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表題作nez[ネ] Smell and Memory

鷹目兆,元公安で潔癖症かつ神経質なCAS所員,34
燕千里,女好きで異常な程嗅覚が鋭いCAS所員,34

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

燕 千里。勘がよくて、お調子者で女の子が大好き。
特異体質の持ち主で、その嗅覚は動物レベル。
鷹目兆。高身長、高学歴、高収入だけれど、他者に対する気遣い能力は幼児並みの低レベル。
潔癖性のインケン眼鏡野郎。
ふたりは相性診断会社CASでコンビを組んで働いている。相性は最悪!のはずなのに、身体の相性は最高だった。友達でもないけど恋人でもない。でも、ただの同僚というには、千里も鷹目も互いに抱いている割り切れない感情を意識しつつあった。そんなとき千里にある異変が起きて!?

作品情報

作品名
nez[ネ] Smell and Memory
著者
榎田尤利 
イラスト
湖水きよ 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
nez [ネ]
発売日
ISBN
9784813012870
4.5

(159)

(109)

萌々

(34)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
710
評価数
159
平均
4.5 / 5
神率
68.6%

レビュー投稿数16

たまらん展開です

待ちに待ったnez(ネ)の続編です!
本当に待ち過ぎて前2作品を何度読み返したことか・・・

今作、とにかく千里が健気で可愛かったです。
千里の過去に関係する「モズの森学園」ですが、今作の一番重要な要素となっています。
記憶が曖昧ながらも不吉なシーンや洗脳教育と思しき場面が散りばめられ、千里は悪夢にうなされる様に。
そして何とあの超嗅覚にまで異常が及んでいくため、物語は一気に不穏な空気をまとい始めます。
また前作で登場した情報屋のゲロニャンが再登場するのですが、彼と鷹目との関係でやきもきしてたり、千里の心情を思うと切なくなります(;;)

そして精神的に不安定になってしまう千里に対して、鷹目の優しいことといったら!
二人とも口先だけは相変わらず反目し合ってるのですが、お互いにどうしようもないくらい大切な存在になっているんですね。
千里は鷹目が居るだけで不安が和らぐんですよ。
もう後半のベッドシーンは本当に萌えとしか言いようがないですw
今回は今までに無かったピロートークが含まれてて、鷹目と千里のイチャぷりが駄々漏れします!w
鷹目は件の学園と謎の人物の脅威から千里を守ることを決心するんですが、その時のモノローグがイケメン過ぎてヤバイです。

さて、彼らの働くCASの新しいお客さんですが、解決したかと思いきや最後の最後で次回まで持ち越しになることが判明!
この展開にはちょっとビックリしました。

また次回作を待つのが辛いですが、このnezという作品は巻を追うごとに内容も複雑になり、面白く、何より鷹目と千里の関係も更に進んでいくと思うので楽しみにしてます。

13

やっとラブラブ?な3巻!!

甘くないのに甘い二人です。
おっぱい大好きチリちゃんと潔癖でゲイな鷹目

チリを猫っかわいがりするレイに対して知らず知らずヤキモチやく鷹目とニャン(情報屋でゲイ)と鷹目の間を勘違いして怒るチリ。

鷹目とのエッチを伏せて相談までしちゃう。


性格は好きになれないのに身体をほぐされて気持ちが迷走じれったい〜〜
チリの過去もミステリアスに絡んで不吉な予感しないんですがもうそれがドキドキ
いつくる??!今かっ?!

次巻だーっ


毎度、CASにくる依頼はそんな手の込んだお話じゃないのにキャラが動きまわって楽しいです。
パンドラボックスのママに幸せがきてほしい〜〜。

ラストは鼻のきかなくなったチリに盛った鷹目がチリが自分の匂いだけじゃなくて自分に欲情してる気づいてお互いヒートアップ〜ひゃ〜
翌朝の二人のイチャコラが鷹目ファンを増やしたはず、、、。
まじ、2人の決定的な言葉はついてないのに自然とカップルっぽくお布団でイチャコラです。
鷹目、、やればできるやーーん

5

かなり

出るのを楽しみにしていました。1年の内、本当に楽しみにして出るのを待っている本て、一冊あるかないかで(まあまあ読んでみたいかなっていう感じのはもっとあるのですが)何か月も指折り数えて待っていた新刊です。
やはりBLを読むからにはエロスで満足したいというのはあるのですが、この作品は少なめです。それでも読後に満足感を得られるのが榎田先生の作品の魅力だと思います。
一番の萌どころは、やはり鼻の利かなくなった千里がタカメになぜ抱かれるのか?というところです。

4

にやにやが止まらないシリーズ3

電子にて。シリーズ3冊目。
鷹目に甘える千里と、千里の事を可愛い愛しいと思う気持ちに戸惑う鷹目。
そんな二人が可愛くてこっちはニヤニヤが止まりません(///ω///)!

最後のエチシーン、お互いの愛を感じられてすんごく良かったです。
事後のイチャイチャ、ごちそうさまでした!
匂いとか関係なくお互いを求めて、やっとそれが何か気付いたかな。
でも千里を取り巻く空気は怪しくなるばかり。
絶対鷹目が守ってくれると思うけど、コトの顛末がどうなるのか気になるよー(・∀・;)!

4

えー、まじですか、ここで終わりですか!!

シリーズ3作目。てっきりここで完結と勘違いしていた私。奥付が出た瞬間、”なに~!!続くなんて聞いてないよ、続巻続巻っ!”となりました。

このシリーズ、面白くてツボで大好きです。続きが気になって眠れないので、続巻買ってから読みたい。

今作は、相変わらずメロメロエッチがあるものの、二人の意識が変わってきます。どうしても逆らえないくらい、官能的な香りでお互い致してしまう、そのことに加えて、仕事上の信頼関係が深まるにつれ、人間として向き合うようになっていく。相変わらずのケンカップルっぷりの根底で、強い絆が結ばれていく感じがたまりません。

前作の不穏な動きから、今作は千里を脅かす闇の手がだんだんと迫ってきます。
依頼相手の関係者だけどあやしい人物、そして千里の生い立ちにかかわる封印された学園の謎、千里の臭覚の変化などサスペンス色が強くなっています。

そして何かが起こりそうなところで、いきなり終わってしまう!

この作品の良さは、ひとえに鷹目の魅力にあると思います。理路整然、潔癖症、他人の気持ちを慮らず思ったことを言ってしまう、表裏のないといえば聞こえは良いが、ちょっと自己中で、だけど優秀な調査員。銀縁眼鏡ですましているけど、脱いだらすごい細マッチョ。Hがうまくて、でも節操はあって、優しい。こんな人が自分にだけ優しかったら、惚れちゃうよね。
キャラの作り方がさすがです。

全然反対のタイプ、むしろ苦手なタイプの人間なのに惹かれてしまう。この作品では匂いという動物的な部分から入っていますが、仕事上のパートナーとしてお互いを認めるようになるのがいい。だけど、プライベートでも人間として惹かれる、というプロセスは描かれないので、そこは物足りない。

匂いから入るだけ合って、Hはすごくエロいです。

2

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