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頑張れ!!頑張れヨネちゃん!!
素直で純真でぽややん、としたおでぶなヨネちゃんと彼を密かに想うクラスメートのアライくんの恋物語。
ヨネちゃんが日々を楽しんでいるのが表情から伝わってきて、とても爽やかな青春風景に仕上がっています。
おでぶちゃんで同級生たちから女子の代わりにおっぱいを揉まれまくりなんて一見不遇な状況を明るく捉えつつ、止めに入るアライくんの恋心に繋ぐ展開が巧いです。
野球部のキャプテンでカッコいいアライくんのおバカさんでムッツリな行動の数々に笑いました。
ヨネちゃんと話したい、みんなより近くにいたいという純粋な片想いが引き起こす『幽霊を成仏させるために(女子高生に仮装した)ヨネちゃんのおっぱいを揉ませる』という、かくもバカバカしくて素敵な作戦はとっておきのエピソードだと思います。
想いが通じあったふたりにきゅんきゅんしてる間に一瞬だけヨネちゃんの悲しい過去が描かれます。
これまで自分を飾らなかったヨネちゃんがアライくんに釣り合うようにダイエットを頑張るんですが、もう可愛くていじらしい!
でもゴリマッチョは方向が違うよ!
この内緒の行動がアライくんの焦りを誘い、スレ違いが勃発するんですが、ハラハラして泣きそうになりながらも、なんか笑ってしまうんです。
自分の育てたプチトマトを慈しんだり、大リーガーが食べてるからとアライくんにひまわりのたねをあげようとする場面など何気ないシーンがヨネちゃんの愛らしさとともに心に残ります。
こんな高校に一緒にいたかった~!!
包まれたかった優しさときらめきに満ちています。
【ほっぺにすりすり】
本編の後日談。
大人になっても、おつきあいが続いているふたりですがヨネちゃんが主導権を握っていて
笑えました。
天然なのか計算なのか、ヨネちゃんの言動は終始、アライくんを揺さぶっているようです。
痩せちゃったヨネちゃんに残念な気がしましたが、痩せた理由にまたきゅん死です。
【深い森】
表題作とうってかわった閉塞感に息がつまります。
育ててくれた祖母の死により叔父:律と再会した音大生:遥。
音楽教室の跡継ぎとして婚約者もいる遥は
厳格だった祖母からゲイであること理由に勘当されていた律から同居をもちかけられ困惑します。
遥は自分がゲイであることに罪悪感をもち、そうなったことに少なからず影響を及ぼした律を好きでいることがやりきれず、律から離れたいのに律は伝わりません。
幾度となく続く噛み合わない問答に表面上はいい子にふるまってうまくとりつくろってきた遥は内なる想いをこらえられず律に告白をします。
律に似た人をセフレに選んでまで律を求める遥と遥を可愛がってはいても、それは恋愛感情ではない律の動揺ぶりがじんわりと胸を締めつけます。
ふたりの温度差こそが絶妙なリアリティを生み出しています。
そして着地も賛否両論なのかな。
初読の時、私は律は来ないと思っていました。
今でも罪滅ぼしのような気持ちではないのかという考えが頭をよぎります。
名前のない関係を紡ぐふたりぼっちの世界はおとしどころがないのですが、遥の初めての自分の意思での選択にひとつかみのあたたかさが訪れることを祈ります。
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首が埋まるほどのおでぶちゃん(汗っかき)に叔父と甥。
地雷だらけな気もして読む人を選ぶかもしれません。
でも心に残る作品なので思いきって読んでいただけたらなぁ、と思います。
ヨネちゃんの歩くときの擬音は『ぽのぽの』ですww
帯に体重90kgとあったので、ぽっちゃり?と思いましたが…絵柄が可愛いためか見た目はちゃんとぽっちゃりで安心しました。
話の方は野球部の部長との恋愛話ですが、やはりぽっちゃりを意識した話作りになっており、その体型だからこその主人公の恋愛に対する悩みなどもあって非常に面白かったです。
ただ可愛い絵柄ではありますが、結構体のお肉がしっかりついることやすね毛があったり臭いがきつかったりと生々しい部分が多いと思いました。
ですがそれがあることで作品にリアリティが増し、ぽっちゃりには色々な悩みがどころあるということがよくわかりました。
色々言いましたが主人公が非常に可愛らしいので、読み進めていくうちに気にならなくなるとは思います。
表題作の後日談では社会人の二人が登場します。
高校生時代の話はほんわかしてますが、後日談は・・・幸せそうでなによりでした。
同時収録されている「深い森」は表題作と打って変わってシリアスです。表題作とのテンションの落差についていけない部分もありましたが、この作品も人の気持ちがよく描かれていて良い作品だと思います。
ですが、最後の終わり方がこの作品にとっては最良の終わり方だと思うのですが…もやもやが残り私には少し不完全燃焼気味でした。
出来ればこの2人の後日談も読みたかったです。
最近、新地開拓は極力制限!を心がけているわけですが
なに?!「90キロのぽちゃかわ」だと!!!?
別段、ぽっちゃり好きではないですが、たまに変わったテイストのものを見かけると
買ってしまう。
さすが東京漫画社さんというか、おいしくいただきましたww
どちらかといえば、初恋こじらせた後半戦のが好きだったりするわけですが。。。
「ほっぺにひまわり」
いえばオデブな受と、男前でスポーツマンな攻
攻のベタぼれ具合と、ぽっちゃりの癒しがあいまってかわいい作品でした。
けっきょくマグワイが朝チュンな上に
痩せちゃうとか・・・・わかってた、、、きっとそうくるだろうとは思ってた
だけに、ちょっぴり残念無念がぬぐいきれませんでした。
「深い森」
好みの問題もあるとは思うのです。
ほのぼのラブっこい感じを考慮すれば、雰囲気的には、前半のひまわりのほうがかわいいのですが、個人的には、こちらの構成というか、話のほうが好き。
せつなさの盛り上がりで思わず胸キューンでした。
初恋こじらせちゃってどーしよう。
体の関係を持つのは、いつも似た人ばかり。
気持ちをこらえるために、ほかの人と関係を持っている
このまま会わずにいたら・・・あわずにいたら・・・たのに・・
もどかしくて切ない。
最近のbLとかわりと血縁でも簡単にくっついちゃうので、
そこまで悩まんでもと思いつつ。
この悩みもどかしい感じが良かった(●´ω`人
いい子でいなくてもイイネンな一作。
この人の、別作品も読んでみたくなりました
あー私これ好きそうだと思ったら大当たり。
ぽっちゃり通り越してでっぷりで、しっかりすね毛もあって汗臭くて女子からはまず恋愛対象外決定なヨネちゃん。
でもこのハムスターのような愛くるしさをちゃんとわかっていた野球部部長のアライ君。
この二人のたどたどしいやりとりが可愛すぎて!
ヨネちゃんにおっぱいがあるから女子の代わりにされてるんじゃ?と不安になったり、強引なことして嫌われたと怯えて会うのを避けたり、初めての恋がみっちり詰まってるお話でした。
もう一本の「深い森」は真逆の重たく鬱々としたシリアスで、これもまたよかったな~。
【ほっぺにひまわり】
かなりポッチャリ男子。
しかし、男子校だとそんなヨネちゃんもあれこれ人気者。ぷにぷに、二の腕としっかりおっぱい。例え、汗かきだって男子には憧れの感触なんですよ~
さてアライ君。野球部の主将していて、そんな周りの男子とは、ちょっと違う。
何となく大人。
高校生くらいって何となく大人な同級生に、違和感と憧れの気持ちを抱きますよね。
だけど、アライ君はプラス押しのある分かりやすいアプローチ❤️
去り際に、しっかりおっぱいをギュっとか。
言葉でも可愛いとか。
ヨネちゃんが戸惑いながらも、アライ君の熱に押されちゃう。
アライ君が、すごいのは、かなりのポッチャリボディの中のヨネちゃんをちゃんと見ていて可愛くて仕方ないし好きで仕方ないところ。
そして、かなりムッツリスケベさんです❗
ヨネちゃんとアライ君が、ずっとお互いに好きで青春を過ごして行った事は、何か映画みたいな読後感。
ヨネちゃんの、成長した姿はアライ君と同じくびっくり。でも、中身に合った姿になったということでしょうか。
可愛いふたりに、ほんとに癒されるわ~
【深い森】
こちらは、シリアスな叔父甥の話。
うーん。ちゃんと読みきりましたが、個人的にマジな近親ものはダメみたいです。
似ている面影を付き合う人に重ねる遥。
ゲイの叔父律。
亡くなった律の母、遥の祖母が忌み嫌うのは、未来を想像したのでしょうか。
なかなか、心にズンと来る鈍い重さが印象的な話でした。
まあ、またほっぺにひまわりを読み返し、自己救出してしまうので大丈夫なんです。
ああ、大人LifeのアライヨネCPが読みたいぃ‼️