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表題作ソムサン~総務部三課~

篠宮(秘書)、夏端(ソムサン先輩)、アドリー(アラブ)、他
逢坂環、燐堂圭、黒木浩

あらすじ

総務部三課は社員を身体で癒す秘密の部署である。統括の環は自らの身体を差し出し、どんな相手でも受け入れる。
複数、射精管理、拘束、空イキ…要求される様々なプレイに身体は淫らに濡れ、快楽の嬌声をあげる。
だが環には昔から一途に想いを寄せている人物――初めての相手・篠宮がいて…?
最上級の恋愛とエロティックなプレイが、この一冊にギュッと凝縮!
その他、ソムサンメンバーである浩の甘い恋や夏端と圭の少し歪な恋、描き下ろし漫画も必見!!

作品情報

作品名
ソムサン~総務部三課~
著者
西野花 
イラスト
佳門サエコ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784799714881
3.5

(32)

(4)

萌々

(16)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
12
得点
111
評価数
32
平均
3.5 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数12

あらすじに怯まず読んで!

読む前はきっとエロエロでお話なんてオマケ程度なんでしょ?となめてました。

いやー、萌えました。それぞれのカップルに。

スパダリアドリーと浩が最初に萌えました。
一晩で恋に落ちて。
浩の自身の過小評価をアドリーが愛される自信をつけて変わっていくのも、お仕置きエッチも!
自分を責める浩の目を覚まさせましたね。無事に恋人としてお付き合いも続行ということで。

そして夏端と圭も萌えた~。圭を口説き続け弱った所に全力でつけこむ!
臆病な圭も夏端の大きな愛に陥落ですね。お互いソムサンの仕事がありますがそれを含めても欲しい相手なんですね。

そしてそして篠宮と環。環はずっと篠宮を好きだったのですね。それは一方通行だと思っていたら…。
篠宮の情熱的なところが良かったです。また想いが通じあったエッチも仕事じゃなく特別なもので。

しかしソムサンの為に環を養子にするなんて父もなんて人だろう。
環の必要とされたい欲求が悲しいです。
身体で癒す、セックスで解決ってのがとんでもないと思ったけど爽快感がありました。

まさかあらすじを読んだ時にこんなにも萌えて満足感があるお話だとは思いませんでした。読んで良かったです。

0

特命SEX・ソムサン

電子分冊前編のみ30%OFF 12月13日まで

特命○長みたいな謎の部署、おまけに業務内容は社内専門の風俗・ソムサン
というぶっ飛んだ設定が気になって購入

佳門さんのちょっと気の弱そうな受けの表紙から想像したのとは全く違う話でした
(ちなみに想像したのは、不況の中なぜか大企業への就職が決まった初心なノンケの新入社員受けが…みたいな話かと思ったんですがw)
SEXにサバけている有能なクールビューティーがソムサンのTOPで主人公、相手は40歳くらいの秘書で年の差CP
この仕事にプライドを持つ主人公の努力(男の股の力と書く)で、男たちと和解していく熱い展開は、(字義通り)他人に体でぶつかるスポーツSEX魂BLでした
萌えはしないけど面白いです

他サブCPは
・アラブ×ネガティブで男運悪い
・ソムサン同士のカップル:抱く専門×今どきの若者

0

西野作品では一番好きかも

西野作品で挿絵が佳門さんでこのタイトルときて、誰がエロじゃないと思うのでしょう(苦笑
この作品、主にb-boyキチクの連載作からなっておりますので、一編一編は短いもののきっちりエロとラブをぶち込んでらして天晴れです。
もしかしたら既読の西野作品では、一番わたしは好きかもしれません。

篠宮×逢坂、夏端×燐堂、アドリー×黒木という三カップルを中心に、そこへモブ的な社員なども絡むのでもうエロの祭典でした。

ただメインは総務三課の統括、逢坂です。
体を投げ出す男らしい仕事っぷりと、好きな人をずっと想ったりしている可愛い部分が対照的で好感度高いですね。
カップル的な好みは断然、アラブ富豪×新米課員の黒木たちなのですが(このカプだけ丸々でも良いくらい好きなタイプ)、この一冊をただの短編を寄せ集めましたという具合にさせないのは、逢坂のキャラ立ちのおかげだと思います。

総務三課は疲れた社員の心と体を癒す部所なので、その疲れた社員という名のモブも出てきますし3Pもあるしお道具はあるしと本当によくもこれだけ!西野さんお疲れ様です(涙)というくらいの濃さですが、それでもどこか清々しいのはさすがの西野作品ですね。

2

飽きずに楽しめた短編集

西野さんのはたまにエロエロで単調すぎて萎えることがあるんですが、今回はなかなかよかったですね。

設定はあらすじ通り。カラダで社員を癒やす架空の部署、総務三課のメンバーたちは、普段は別名で普通の社員として仕事をしているが、功績を挙げた社員や仕事に悩む社員をカラダで特別に癒やして会社全体の業績をあげている、という設定。

最初からトンでも設定なのでそういう意識で楽しめました。基本は統括の環を軸にしていますが、各話オムニバス形式でショートがたくさんつまった短編集です。

忠実な秘書、篠宮との秘めた恋が成就するまでを基軸のストーリーに据えながら、淫乱な環と社員との情事や、ソムサンメンバー同士の恋などを織り交ぜていて、飽きずに楽しめました。

なかなか本意をあらわさない、奥手な環と意地っ張り篠宮の焦らしプレイが効いています。

意外とショートがいいのかもしれませんね。西野作品。


2

いつもと違う雰囲気

西野さんの小説は多く読んでますが、これは普段と違うなぁという感じ。
もちろんエロのために書かれたエロによるエロ重視の設定という点では間違いなく西野さんの作品ですが!

どこが違うのかと考えると当然ながら一話完結の連載でオムニバス形式だということでしょうか。設定やストーリーは他のレビューで書いて下さってますので割愛しますが、一話ごとにストーリーの起承転結が盛り込まれており、複数のカップルが読めてお得といえばそうなのですが、その分一話の流れが薄いように感じられました。

この作者さんのお話で一冊まるまるのストーリーだと、ぶっとんだ設定をまず置いておけば、あとはそこからどんどんエスカレートしていくという流れでけっこうエロだけ読みたいなーって時は楽しめたのですが、今回は短編集という感じでちょっと消化不良でした。
設定やら表紙やらタイトルがやたら目を惹いたのでそのヘンが惜しい感じがしました。
でも面白い設定なのでこういうのをいずれまた、今度は一冊でやってほしいという感想です。

2

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