 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数12

攻様大好きの受様がかわいい(*ˊᵕˋ*)

受様が攻様の事を大好きで大好きで、かわいいったら(*ˊᵕˋ*)

受様は総務部所属のハネちゃんこと、羽野木沢。
営業部の大宮に絶賛片想い中。

ハネちゃんが友人といたバーに、結婚式の3次会で大宮達が訪れ。
そこで「ゲイかもしれない」なんて告白する大宮の言葉を聞いてしまい、コールボーイ"イチゴ"と称して、大宮の部屋を訪れ、抱いてもらう。

絶対見つかるはずないと思っていたのに、手先の器用さで、大宮から見つかってしまい、追求される事に。

"イチゴちゃん"こと、ハネちゃんの事が気になって、距離をつめてくる大宮。
それは好きということでは!?なんて勘違いしたくなるような言葉をばんばん繰り出してきちゃってさ。
誠実さとからりとした明るさがいい。
基本的にフレンドリーな話し方の中に、時々出る独占欲とかオス感とか、めっちゃきゅんです♡

今更コールボーイではないと言い出せず、自分がついた嘘にがんじがらめになってしまうハネちゃん。
『大宮以下はあっても大宮以上は存在しない』
『大宮以外はじゃがいも』
大宮を語る言葉がいっぱいで、もうこの子ったらどんだけ大宮の事好きなの~ってかわいい。

自分の夢や可能性に向かって一生懸命な姿も素敵で応援したくなる子でした。

本編では、イチゴとしてのハネちゃんと大宮との初めてが詳しくないままでしたが、本編終了後のお話で大宮視点であって、嬉しい~(*^^*)


0

健気不憫受けが好きだから…

最初、梗(受けが)同じ職場の大宮さん(攻め)に
コールボーイのふりをして~と言うところからお話が始まり
コールボーイ…?と動揺しつつ読んでいったのですがすっごく良かったです。

梗が大宮さんのことを好きで仕方ない気持ちが
これでもかと言うぐらい詰まったお話になっていて
梗が健気ですごく切なくなりました。

そんな梗の閉じ込めた気持ちを
大宮さんが引きずり出してくれてほんとによかったし
素直になった梗にも目頭が熱くなりました。
大宮さんも梗という存在が出来てよかったなぁと思ったし、
辛い過去を持ってる梗を、大宮さんの全てで幸せにしてあげて欲しいと心から思いました。


いっぱい胸キュンさせてくれる素敵なお話でした。
読めて良かった~(*´▽`*)

1

期待しすぎた…かな

偶然が重なり、コールボーイと身分を偽って片思い中の先輩・大宮とセックスしてしまった主人公・梗が、大宮本人に会社の後輩とバレてしまったことから二人の微妙な恋人ごっこが始まるーーというお話です。

ちょっと期待しすぎたかも。あらすじと冒頭の数ページには結構ワクワクしたんだけど。「中立」か「萌」か迷って「萌」です。

大宮は最初から最後までイイ奴だなぁと素直に思えたのですが、本編では梗という男性がイマイチ好きになれませんでした。大宮視点で読み直したら梗は相当な自己中に思えるし、というか何を考えているのか良く分からない。ただ、二人の出会いの夜を大宮視点で描いた「世界の終わりに星が降る」と、その後の二人を描いた「雨の夜にも星 そこにある、きみの星」を読んで、そのへんはちょっとスッキリして「お幸せに!」と素直に思えました。また、二人がそれぞれの仕事や未来にプライドを持っている様子も好きでした。

で…ソレより何より残念だったのは、文体と描写が稚拙に感じられて読むのがどんどん苦痛になってしまったことです。大学生が書いた小説のようでした。プロの作家さんに向かって何様だと自分でも思いますが感じたものはしょーがない。

川琴ゆい華さんの作品は初めて読んだので、別の作品を読む機会があれば成長に期待したいなと思います。

5

不器用な嘘つきさんがカワイイ


川琴先生の作品はこれで2冊目、またもや「嘘」から始まった恋でした。
嘘と片思いのストーリーがツボで、2000人の会社の中で部署も性格も全然違う大宮(攻)に二年間片思いをしてきたハネちゃん(受)の片思いっぷりが健気でカワイイ!!
ひだまりにいる企画営業部のエースである大宮と正反対で、ハネちゃんは地味な総務部にいる。仕事範囲で手に入れる大宮の写真にうっとりしたり、社食で偶然見つかったら嬉しくなったりする…片思いだなあって共感できますね(笑)
そんな純粋で大宮を憧れていたハネちゃんが親友に煽られ、ついに嘘をついて大宮とだった3時間のセックスをする。それが後から何度も裏目に出たけど、結果としては片思いを実らせる嘘だった。
優しくて男前の攻があまりにもいい人!ハネちゃんが大宮を好きになった気持ちがよくわかります
短編の攻目線もすごく面白かった。本文はずっと受目線なのでつい後から読みたくなってしまうという悪い癖のおかげで、逆に本文の方がスラスラと読めたwww
大宮がハネちゃんを可愛がる感じがキュンキュンする
嘘ついているとわかっているから、下手な嘘のためにいっぱいいっぱいになっているハネちゃんが可愛く思っている大宮がやっぱり優しいな

3

オトコマエでかわいい2人

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

大宮さんとハネちゃん、ともにカワイイですね~。
ストーリーも楽しめました。

ハネちゃんは、友人にそそのかされたとは言え
コールボーイのフリして自宅へ乗り込む事までできる精神力があるのに
常日頃はそんなに強い感じしないんですよねぇ。
まぁ、ずっと強靭な精神力を発揮する人も
なかなか居ないでしょうけども。
むしろ、こんな感じが普通なのかもしれないですけどね^^

大宮サンもハネちゃんも、カッコカワイイキャラで
ラブラブな2人の幸せ感が漂う一冊でした。
大宮サンがものすごーくオトコマエな性格なので、
大宮サンを嫉妬に狂わせるほどのストーリーなんかを
読んでみたいな~とか思っちゃいましたw

2

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