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2014年刊。
当時レビューを読んだ時には、あ、これは読む事はないだろな…とは思っていたんだけどね。
それなのに、このキョーレツすぎるタイトルとトンデモ臭がどーしても頭から離れず、遂に電子書籍にて購入したのだった。
改めて自分の目で読んでみたけれど、確かに一番ショッキングなのはタイトルそのもので、肝心の中身のほうは意外にも軽い、というかあっさり読めた。
あらすじの過激さとは裏腹にさほどエロエロではない気がする。
まぁ、逆にバトロワ並みに攻め受け関係ないヤロー共のモブ三昧を書かれたならば、それはそれで嫌すぎるかも知れないが(笑)
感想としては可もなく不可もなく。
突っ込み処満載で都合良すぎるだろ!!(-_-;)って状況が多々ある展開だが、まさかの偶然あり、意外な逆転劇あり、実はこのゲームには裏があるのよって主催者側の陰謀ありといった仕掛けも仕込まれている。
同じゲームの参加者の中にも、過去に慧をいじめていて拗れた片想いの成就?が叶わなかった大河内、レイプされても逆に相手をイカせるぜ!!って豪語して点数を稼いでいた西園寺と、要チェキモブも居たりする。
ちなみに自分は『登場人物が何らかの事情があって正体を隠している』って設定も大好きなのだが、何故渋谷が今回このゲームに真相や経緯のエピソードがすっ飛ばされている点は大方見当は付くとはいえ気になった。
とこれで、このゲーム自体が不当なものなのに獲得賞金の10億円って没収されずにネコババできるものだろうか(´・ω・`)?
1冊丸ごと表題作です。
彗の目線でストーリーは進んでいきます。
会話が多いので、さくさくと読めます。主人公・彗が犯されまくるイメージのある題名ですが、あちらこちらで強姦が行われるというだけで、彗がそう酷い目に合わないので受け入れやすかったです。
ゲーム参加者は13名。ここが微妙な所で、せっかく目次の前に、ルール説明と人物紹介を載せていて、ゲームさながらの様を呈しているのだから、13名全員の名前と簡単なプロフィールを列挙するくらいしても良いんじゃないかと思いました。作者様は作業にあたって設定されているでしょうし。
物語を読んだところでは、13名という少数な印象は受けなかったですし、全員が13名なら4名が組んで活動するというのも大仰な気がしますし、7日間という期間も長いと思いますので、40名くらいにして、上位10名だけラストのパーティに参加できるとかにした方が面白かったんじゃないかと思いました。
とはいえ、深く考えず、勢いに任せて軽く読むには楽しい作品だと思います。エロは無駄に入れられているのではありませんし、謎のぬいぐるみ達も登場して面白いですよ。
最初、タイトルを見たときはなんちゅう過激な!と思ったのですが。
うん。普通ですよ、内容のレベルは。
強姦?!複数?!と遠慮している方は安心して手にとってレジへGO!しても大丈夫です。
レジに持っていく勇気さえ出せば(笑)
逆に言えばバイオレンスを期待している方は、ガッカリするかもしれません。
父の病院をなんとかしたい、その一心で内容も詳しく知らずになんともまぁ胡散臭い内容のゲームに参加を決めた慧。
ゲームの内容は相手を『イかせたら勝ち』。
レイプでも逆レイプでも、最初にイった方が負けてしまうんですが。
初っぱなから襲われて大ピンチ!
そこに救世主登場?と思いきや助けてくれたのではなく、ソイツに奪われちゃいました。
と、軽く語っちゃうぐらい、内容は思いつめたものではありませんでした。
だって、嫌なのに感じちゃう、渋谷さんにだけは体が反応しちゃう、というご都合といったらご都合展開ですので。
しかも複数関係したりしないし。(慧は、ですが。渋谷はゲームを忠実にクリアしていってます)
守ってくれる存在ができて、その人だったら嫌悪感もなくて。
嫉妬して勘違いして、恋だと気づいて、最後はハッピーエンド。
なんだか現実でもないファンタジーでもない、エンターテイメントを楽しんだ気分でした。
「中身はタイトルほどディープ・インパクトじゃないから」ー好きな作家さん、絵師さんなのに、購入する勇気がどうしても出なかったわたしにこの本を貸してくれたありがたい腐友のお言葉です。
たしかに、タイトルと舞台装置は衝撃的でしたが、中身はエロもバイオレンスも、通常のBLの範疇に十分収まってます。というか、収まりすぎたからこそ、こちらの皆様のレビューでも「名前負け」扱いされているのでしょう。
タイトルをしばし忘れて、中身だけ見れば、ごく通常運転の鈴木作品だと思います。そこまで不出来なわけじゃない。幾度も未遂はあれど受けの慧は最終的に攻めの渋谷としか致してないところも、私としてはプラスに評価したい。最初に慧を犯した後、攻めの渋谷がいろんな相手とやっちゃうのも、ゲームの性格上やむを得ないかと。ただ、前半は特に慧があまりにも被害者体質でやられっ放しな上、攻めへの依存度が高すぎて、共感や同情にまでいたらない。私は鈴木作品では、受けが攻めとガンガンやり合う喧嘩ップルが好みなので、そこはやや物足りなかった。
攻めの渋谷は、見てくれはノーブルな王子様、ひとたび口を開けばお下劣この上ない、とてもギャップの激しいタイプ。潜入捜査官という立場にしては、レイプも躊躇なくこなしてたし、いくら賞金として手に入れたとはいえ、犯罪組織の金を持ったまま慧とクルーザーでトンズラって、あまりにもやばくないか?
主役のふたりにはいまいち萌え切れなかった代わり、とっても気になったのが敵役の大河内。中学時代に慧をひどくいじめた過去があり、慧がこのゲームに参加するよう仕向けた張本人でもある。当然慧にはひどく恨まれてるのだけど、大河内自身は好きな子に素直になれなくてわざと嫌われるようなまねばかりしでかしてしまう不器用男の典型に見えましたね。ゲームにかこつけて慧を手に入れる気満々でしたが、あっけなく渋谷に撃退されて果たせません。渋谷が慧に奉仕させるところを見せ付けられたうえ、あろうことか自分が渋谷に犯される始末。しかもイキやすくするために慧の手でしごいてもらいながら。(慧は全く自分に対する大河内の想いに気付いてませんが、渋谷には見抜かれていたもよう)まさに天国と地獄に挟み撃ちにされた状態で、もう喜んでいいのか、嘆くべきなのかもわかんないー個人的にはこの彼の惑乱ぶりこそ、一番の萌えポイントだったかもしれません。イラストの高崎さんも大河内はお気に入りキャラだそうで、冒頭のラフ画でもかなりの男前に描かれてましたよ。
そしてまた話はタイトルに戻るのですが、中身とのギャップはあれど、たった3文字でこれほど腐女子の皆様の耳目を集めてしまう吸引力には一定の評価をすべきではないでしょうか。「2014このタイトルがすごい」みたいな賞があれば、是非ともノミネートしたい1作だと思います。
さてさて、なんとも書店で手に持って買い求めるには気恥ずかしさが募るようなタイトル
「強姦島~あえぐ夜~」ですよ?それに追い討ちをかけるような帯付きですから
思わずレジに行くのを躊躇したくなりますよね。
そんな過激なタイトル&帯がついた本の内容はと申しますといわゆる普通です(笑)
雰囲気としてはもっと集団的な複数レイプ描写が多くあると思っていたのですが、
実際は1×1ですし、受けと攻め主役もはっきりしていて本の読みはじめに
ゲーム参加者の一部紹介があるのですが、あまり意味が無いのではと思いました。
受け主役になる慧は医大生で実家の病院が経営なんで倒産の危機に陥っていることを知り
尊敬する父親の為に手助けしたいと従兄弟に教えられたゲームに参加します。
孤島で開催されるゲームで優勝すれば10億円が賞金で記憶力が優れている慧は
どんなゲームでもなんとかなるかもと参加。
しかし待ち受けていたゲームは男が男を犯してポイントを稼ぐと言うおぞましいもので
具体的なゲーム内容を知らなかった慧は唖然としてしまう。
でも変に真面目で父親思いなのでしょうね、童貞処女で絶対無理だと思うのですが、
なんとか頑張らないとなんて考えているんです。
ちょっと天然が入っているのかも知れませんね。
そして攻めは自称教師の渋谷で島に上陸した途端に砂浜で慧を犯します。
慧は初めてなのに素質があるのでしょう、初めから喘いで射精してポイントを取られる。
渋谷に犯される前に高校時代の同級生で慧を苛めていた男が慧を襲おうとしますが
その前に渋谷に撃退されて、慧を渋谷が犯すのを順番待ちなのですが結局渋谷一人に
犯されてなんとか逃げ切る慧なのです。
バトルロワイヤルならぬ、エロ・ロワイヤルですが慧は渋谷とコンビを組んで
守ってもらいながら渋谷が他の参加者を犯すのを協力してゲーム終了後に渋谷に
賞金の分け前をもらうことで仲間になります。
エロ描写は主役二人以外はさほど描かれていないのでタイトルほど内容は過激じゃ無い
強姦島ですが、二人が始めて関係を持った時でさえ強姦と言うイメージでも無かった。
渋谷が他の参加者を犯す手伝いをしながら渋谷が誰かを抱くと胸がモヤモヤして
慧が渋谷に好意を持ち始め、さらに渋谷と慧には過去にある接点があり、そのことが
理由で渋谷が慧を守っていると知った慧が自身への好意ではないのかとがっかりし、
渋谷に恋していると自覚するような流れですね。
そしてラストはハッピーエンドですが、渋谷の本当の目的とゲームの本当の意味が
急展開で繰り広げられるのですが、もう少しこのタイトルなら痛みや苦しみが
強弱のポイントに欲しいかもと思いますね。